~氷雪いちぞくの隠れ里~
※《コマンド》
→はなす しらべる
つよさ そうび
じゅもん どうぐ
かいだん とびら
そうだん
何皇后「あら?」
何皇后「あら あら あら?」
何皇后「あら あら あら あら!!」
何皇后「おまえ は うんぴ !!!」
何皇后「よくも わたくし のまえに かおを だせた ものね」
うんぴ「あんた だれ?」
何皇后「まあ しらじら しい わたくしの かわいい むすこを たぶら かして おき ながら!!」
何皇后「……まあ いいわ フフフ よく やってくれ ましたね ひょーりみ」
何皇后「いまから この おとこを つめをはがし かわをはいで いきたまま かまゆで にして じぶんが した ことの つみを おもい しらせて あげるわ」
何皇后「……… あら?」
何皇后「ひょーりみ そう いえば わたくし の かわいい ロココ はどこ かしら?」
何皇后「さっきから どこにも すがたが みえない けれど」
ひょーりみ は ロココのてがみ を何皇后にてわたした
何皇后「………」
何皇后「………」
何皇后「こ、これは… ………」
何皇后「ああ ロココ なんと いうこと なん でしょう わたくしが あまりに ごうまん で がんめい だった ばっかりに」
何皇后「ああ ロココ ロココ ロココ」
何皇后は なき くずれた
何皇后「……… ああ ひょーりみ よく ロココ の さいごの てがみを もってきて くれました」
何皇后「ロココ がもう さんせんに いない こんなに かなしい ことはない」
何皇后「でも……」
何皇后「えいえんに しらない ままで いるよりは ずっと よかった ……」
何皇后「ひょーりみ あなたは ロココ を つれかえる ことは できなかった」
何皇后「でも あの子の たましいを つれてきて くれた」
何皇后「やくそく どおり 反逆者の村 を もとに もどす ことに しましょう」
何皇后 は てにした つえ を おおきく ふった
まばゆいひかりが あたりをつつんだ
何皇后「これで 反逆者の村 の ひとびとは こおりづけ から かいほう された はずです」
ひょーりみ「おー サンキュー」
ひょーりみ「ところで この うんぴ ってやつは どーすんだ?」
ひょーりみ「なんか きおく なくしてる みたい なんだけど」
何皇后「……きおくが?」
何皇后「その おとこは にっくき ロココ のかたき やつざき にして…」
何皇后「……… ………いいえ」
何皇后「やめて おき ましょう」
何皇后「すべては わたくしの ごうまんさ が まねいた ことなの ですから」
何皇后「……… かれも 反逆者の村 に つれかえって あげ なさい」
何皇后「その ほうが きっと ロココ も よろこぶ はず……」
何皇后「うう ロココ… わたしの かわいい ばかな子 ……」
~反逆者の村~
むらには かっきが もどっている!!
※《コマンド》
→はなす しらべる
つよさ そうび
じゅもん どうぐ
かいだん とびら
そうだん
※「ようこそ ここは 反逆者の村 だぜ」
※「うーん おかしいなあ なんだか ずいぶん ひさしぶりに この せりふ いった きがするぞ」
※「おや うんぴ げんき かい?」
※「…うーん なんだか うんぴの かおも ずいぶん ながいこと みて なかった ような…」
※「ひー くしょん っっっっ !!!」
※「さ さむい! おひさまは こんなに でてるのに まるで からだが とっても ひえてるの」
※「まるで こおりづけ にでも あってた みたい」
※「…なんてね えへへ」
※「……あら うんぴくん !? そうそう はやく おうちに かえった ほうが いいわよ!」
※「なんだか しらない おじいさんが うんぴくん のいえに いるん だけど!」
※「ちょっと どうなって るんだ?」
※「むらの そとに まものが うじゃうじゃ いる じゃないか?」
※「あ? 魔王クマッタ? だれだよ それ おもしろい じょうだん たなあ」
※《コマンド》
→はなす しらべる
つよさ そうび
じゅもん どうぐ
かいだん とびら
そうだん
うんぴの父「おおお むらが むらびと たちが… …… わしは ゆめでも みておる のか……」
うんぴの父「!!!」
うんぴの父「ま まさか まさか うんぴ そこに いるのは うんぴ か……?」
うんぴの父「いきて おったのか うんぴ!」
うんぴ「…… おじいさん だれ?」
うんぴの父「!! わしが わしが わからん のか うんぴ! おまえの…」
うんぴの父「……いや わからない のも あたりまえか わしは とし おいて しまった
じゃが おまえは 30ねん まえの すがたの まま」
うんぴの父「おまえの なかでは きっと わしの ちちの すがたは むかしの まま……」
ひょーりみ「いや じーさん そーじゃ ねーよ」
ひょーりみ は うんぴの父に じじょうを せつめい した
うんぴの父「…なんと この ばかむすこは かいぶつに されていた うえに きおくを うしなって しまった というのか…」
うんぴの父「いや いきて かえって きて くれた だけでも かんしゃ するべき じゃな ……」
うんぴの父「氷雪 いちぞくの 女王は むすこ さんと えいえんに あえん のじゃから な……」
ひょーりみ「そーさ じいさん」
ひょーりみ「ガチホモ うんぴ のやつ だって いっしょに くらし てりゃ きっと いつか きおくも もどるさ」
うんぴの父「……… そうじゃな」
うんぴの父「ところで ひょーりみ どの この村と ばか むすこを すくって もらった おれいが したいん じゃが」
うんぴの父「たいした ことは できんが きょうは わがやに とまって いっては くれんか?」
ひょーりみ「→はい
いいえ」
うんぴの父「よし! では 30ねん こどくな おとこの ひとり ぐらしで きたえた りょうりの うでを ひろう するぞい」
うんぴの父「ぞんぶんに くって くれい!!」
そのばん おどろくほど ごうかな ゆうしょくが ふるまわれた
そ し て 夜 が あ け た !!
ひょーりみ「よし んじゃあ たびに もどるかな げんきでな じーさん うんぴ」
うんぴ「まってくれ ひょーりみ !!!! 1111」
ひょーりみ「あーん?」
うんぴ「おれが きおくが ないし ここに のこっても どーせ みしらぬ ひと ばっかだ !!!! 1111」
うんぴ「だったら おまえらと いっしょに いった ほうが たのし そうだ! !!!! 1111」
うんぴ「おれを なかまに してくれ !!!! 1111」
うんぴの父「わしから もたのむ ばかむすこを つれて いって やっては くれんかの」
ひょーりみ「は?」
ひょーりみ「だって じーさん せっかく 30ねん ぶりに うんぴに あえた ってのに…」
うんぴの父「これは さくばん むすこと はなしあって きめたこと なんじゃ」
うんぴの父「どーせ ずっと しんだ とおもって いた むすこじゃ」
うんぴの父「いまさら しばらく いっしょに くらせず とも なんの くも ないわ」
うんぴの父「それよりも わしは このさい だから むすこに すきな ように やらせて やりたい のじゃ」
うんぴの父「それに もしかしたら ぼうけんの しげきで うんぴの きおくも もどる かも しれん からな」
ひょーりみ「………」
うんぴの父「うちの むすこは つれて いけば きっと やくに たつぞ」
うんぴの父「なにしろ ゆいしょ ただしき 反逆者の血 が ながれて おるから のう」
ひょーりみ「………」
ひょーりみ「しゃーねえ なあ」
なんと ガチホモうんぴ が ひょーりみ たちの なかまに くわわった !!!
うんぴ「よろしく ひょーりみ !!11」
うんぴの父「……… うんぴよ せっかく たすかった いのちじゃ むだに おとす ことだけは せんで くれ」
うんぴの父「………」
うんぴの父「それと ときどきで ええから この じじいの かおを みにきて おくれ」
うんぴ「わかったよ おじいさん !!!! 1111」
最終更新:2009年03月03日 18:36