SANKAとは?

山々の奥には山人住めり。 ~柳田国男『遠野物語』

 

弥生期以降、平地での稲作を中心に国家の礎を作り、その頂点に豊穣の太陽神である天照大御神を奉って、その天孫の末裔たる天皇家を戴いてきた日本において、「まつろわぬ民」と呼ばれたのが『山窩(サンカ)』でした。

彼らは平地を避け平地民との接触を嫌い、独自の血統と文化を脈々と保持してきました。彼らはその神秘性から、『天狗』『鬼』『神隠し』などの伝説の源となり、大和朝成立以前の日本列島先住民の血統を受け継いでいるとされ、万世一系・八紘一宇の軛から外れた者ども(まつろわぬ民)として、明治維新以降、峻烈な差別・迫害の対象となりました。

このCorpは、私が日本の某大Allyを脱退したのちに作ったものです。

日本人の、長いものに巻かれる精神、ムラ根性、ムラ八分的厭らしさ。

そういったものを嫌い、抗う人々のサンクチュアリを、小さくても作ろうというのがこのCorpの目的だったといえるでしょう。そしてそういったありようは、「会社」ではなく『部族』と呼ぶに相応しいのではないか、というのが『サンカ』という社名をつけるに至った理由です。

紆余曲折を経て、今はようやくヤマに分け入り、小さいながらも自分たちのサト(郷)を、異人の仲間たちと共に作り始めたところです。

 

我々にご興味がおありなら、畏れることなく、深閑たる森に分け入り、神木の近くから、我々を呼んで下さい。

たとえ返事がなくとも、立ち去らないで下さい。妖しげなことが起こっても、恐れずに。

あなたの気付かれぬうちに、我々はあなたのお側にお迎えにあがっています。

 

族長・Volach

最終更新:2013年01月21日 11:16
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