「どうだ気持ち良かっただろ?」
「そ、そんなことっ!」
かぁーっと顔を赤くさせる。息遣いがまだ荒い。
「『おかしな事』はまだまだあるんだぞ? お前は勉強は楽しくないと
言ったが、これは楽しまないとダメなんだぞ?」
「う、うぅ、嘘だっ!」
「嘘なもんか。実際気持ち良かっただろ?」
「そ、それはぁ……」
カナはチアキがそう言うのを聞いてにやーっと笑った。
「ほら、今自分でも認めたじゃないか」
「ひ、引っ掛けたな!」
「まあ、その問題は置いておこうじゃないか。
それもよりだ、お前はこの先も知りたいのかどうか、だ」
こんな問題なのになぜか真剣な顔をするカナ。
色んな意味で追い詰められたチアキ。
「し、りたい……」
「素直な妹は大好きだぞ」
そう言うとカナはチアキの服を脱がせ始めた。
「な、何をするんだ急にっ!」
当然怒るチアキは顔を真っ赤にさせている。
しかしカナはというと、首を傾げていた。
「何って下準備だが?」
そしてまた脱がせ始める。
上着の下には白いシャツしか着ておらず、薄くピンク色の先端が透けていた。
当然それも問答無用で剥ぎ取り、
穿いていたズボンもチアキが慌てふためいている間に脱がす。
ある意味神業的な行為だった。
かろうじて残されたのは一枚の白いパンツ。
しかしながらそれも何かがおかしく、というか中央の股下部分に
一本の濡れたような線があったのだ。
しかも見ていると、徐々に染みは広がっていく。
チアキは胸を両手で隠して、壁を背後にして明らかに怯えていた。
それをカナは上から見下ろし、怪しい笑みを浮かべている。
「大丈夫。君にはきっと素質がある」
優しいのかどうか不明な言葉を浴びせ、カナは体を下ろすとチアキの
腕を無理矢理に取った。
「やぁっ!」
チアキの悲鳴などなんのその。
そのまま口をチアキの乳首にあてがうと一気に吸った。
「ふあああぁぁぁ!!」
表現のし難い刺激が電流となってチアキの体を駆け巡り、
大きく背を仰け反らせる。
刹那に身体中の力が抜け落ちたのを感じたカナは、力の入らなくなった腕を
離し、そのまま空いている胸へと触れた。
「あひゃぅっ!」
吸われている胸の刺激と、突然触れられた胸の刺激がチアキを痺れさせる。
カナの手はまだ硬さの残る胸を揉み、手の内で乳首をこねる。
少しずつ柔らかくなっていく胸とは反比例して、カナの手には何かが
硬くなる感触があった。
「あっ、ふぅ、ん! んぁ、ダ、ヤッ、イ、はぅん!」
チアキの反応を楽しむかのように、刺激する方法、リズム、強弱を変えていく。
口の中では舌の上で乳首を転がしたり、歯で甘噛みしてみたり。
一番反応を見せるのは、舌先で弄ぶことだった。
指で摘んでみたり、引っ張ってみたり、焦らすように乳首の周りを
指でなぞってみたり。
「あ! やんっ、ダメッ! あっ、ひゃうっ、うっ、んん~、んあぁぁっ!」
チアキはそれまで以上に身体を反らせると、ビクンビクンと痙攣をした。
口の締りが悪く、よだれが垂れてきている。
「ぷはぁ。なんだ? もうイッてしまったのか。耐え性の無い奴だ」
で、なぜかパンツに手を伸ばす。
グチュ……。
カナの手が軽く触れただけで、パンツからは水気のある音がした。
チアキの身体から出された液体が、その小さなパンツでは吸いきれずに、
床にまで染みを広げていた。
「ここが濡れているだろう? これが『おかしな事』をするための重要な
下準備なのだよ」
「はぁ、はぁ、はぁ……」
返事は荒い息しか返ってこない。
「まぁ、何事も経験だ。もうちょっと気持ち良くしてやろうじゃないか」
パンツの上に当てた指を、ゆっくりと上下に擦り始める。
「あっ、あっ、はっ、うっ、んっ」
物を言う気力は無くても、身体の方はしっかりと反応してしまう。
グチュグチュという音が幾度と無く響き、肌と濡れた布の擦れる音した。
「ふふん、どれ」
カナはしっとりと濡れた指を舐めると、パンツの中へ入れた。
「やあ、この中は大洪水じゃないか」
さも驚いた風に言う。
カナの指先にはヒクヒクと痙攣する割れ目が感じられ、
その筋に沿ってカナは指をなぞらせた。
「ああんっ! あっ、んくぅ、ふぅ、ひゃうぅ!」
水気が滑りを滑らかにし、指の動く速度は増していく。
「こういうのも下準備のための作業なのだよ。どれもう少しだけ……」
言うとカナは指を二本、その割れ目の中へと入れた。
「はあああぁぁぁあああ!! なにっ、は、いって!」
異物の侵入にチアキは身体を強張らせる。
力の抜け切った身体は言うことを聞かず、それでも何とか顔だけは
下を向かせることは出来た。
「おおぅ、いきなり二本とは、やるなぁ」
などと感想を漏らすカナ。
ツプ、と指を少しずつ入れ、内壁が締め出そうとするのを完璧に無視している。
「んああ! おなっ、かの、あっ、なかっにぃ! はい、ひゃうぅっ、って、るぅ~!」
二本の指でチアキの中をグチャグチャとかき混ぜ、それに前後運動も加えだす。
壁と指とは潤滑油が滑らかな移動を可能にし、締め出そうとしていたはずが、
今はどちらかと言えば招き入れようとして締めていた。
まるで出て行ってほしくないかのように。
しかしことごとく人の望みを裏切りたいのか、カナは指をズルリと抜いた。
「ああっん!!」
何の躊躇いもなく抜かれた指に、多大な刺激を覚え、チアキははしたなく声を上げる。
「見ろ。これが重要なんだ」
ニチャーッと広げる指の間にはいくつもの糸が引いていた。
うつろな目でそれを見るチアキ。
「ふむ。物足りなさそうな顔をしているな」
まったくそんな顔ではなかったが、何をどう考えたのかカナはそう言った。
そしてチアキの身体を横に寝かせると、最期の砦であるパンツまで脱がした。
最終更新:2008年02月15日 21:47