450 :名無しさん@秘密の花園[sage] 投稿日:2012/11/10(土) 06:47:40.06 ID:DDDJyQt/ [1/8]
哩姫。8レス。佐賀弁分からんとです。微妙ながら本番描写あり。
451 :SmileS 1/8[sage] 投稿日:2012/11/10(土) 06:48:57.86 ID:DDDJyQt/ [2/8]
4月も終盤、そろそろGWに入ろうという頃。
新入生が環境の変化に対する緊張と興奮から冷め、すっかり中学校生活に馴染んできた中。
私のルームメイトである鶴田姫子は、ひとり気を吐いていた。
上級生との対戦にも果敢に挑戦し、弱点や反省点を検討し、部活が終わり解散となったその後も部室に残って清掃に励んでいたのである。
その若々しい向上心には先生のみならず私も眩しさに目を細めるばかりであった。
若々しい、というと私も相当年をとったように感じるが、思えば私があのように励んでいたのもわずか一年前のことだ。
それで共感を覚えるのも当然のことで、私もなにか手伝えることはないものかと尋ねたのだが、鶴田はなにやら慌ててそれを拒否してしまう。
なんだかんだと手伝うことも出来ず、一週間。
寮に帰ってもなにやらモヤモヤした気持ちが止まらず、なにも手につかないまま、ふとため息をつく。
そう、振り返ると最近鶴田のことばかり考えている。
先日など夢にまで出てきた。
あの輝かしい可愛らしい顔で、私を見つめて微笑んで。
軽やかに短いスカートを翻し、ターンをした。
「先輩!」とあの鈴を鳴らすかのような声で呼びかけていた。
全ては日常で繰り返される当たり前の日々のワンカット。
しかしそのチョイスはすべてが鶴田ばかりであった。
何故こんなにも彼女の事ばかり頭に浮かぶのか。
朝目覚めて顔から火が出そうになって掌で顔を覆いながら自問した。
そしておもむろに二段ベッドのはしごを登る。
二段ベッドの上で布団にくるまっているであろう少女に、私はなにを懸想しているのか?
顔を見れば分かると思った。
直感だ。
こと麻雀に関してはこの直感は外したことはない。
それ以外については外したことのほうが多いが、そんなことはどうでも良かった。
登り終えてベッドの中を見ると、鶴田は可愛い顔で寝息を立てていた。
(よかった)
そう思った。
満足した私ははしごを降り、再び床についた。
まだ二時である。朝にはまだ早かったからだ。
そして今。起床した。
振り返ってみると、はて、何が「よかった」のだろうか?
あの時私は間違いなく安堵していた。
なんとも言えない満足感と幸福感に包まれて床につけた。
あのように気持ちのよい睡眠を取れたのはいつ以来か分からない。
なにも考えずにすやすやと、無邪気に眠ることが出来た。
たいそう幸せな夢を見た気がするが詳細は思い出せない。
論理的に帰納法で考えるに、私が熟睡できたのは鶴田のおかげであろう。
詳細に付け加えるのであれば、鶴田の寝顔を見ることが出来たおかげだ。
それが何故幸福感につながるのか、いくら首をひねってみても分からなかった。
■
「先輩!」
突然呼びかけられてハッとした。
目の前には鶴田の笑顔があった。
いや、実際には鶴田は私がぼーっとしているベッドからはそこそこ離れていたのだが。
「わたし、先に行ってますね」
そう言って鶴田はカバンを肩にかけ、ドアノブに手をかけた。
彼女とはルームメイトになってからずっと一緒に登校することなど無かった。
そのことに今まで特になんの感情も抱かなかったのだが、今朝は違った。
なんとなく彼女と一緒に登校したくなった。それも無性に。
一緒に朝の空気を味わいたかった。いや、常に同じ部屋の空気を吸ってはいるのだが。
だから私は自分もすぐに準備する旨を伝えた。
特に化粧をするわけでもない上に髪などとかす気にもならなかったので支度はすぐに整った。
■
朝の光が清々しく身を包む。
そして太陽よりも眩しく、鶴田がカバンを両手に持って私の周りをくるくると廻る。
そうして今日は一緒に登校できてすごく嬉しいと、そう鶴田は言ってくれた。
たぶんその時わたしはすごく醜悪な顔をしたと思う。
自分でも顔の筋肉が異様に引きつるのを感じたからだ。
とくに頬のあたりの筋肉がぴくぴくと、まるで口裂け女のように耳まで口が裂けたんじゃないかと思うくらい激しく動いた。
その私の顔を見せてしまって、鶴田にはひどく失望させてしまったと思ったのだが、彼女は可愛らしい顔をさらに輝かせて微笑んだ。
私も嬉しくなった。 すごく嬉しかった。
嬉しくなったその気持を表現する言葉が見つからなくて、とりあえず口から出たのは
「ありがとう」
という、なんとも意味不明な一言だった。
鶴田はそんな私の訳の分からない一言にひどく狼狽した様子で、左右をキョロキョロしたかと思うとやおらハンカチを取り出した。
そして鼻と口を抑えたかと思うと、滂沱と、ほんとにダラダラと涙を流した。
私は慌てた。
なにをしてしまったのか。
鶴田に私はなにをとんでもないことをしてしまったのか。
全く分からないのでもうとにかくごめん、ごめんと意味もなく連呼した。
彼女はそんな私にひたすら「違います、違うんです」と釈明した。
しかし涙はなかなか止まらない。
とにかくこの状況は私が悪いに決まっている。
そして鎮め方を私は知らなかった。
混乱した。
どうしたら良いのか皆目見当がつかなかった。
だから、もうとにかく鶴田の身体を抱きしめた。
なんでそんなことをしたのか分からない。
でもそれが一番の方法だと思ったから。
否。
単に私が一番したかったことなのだ、コレは。
きっと。
その証拠に鶴田の体温と身体の感触で、私の全細胞が喜びを発している。
脳も心臓も皮膚もすべてが歓喜の声をあげていた。
年末テレビから流れる大合唱、それを歓喜の歌というらしい。
私はその大合唱を見て、そのネーミングに今までピンとも来なかったが、今なら理解できる。
体中が発するこれが、これこそが歓喜の歌なのだ。
■
どれほどの間、身勝手な抱擁をしていたのか分からない。
鶴田にとってはひどく迷惑な時間であったことだろう。
彼女にはこれからの人生があり、好きな男性などもきっといる。
逆にこれだけ可愛いのだから、そりゃ鶴田を好きな男性など沢山いるだろう。
それなのに私のような女に、こんな白昼堂々同性に抱きつくような変態に抱きつかれて嬉しいはずもない。
そんなことをつらつら考えながら、どちらからとでもなく一歩身を引いた。
私の両手は鶴田の両肩にあった。
彼女の両手は胸の前に置かれていて、まだハンカチを握っていた。
もうくしゃくしゃになっている。
あの、と私は力ない声を出していた。
だが、鶴田は私の手を振り切り、「ごめんなさい!」と一言いい、踵を返して校門の中に入っていった。
あとに取り残されたのは私一人。
そうか、と一人合点がいったバカがそこに居た。
「そうか、私は鶴田姫子が好きだったんだ」
一週間ほど前から抱いていたこのなんとも言えない感情は、愛だったのだ。
女が女を好きになる。
そんな異常事態から逃げ続け、いざ直面した時に暴走し、このザマだ。
もう取り返しはつかない。
絶望で私の目の前は真っ暗になった。
衝動的に死を選びそうになった。
だけどそんなことで自殺するのは馬鹿じゃないのかと身体のどこかで誰かが呟いていた。
他でもなく私の本心なのだろうが。
そう、好きだの愛だの言っても、それを確認できたとしても私にとってはその程度のことなのだ。
笑った。
もう何がなんだか分からず、もうただひたすらに笑った。
涙が一滴二滴。いや、どんどんと流れ続けた。
そして目の前で校門が締まり、わたしは中学校生活初めての遅刻をした。
■
私一人が絶望した所で世界は変わるはずもなく、学校での一日が始まり、そして終わった。
心のなかは虚無が吹きすさび、おそらくは友人たちと会話もしていたのだろうがなにも覚えてはいない。
人は反射のみで日常生活を送ることが出来るのだと、私は妙に自分に感心した。
そう、だから。
私は麻雀部室にすら辿り着いていた。
鶴田が居るであろう、この場所に居た。
そればかりか何ゲームかしてようやく我に返った。
(後日、点数表を確認してみたところ、普段と全く変わらなかった。やや精彩に欠いた感もあるがまぁ誤差だろう)
そうして私はそれまで背負ったままだったカバンを下ろして、部室を見渡した。
鶴田は…普通に麻雀を打っていた。
私のロクに知らない部員と談笑していた。
それに対して何やら無責任で自分勝手な怒りを覚え、そんな自分に嫌悪した。
ろくでもない。
ため息を漏らし、その日は部を早々に切り上げた。
部長がどうしたんだと声をかけたが、すみませんと一言言って寮に向かった。
その時はもう、麻雀をするような気分ではなかったからだ。
夕日を校舎が照らし、カラスが鳴き、生徒がまばらに帰路につく。
あぁなんで雨でも降ってないのか、などと呟きながらボソボソと歩く。
鶴田はもう私のことなんて忘れただろう。私ももう鶴田の顔を見ることは苦痛でしかない。
今朝は彼女の顔を見るだけで幸せに包まれていたのに、本当に勝手なものだ。
明日、寮長に言ってムリにでも部屋を変えさせてもらおう、そうしよう。
次々と身勝手な考えが浮かぶのは何故なのか。
どうやら私も相当ダメになっているらしい。
思春期とは実に面倒な時期なのだと、小説やドラマなどで語られていた事実を再確認した。
まぁたぶん一週間も顔を合わせなければ、今まで通りに鶴田と会話もできるだろう。
思い返すと鶴田とまともな会話などした覚えもないが。
部屋についた私はベッドに身を預け、ゴロゴロと転がり目を瞑る。
当然眠くなどならないし、睡魔など襲いかかる様子もない。
でも今は何もかも忘れるために寝たかった。
なるほど、こんな時に大人はアルコールなどを使うのか。
妙に納得したが、一向に睡魔は来てくれやしない。
ため息をひとつつき、ならば誰かに愚痴でも漏らすかと携帯を取り出そうとカバンに手を伸ばす。
無い。
携帯がないのではない。
携帯を取り付けたカバンそのものがない。
うっかりにもホドがあるだろう。なにを考えているのだ。
なにも考えてないからこんなミスをするに決まっている。
なにも考えてないから鶴田と顔も合わせることが出来なくなってしまったのだ。
つまりは私の不注意。
それを象徴した物事がこの不始末だ。
ベッドから飛び起きた私は何事か叫んでいただろう。前後不覚なのでなにも分からない。
もしかしたらカバンがないという事自体、私が既に眠っていて、その夢のなかの出来事なのかもしれない。
それくらいふわふわとした、現実感のない空間の中を私は走っていた。
既に日が落ち、真っ暗になった道をひたすら走る。
行き先はひとつ。
麻雀部室だ。
■
部室は…明かりが消えていた。
鶴田が毎日残って清掃しているはずだが、その時間すら既に過ぎていたのか。
夢中になって駆けていたので気が付かなかったが、途中通り過ぎた人々の中に鶴田が居たのか?
そう思って職員室前にかけてあるであろう部室の鍵を探しに行ったが、そこにカギはなかった。
幸い宿直の先生が居たのでスペアキーを譲ってもらい、部室に戻った。
私はどうやら信頼があるらしく、職員室前にカギを置いておくだけでいいから、と言っていただけた。
このような自分を信用してくれる先生が非常にありがたく、深々と礼をしたのだがそれはともかく。
部室の扉に手をかけてある異変に気づいた。
カギなど最初からかかっていなかったのだ。
ならば鶴田がカギを掛け忘れたのか。
鍵をかけ忘れ、そのまま職員室にも架けずに帰るとは鶴田もとんだおっちょこちょいだな。
などと自分を棚に上げてガラリと戸を引いて中に入る。
その刹那。
「もういっちゃうううううううううううううううう! 先輩! せんぱぁぁぁぁい! だいすき! だいすきぃぃぃぃぃ!」
嬌声が部室に木霊した。
声の主は確かめるまでもない。
「鶴田?!」
私はすぐさま部室の扉を閉めて締めた。
それはたぶんおそらくは鶴田の声をコレ以上廊下に響かせない為に取る、最善の手段だったのだろう。
最悪なのは私が部室の中に居たまま、ということであるが。
「せ、先輩?! や、やだ!?」
月明かりに照らされた鶴田の身体が、私の目に飛び込んだ。
鶴田は雀卓の椅子に座っていた。
可愛らしい口元から涎が垂れ、涙が何度も流れた跡が顔を彩っている。
制服も半分以上はだけ、乳房も片方露出し痛々しいほどに乳首が立っていた。
スカートもたくし上げられ局所が露わになり、そこから滴が垂れ、椅子を濡らしていた。
手には何やら写真のようなものが握られている。
おそらくは、私の顔でも写っているのであろう。
確信があった。
羞恥心で、なのかそれともまた他の理由でなのか鶴田の顔は真っ赤だ。
私の闖入にひどく慌てた様子で、しかし慌てているがゆえに椅子の上でてんてこ舞いするばかり。
乱れた制服のせいか、深く身体を椅子に預けていたせいか、椅子から転げ落ちることも立ち上がることも出来ずに居た。
他人が慌てていると、どうやら私は冷静になれるらしい。パニックの伝染、などという事態は起こらなかった。
鶴田に気付かれないように深呼吸をして気を落ち着かせる。
今度こそは間違えない。
いや、もう踏み違えているのかもしれないが、後悔はしない。自分にそう言い聞かせた。
「せ、先輩! なんで!? どうしてここに?!」
「部室に残って後片付けをしてるのかと思ったら、こんなことをしとっと?」
質問に質問で返した。
鶴田はなおも取り乱した。今朝見せたように口を両手で塞いで目をうるうるとさせる。
「先輩が同じ部屋だから! だからここしか…こうするしかなかったんです!」
「だから部室でオナニーばしよっと?」
わたしは一歩二歩と近づく。
鶴田は怒られている子供のように身をすくめて、だけども私を見つめる視線を伏せなかった。
「だって! だって、わたし! 先輩に変な子だって、いやらしい子だって思われたくなかったから!」
嗚呼、と説明にもなってない言い訳を聞いて妙に納得した。
だから鶴田はあんなにも可愛く見えたのだ。
だから私は鶴田に目を惹かれてしまったのだ。
だが、まだ万が一。
私の大きな勘違いである可能性が残されている。
だから私はそれがどれだけ底意地の悪く、意地悪な質問であろうと、確認した。
「なんで?」
鶴田はひどく哀れに泣きじゃくった。
私は酷い人間だ。
今朝鶴田にあんな酷いことをして、それでまた鶴田をこんなにも苦しめている。
鶴田は口の中で何度も躊躇して、そしてついに観念した。
「せ、先輩のことが好きだからです!」
今朝感じた以上の歓喜が全身を駆け巡る。
しかしそれまでジリジリと近づいていた私は、衝動をじりじりと我慢しながら更に一歩、歩を進めた。
俯いて涙をポロポロとこぼす鶴田に、私はそっと囁いた。
「偶然やね。 私も鶴田のことが好いと」
鶴田が顔を上げた。信じられないといった表情だ。
もう、そこで理性の鎖は壊れてしまった。
鶴田の顎に右手を回し、くいっと上げる。
そのまま一歩、右脚を進める。
左手は椅子の肘掛けに、身体をさらに傾ける。
唇に柔らかな感触が伝わる。
そのまま強引に舌を鶴田の口の中に忍び込ませる。
目を見開き、事態を飲み込めない鶴田を尻目に、私は彼女に重心を徐々に傾けた。
「うふぅぁああ…」
重ねた唇から鶴田の可愛らしい声が漏れる。その漏れ出た声すら塞ぎ込み私の思いを舌とともに鶴田の口の中に放り込む。
鶴田の舌もまた私を絡めとり、私も鶴田以外の要素を体と心から排除することに成功した。
私はそのまま右手を鶴田の可愛らしい乳房へ回し、やや乱暴に力を入れた。
鶴田の身体がビクンと跳ねるも、彼女は両腕を私の背中に回し密着を更に高めようとする。
私もそれを受け入れ、更に左手を鶴田の足の付根に這わせた。
身体が跳ね、そして鶴田の身体が硬直する。
その緊張を口の中から、そして胸から脚から、ゆるゆるりと解すように撫で回す。
鶴田は可愛らしい口を広げ、私の唇を口ごと吸おうと迫る。
私はそれ以上に口を広げ、そんな鶴田の企みを飲み込んで唇をついばむようにキスを続ける。
もう私の唾液なのか鶴田の唾液なのか、まったくもって判然としない。
それはもう私が鶴田と同化してしまったと思うが程に。
そして私は最終段階とばかりに、太腿を這わせていた左手を付け根へと走らせた。
鶴田が一気に顔を離し、恐怖と期待が入り混じった表情で私を見つめる。
「大丈夫…」
根拠のない説得をして首筋に舌を這わし、侵入を拒もうと左腕を掴む鶴田の妨害を強引に力で押さえ込む。
初めて触ったそこは、ぐっしょりと濡れており、抵抗する鶴田の腕とは逆に私の指を容易に誘い込んだ。
大きく目を見開いた鶴田が下と、そして私の顔を凝視する。
「いつもわたしば使ってオナニーしとっと?」
「やけん…! やけん、実際に触れられっと! ふああぁぁっ?!」
鶴田の身体がここまで人の体はしなるものかと思うほどに、弓なりに反る。
侵入した指二本が中を蹂躙する毎に鶴田の身体がビビクンっと跳ね、その度に潤滑油の量が増し、指はさらに奥へと誘われる。
「先輩っ!せんぱいっ!わたし、わたし、もっ、も、もう!もう…い、いやぁ!」
「イヤ?」
「いやじゃないです! いく!いく!いく!いっちゃううううううううううううぅぅぅぅぅ! あああああぁぁぁぁああああ!!!!!」
鶴田の顔が紅潮の度合いを高め、声はドンドン高く、大きくなっていく。
「せんぱい! せんぱぁいっ!! だいしゅきぃぃぃぃぃぃぃぃぃっっ!!!」
ビビクンッッ!!
極限まで反り返った鶴田の身体は大きく痙攣したかと思うと次の瞬間すべての力から開放されてぐったりと椅子にもたれかかった。
ひゅーひゅーともはや声にもならない音を漏らしながら鶴田は絶頂を越えた。
涙と唾液と汗で濡れまくった鶴田の赤く染まった顔をせめて少しでも冷まそうと舌でチロチロと舐め回す。
それが唇の端にたどり着いた時、鶴田もまた舌を重ねあわせた。
私達はそして。 そのままずっと、ずっとキスをした。
■
翌日。
私たちはあくびを噛み潰しながら、手を繋いで登校した。
無論前夜は寮で声を殺しながら、でも殺しきれずに鶴田が喘いだりして、何度も愛しあった。
一睡も出来なかったのは鶴田が可愛かったのもあるが、これが夢ではないかと私が不安に思ったからだ。
しかし腕の中で暖かく熱を放つ鶴田はどう疑った所で現実そのもので、私は安堵しながらもその都度眠気のあまり意識を飛ばしそうになった。
「今度はせめさせてくださいね、先輩」
そう私の顔を覗き込みながらなんとなく顔をふくらませながら喋る鶴田はとても可愛くて愛おしくて、思わずキスしてしまいそうになる。
さすがに公衆の面前でそれはまずかろうと、なんとか自制するが。
そんな私の心の中を察してか知らずか、鶴田は私の前に回りこむ。
「先輩、もう私達…なんですから、だから名前で呼んでくれませんか?」
「なら先輩言うのやめてくれんもんか」
「え!」
鶴田は顔を真っ赤にした。
わたしも顔を真っ赤にして続けた。
「…姫子」
姫子は私の見たところ、とても嬉しそうに、こう返した。
「二人っきりの時だけですよ? 哩さん!」
了
最終更新:2012年12月26日 10:00