妄想中の保坂先輩はこちらの様子にはおかまいなしでさらに話し続ける。
「それに、シャツの前が胸からウエストまで全開というのは実にいい。
白くぬめった肌の様子が目で良く解るし、こうして……乳房の下膨らみを撫でてから……こうしてへそのくぼみの
まわりの腹をゆっくりと触っていくと……良く鍛えられた抜群のプロポーションであることが手の平の
感触から伝わってくる。 いくら触っていても飽きない。匂う乳房の舌の舐め心地も良い。
さすがだ……というか……そうだな……
普段これをしまっておくのはもったいなくないか?スカートを脱ぐのは公序良俗違反だが
教室ではシャツの前を開けておくのが良いだろう。是非そうすべきだ。
そうすれば俺とおそろいの恰好だしな。我ながらナイスアイディアじゃないか。あっはっはっはっはっ!」
―――― え?あ……、もう……駄目……。
一度震えかけた身体をなんとか持ち直しながらわたしは最後の時が近いのを感じていた。
保坂先輩の話にはこちらの脳を焼いてくるような不思議な効果がある。お揃い?わたしが?
教室で先輩と同じようにブラウスの前を全開にして下着の付けてない裸の胸を剥き出しにして?
匂いのする?
その先輩は今はわたしの胸の間に器用に顔を埋めるようにして、わたしの匂いを嗅ぎながら、
わたしの胸の肌の柔らかさを顔や舌で感触を確かめるようにして味わっている。
でも 、この人は……保坂先輩は、方向は全然間違っているけれど気持ちだけはたぶん真剣だ。
もしかしたらこの人は……恰好良いのかもしれない。
こんな保坂先輩に……逝かされるならわたしは……
そう思いながらわたしは最後のお願いをした。もはやあまり意味のないことだけれども
女の子としてはとても大切なお願いだ。
「出すぞ!みなみ!
さすがだ、素晴らしい身体だ!南 春香!
これでこそ俺が射精するべき身体だと断言できる!」
わたしは耳にしている言葉が信じられない気持ちで、精一杯瞳を見開いたまま子供が嫌々をするように
左右に首を振ろうとしたが無理だった。一度震え始めた身体は止められなかったし、極限まで開かれた両脚の中央には
保坂先輩の性器がわたしの身体全体を貫くように深々と埋まっていたから。自分の身体の中でその保坂先輩の性器が、
その先端の膨らみから根元までが膨れあがって大きくなってきているのが良く解った。
そしてさすがに馬鹿なわたしでも今がどういう状況なのかがわかる。
先輩は射精しようとしているのだ。わたしの身体の中へ。他の女の子の名前を呼びながら。
「嫌……。嫌ぁーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー」
何と叫んだかは良く憶えていない。ただそのときのわたしは女の子として最大限に可哀想な姿だったに
違いないと思う。正面を向き大きく瞳を見開いたまま脚を大きく開いて後ろから貫かれ射精されながら 、
ただ射精されるだけでなく気持ち良く射精されながら悲痛な鳴き声を上げている女の子の姿。
他の女の子の名を叫ばれながら射精されている可哀想な女の子の姿。
たぶん人に見せてしまったら女の子としての何かが終わってしまうそんな姿。
保坂先輩はそんな私に、あの最高の笑顔で射精を続けた。
どうしてだろう、射精して構わない相手に射精するのがこんなに気持ち良いとは知らなかった
とでも叫びだしそうな、そうこちらに伝わってきそうな最高に気持ちよさそうな笑顔で。
最終更新:2008年02月23日 21:14