チアキの後ろからハルカが口を挟んできた。チアキには何を大きくしなければならないのかはよくわからないが、
ハルカは口を挟んだ後、恥ずかしそうにしている。実際ハルカもそんな慣れているものではない。
今日だって久しぶりのことであったし、藤岡と初めて結ばれた日以来である。
「えぇと、それじゃあ…。」
一旦チアキに離れてもらい、藤岡はベッドに腰掛ける。
最初にハルカにしてもらったことを思い出し、何とも言えない気分になる。
チアキは先程とは違い、小さくなっている藤岡のペニスを不思議そうに見る。
「…さっきとは形が違うんだな。」
藤岡の前に座り、試しに指先でつついてみると、それは何か脈を打ったような動きをする。
その動きを面白く思い、何回か繰り返してみる。
「チアキ、軽く握ってみて。」
ハルカがチアキの後ろに回り、チアキの手を藤岡の肉棒へと導く。
チアキはハルカに言われたとおりに藤岡の肉棒を軽く掴んだ。
「で、こうして優しく擦るの…。」
チアキの手を動かし、上下運動をさせた。藤岡のペニスはそれに応えるかのように大きくなっていった。
「……凄いな、藤岡。ここまで形が変わるものなんだな…。」
部屋を覗いていた時の形に戻ると、一種の感動を覚えた。
チアキが藤岡のペニスに見入っていると、ハルカがチアキのズボンに手を入れてきた。
「ハ、ハルカ姉さま!?」
チアキが驚いていることもお構いなしにそのままパンツの中にまで手を滑らせてくる。
「チアキの方も準備しなきゃね。」
「じゅ、準備!?」
てっきり藤岡のものを大きくさえすればいいと思っていただけに、この不意打ちにはビックリした。
ハルカはその間にチアキの割れ目を手を伸ばし、弄ってきた。チアキは何かムズムズした感覚に陥った。
「ハルカ姉さまぁ…。」
「ダメよ、チアキ。藤岡君のも気持ちよくしてあげないと。」
「…気持ち、よく?」
「そうよ、今チアキが感じているようにね。」
言い終わらないうちに、チアキへの愛撫を少し強くしてきた。
「ヒッ!」
思わず声を上げてしまい、藤岡のものから手を離した。未知なる感覚に戸惑い、思わず力が抜けてしまった。
その拍子で体が前に倒れ、倒れたと同時に何か鈍い音がした。
「!! おっ、おぉ…。」
「す、すまん! 藤岡!」
藤岡のボールにヘディングをしてしまった。チアキは咄嗟に頭を離し、
藤岡は両手で股間を抑え、激痛に耐えながらも、それでも悶えてしまう。
ハルカはその様子を苦笑いしながら、見守っていた。
「大丈夫? 藤岡君。」
「本当にすまん、藤岡…。」
「い、いや、いいよ。気にしないで…。」
時間が経ち、ようやく顔を上げた藤岡に対し、チアキはもう一度謝った。
藤岡は笑顔で許してくれたが、痛みはまだわずかにあるらしく、顔が少し青かった。
「ちょっとよく見せてくれ、せめて擦ることだけでもさせてくれないか?」
「う、うん、わかった。」
痛みはまだあるはずなのに、藤岡のペニスは衰えていなかった。
「…強いんだな、藤岡のここは。」
変な感心をしながら、チアキは優しく擦ってくれている。小学生の視線を浴びて、
愛撫されている様を見せ付けられ、背徳的なものを感じるが、快感も含まれていることは否めなかった。
尚、ハルカは自分が引き起こしたことを反省して、自重して成り行きを見守ることにした。
「ありがとう、もう大丈夫だよ。」
痛みもなくなったし、このまま続けさせていると射精しかねないので、止めさせた。
「それじゃあ、仰向けになって寝てくれるかな?」
「え? じゃあ?」
ついに自分が望んだことをしてもらえるのである。チアキは喜びと緊張が混ざった心境で、藤岡の指示に従った。
チアキが仰向けになったのを確認すると、藤岡もチアキの腰付近に近づく。
「チアキちゃん、腰を少し浮かせてもらえるかな?」
無言で藤岡に言われた通りにする。ズボンと下着が脱がされ、チアキの下半身が露になった。
ハルカに愛撫されたからか、藤岡のものを触って興奮したのか、割れ目は濡れていて、藤岡を迎えられる状態だ。
藤岡に見られて恥ずかしくなったが、2人だって裸なのだからと気持ちを落ち着かせた。
「…よし、いいぞ、藤岡。」
腹を括り、藤岡を受け入れる準備ができた。
チアキが準備できたとわかると、藤岡も自分の肉棒をチアキの割れ目にあてがう。そして、
「!!」
強烈な快感が襲ってきた。おそるおそる自分の股間を見ると、
藤岡は自分の肉棒を自分の中には入れず、割れ目に擦りつけていた。
「…何かこうして見ると恥ずかしいな。」
照れたようにチアキが呟いた。その様子を見て藤岡は内心ホッとしている。
いくらチアキの要望とはいえ、小学生に挿れるのには抵抗があった。別に世間の目が気になるわけではない。
高校生であるハルカも最初の時は痛がっていたのだ。まだ体が小さいチアキは更に痛い思いをするだろう。
そう考えた藤岡はお互いの性器を擦り合わせるということでその場を凌ごうとし、
上手く性知識がないチアキを何とか誤魔化すことができた。
「チアキちゃん、可愛いよ。」
この男、本当は確信犯なのでは疑いたくなってしまうほどだが、チアキは素直に喜んでしまった。
恥ずかしくなるような台詞を言うと、藤岡は更に激しくチアキの割れ目にペニスを擦りつけてきた。
藤岡が与えてくる快感に飲み込まれそうになりながらも、チアキは藤岡の首と背中に腕を回した。
「チ、チアキちゃん!?」
藤岡に絡みつくかのように抱きつくと、チアキも藤岡に負けまいと腰を振り始めた。
自分で頼んだことだが、このまま藤岡にされっぱなしと言うのも癪になり、藤岡の困った顔が見たくなった。
実際藤岡の意表を突かれた顔が見ることができて、チアキは満足した。
「うぁ!」
この手の刺激に慣れていないためか、気を抜いたら自分が何かに飲まれようとしているのを自覚した。
それが何かはよくわからないが、ハルカが見守っていてくれて、藤岡と一緒なら怖くはなかった。
だから、無理に我慢しようとはせず、そのまま身をゆだねることにした。
「! チアキちゃん!」
「藤岡ぁ!!」
2人の絶叫と共に、チアキからは潮が吹き、藤岡の精液が2人の、主にチアキのお腹を白く染め上げた。
チアキは藤岡の精液の温かさを感じながら、疲れて眠りについたのだった。
「…チアキちゃん、ぐっすり眠ってますね。」
「無理もないわ、あれだけ激しく動いてたんだもの。私だってビックリしたわ。」
あの後藤岡とハルカは後始末をして、今は1つのベッドに3人で川の字になって横になっている。
「私、今回のことで思ったことがあるの…。」
ハルカは少し暗い顔をして話し出した。
「あの、初めて藤岡君がうちに泊まった日から、私は藤岡君を意識するようになったの…。
それで、いつの間にか藤岡君のことしか考えられなくなってた…。」
「ハルカさん…。」
「藤岡君に甘えちゃって、妹のこと気づかってあげられなくなって、
チアキを傷つけることしちゃった…。チアキは許してくれたけど、私ってダメね。」
「そんなことありませんよ。」
断言してきた藤岡にハルカは思わず顔を向けた。藤岡は真剣な眼差しでハルカを見つめる。
「ハルカさんは今ちゃんとチアキちゃんのこと考えてるじゃないですか。
そんなに自分を責めることないんじゃないかと思いますよ。」
「…ありがとう。」
藤岡は微笑み、ハルカの頭を軽く撫でてきた。少し照れくさいが、ハルカも心地よくなる。
「でも、やっぱりちゃんと妹達の面倒を見るのが姉の役目だし、ある程度は頑張らなくちゃ。
勿論チアキだけじゃなくてカナのこともちゃんと見ないとね。」
「大丈夫、ハルカさんならできますよ、なんて言ったら少し偉そうですね…。」
藤岡は行き過ぎた言葉を口に出してしまったと思っているようだが、
ハルカはそうやって自分を励ましてくれる藤岡の優しさを嬉しく思った。
「あっ、それにチアキちゃんにもちゃんとハルカさんの想いが伝わったと思いますよ。」
藤岡はハルカから視線を外し、チアキの方に目を向けた。
「だって、今チアキはこんな顔をしているんだから。」
そっとチアキの頭を軽く撫で、チアキに対しても微笑みかける。ハルカも藤岡が目を向けている方を見てみる。
そこにはハルカに手を握ってもらい、大好きな2人に挟まれ幸せそうに笑っているチアキが眠っていた。
最終更新:2008年03月28日 00:15