可児麿「ば…… かな…… 余の 1000ねん 可児帝国 のゆめ が……」
可児麿 は いきたえた
ひょーりみ「とんでも ねー ばけもん だったナ」
ひょーりみ「…… おい 数寄 おきろ 数寄」
可児数寄「ううーん ……」
可児数寄「すまん 俺は きぜつ していた のか」
可児数寄「可児麿 は いったい どうなった?」
可児数寄「…… って なんだ この カニ の ばけものは?!」
ひょーりみ は じじょうを せつめいした
可児数寄「…… なんだって」
可児数寄「こいつめ へいかを あんさつ しただけ じゃなく まさか 魔王クマッタ と つながって いたのか」
可児数寄「とんでも ない やつだ こんな やつの ために 可児帝国 は ずたずた にされて しまった」
可児数寄「可児くりいむ も 常陸四郎 も まさか じぶんの しゅじんが まもの になって たなんて おもわ なかった だろうな ……」
可児数寄「…… …… んん?!」
うんぴ「どうした の?」
可児数寄「常陸四郎 の したいが ない」
ひょーりみ「??」
ひょーりみ たちは 常陸四郎 が たおれていた はずの ばしょへ ちかよって みた
よくみると メモがき のような ものが のこされて いる
ひょーりみ は メモがき を よんでみた
※『まさか 可児麿 が あんな ばけもの だとは おもわな かった 可児麿 が かとうが まけよう が こんな ばけもの やしきで など やって られるか』
※『しかし わたしは さんせん の カリスマ えいえん の はんぎゃくしゃ 常陸四郎 たとえ このちを さろうと も かならず どこかで さいきを はたして みせよう ぞ』
※『それでは さらばだ 可児家 の しょくん』
ひょーりみ「…… ……」
ひょーりみ「あいつ 俺たちが 可児麿 と たたかって るときに こっそり こんなもん かいて たのか……」
可児数寄「…… ……」
可児数寄「……は! ぼうっと している ばあいじゃ なかった 可児麿 を うちとった ことを はやく みなに しらせ ないと」
可児数寄「皇帝 が たおれた ことを しれば せいきぐん も たたかいを やめる はずだ ……」
可児麿 たおれる の しらせは すぐに 可児帝国 じゅうに しれわたった
どうじに 可児麿 の しょうたい が まもの であった ことも
可児麿 に したがって いた 皇帝ぐんも あるじのしと そのしょうたいが まもので あったことを しって すぐに ていこうを やめた
可児数寄 と 可児郎 ひきいる はんらんぐん は みんしゅうの かんこを もって みやこに むかえ いれられ
可児帝国 は みっかみばん あっせいから かいほうされた しゅくがパーティー と しゅくしょうパレードに あけくれた
そ し て 三 日 が す ぎ た !!
~可児帝国 王宮~
可児数寄「おう ひょーりみ よく きて くれたな」
可児数寄「この国の パーティー と パレード たのしんで くれたか?」
可児郎「わたし からも おれいを いいます よく あの あくまを たおして くれました ゆうしゃよ」
可児郎「これで ようやく すこし ずつ この国も もとの すがたに もどって いくでしょう」
可児数寄「こんかいの けんの おかげで 俺は あたらしい しょうぐんに にんめい されたぜ」
可児郎「わたしは さいしょうに かえりざく ことに なりました」
うんぴ「…… あれ? 皇帝 は だれに なるの?」
可児郎「ああ ごしょうかい を わすれて ました こちらの かたが 我が 可児帝国 の あらたな 皇帝 へいか」
可児郎「可児くりーむころっけ さまです」
可児くりーむころっけ「2げっと」
可児数寄「可児くりーむころっけ へいかは 3だい まえの 皇帝 へいかの おとうと ぎみの まごに あたる かただ」
可児数寄「ちほうの のうそんで そんちょうを されて いたんだが 可児くりいむ に がいされる まえに ひそかに はんらんぐん でほごし」
可児数寄「そして はれて あらたな 皇帝 に おなり あそばれた という わけだ」
可児郎「可児くりーむころっけ へいか なら ちすじてきに 皇帝に なられる のに もうしぶん ありません からね」
可児郎「これから 可児帝国 は 可児くりーむころっけ へいかと ともに あらたな スタートを きるわけ です」
可児くりーむころっけ「2げっと」
ひょーりみ「…… …… ほんとに そいつが 皇帝で いいんか?」
可児数寄「さて ひょーりみ きょう わざわざ きてもらった のはな おまえに こんかいの れいを したい とおもって な」
可児数寄「ひょーりみ おまえたち まだ たびを つづける んだろ? つぎの もくてき は どこなんだ?」
ひょーりみ たちは ファランヘ城 という ばしょを めざして いることを 可児数寄 につたえた
可児数寄「ファランヘ城 か…… きいた ことない なあ 可児郎 おまえは しってるか?」
可児郎「いえ わたしも …… しかし ファランヘ という ちめいに なら ききおぼえ が あります ね」
可児郎「たしか 北方大陸 に そんな なまえの かざんが あったはず もしか すると なにか かんけいが あるかも しれません ね」
ひょーりみ「お サンクス んじゃ まあ その ファランヘ火山 とかを めざすと すっか」
ひょーりみ「……でも 北方大陸 って どうやって いくの?」
可児数寄「…… どうやら おんを かえす ほうほうが みつかった みたいだな」
可児数寄「ひょーりみ わが国 はふねを いっせき しょじしている」
うんぴ「…… でも おれたちが のってきた ふねは しずんだ んじゃ ないの?」
可児数寄「いやいや しずんだ のは 出兵国 のほうの ふねだ わが 可児帝国 のふねは けんざい さ」
可児数寄「ほんらい このふねは 出兵国 との ぼうえきに つかわれて いるんだが ……」
可児数寄「可児くりーむころっけ へいか ここは 国を すくって くれた えいゆうの ために ふねで かれらを 北方大陸 に はこんで やっても いいです よね」
可児くりーむころっけ「2げっと」
可児数寄「さすが へいか …… よかったな ひょーりみ おゆるし がでたぞ」
Wなんとか「…… あれで コミュニケーション が せいりつ してるのか ……?」
可児数寄「よし ぜんは いそげだ みなとへ いそげ とっとと しゅっこう するぞ」
~北方大陸の船着場~
可児数寄「よし ついたぜ ひょーりみ ここが 北方大陸 だ」
ひょーりみ「おう わざわざ すまん かった」
可児数寄「なあに おまえたち からうけた おんに くらべれば へ みたいな もんさ」
可児数寄「それじゃあ 俺たちは 可児帝国へ かえるが まずは ここから すぐにしに ある 自治新党の町 へいって じょうほう でも あつめると いいぜ」
可児数寄「俺も いった ことが あるが なかなか へいわで いいところ だぜ 自治新党の町 は」
可児数寄「じゃあな ひょーりみ きがむいたら また 可児帝国に よって くれよな 国を あげて かんげい するぜ」
~自治新党の町~
※《コマンド》
→はなす しらべる
つよさ そうび
じゅもん どうぐ
かいだん とびら
そうだん
※「ようこそ ここは せんきょと じちが なにより だいすきな 自治新党の町 だぜ!」
※「あんた たびの ひとかい? くるじきを まちがった ね」
※「きのう ちょうど そうせんきょ が おわってね あたらしい 党首が きまった んだ」
※「町の じゅうにん たちは これから 新党首 しゅうにん の おまつりの じゅんび に かから なきゃ いけない からな」
※「ちょっと たびの ひとの あいては できない んじゃ ないかなあ」
※《コマンド》
はなす しらべる
つよさ そうび
じゅもん どうぐ
かいだん とびら
→そうだん
ひょーりみ「おい まつりの じゅんび で いそがしい ってよ どっすか」
Wなんとか「とりあえず きょうは やどや に とめて もらおう それで ファランヘ火山 のばしょだけ たしかめ れば いいんじゃ ないか」
ひょーりみ「おう そうだな よし そーっすか」
※「いらっしゃい ませ ここは たびの やどや です」
※「でも いまは おまつりの じゅんびが あるんで おきゃくさま は おことわり してるん ですよ すみま せんね」
ひょーりみ「おばちゃん すまん そこを なんとか とめて ちょ」
ひょーりみ「俺たち とおくから きて いくあても ないのよ」
※「…… しかた ないねえ」
※「では さんめい さまで ひとばん 300ゼニー ですが よろしい ですか?」
ひょーりみ「→はい
いいえ」
※「では おへやへ あんない します こちらへ どうぞ」
ひょーりみ「そうだ おばちゃん ファランヘ火山 って どこに あるか しってる?」
※「おやまあ あんたら ほんとうに このへんに くわしく ないんだね」
※「ファランヘ火山 は ここから なんとうに すすんだ ところに あるわよ」
※「でも あそこは すごく まものが つよい らしいから あんまり いくのは おすすめ できない わねえ」
※「そんな ところより ここから きたに ある 袁家国 のほうが いいところ だよ」
※「だいふごう の きょうだい がおさめる なにもかも どはでで はなかやかな ところでね かんこう するなら おすすめ だよ」
※「さ ここが あんたがた のへやだよ きょうは ゆっくり やすんで っておくれ」
※「でも あしたは とめて あげられ ないからね (笑)」
~???~
???「うんぴ さん うんぴ さん」
うんぴ「…… だれだ?」
???「ぼくだよ うんぴ さん じぶん だけ たのしく たび なんか しちゃって ぼくのこと わすれ ちゃったの?」
うんぴ「…… …… わすれる もんか」
うんぴ「…… ロココ」
うんぴ「そうか きょうも また このゆめ か」
うんぴ「ロココ たしかに おれは きおく そうしつ になってた」
うんぴ「でも ずいぶん まえから ちゃんと きおくは もどって るんだ」
ロココ「…… うんぴ さんは どうして せかいを すくうの?」
ロココ「ぼくの ことは すくえ なかった のに」
うんぴ「…… わから ない なりゆきで ひょーりみ たちに ついて きた」
うんぴ「でも ここまで みてきた のは にんげんの みにくさ ばかりだ」
うんぴ「まるで ロココの いのちを けっかてきに うばって おきながら いまも いきている おれの ようだ……」
うんぴ「…… さんせんの にんげんは きたない やつ ばかりだ」
うんぴ「ほんとうに おれは なんの ために たびを つづけて いるん だろう ……」
ロココ「…… …… …… ……」
~自治新党の町 宿屋・夜~
うんぴ「…… はっ」
うんぴ「…… …… ゆめか」
うんぴ「…… …… …… ……」
~自治新党の町・宿屋~
ひょーりみ「??? !!!」
ひょーりみ「おい ぴよりん! ぴよりん!」
Wなんとか「どうした ひょーりみ なにを あさから さわい でる?」
ひょーりみ「うんぴの やろうが いねえ」
Wなんとか「…… え?」
ひょーりみ「なんか おきてがみ が あったん だけど」
Wなんとか「おきてがみ?」
ひょーりみ は うんぴのおきてがみ を よんでみた
そこには うんぴが きおくをとりもどしていたこと たびをしているうちに じぶんが たびをしている もくてきが わからなくなったこと がかかれていた
※『しばらく じぶんを さがすため ひとりで たびを したいと おもいます なにも いわずに きえて ごめん ――うんぴ』
てがみは そうかかれて おわっている
ひょーりみ「…… あのタコ !!」
Wなんとか「…… …… ……」
Wなんとか「いまから さがしても きっと みつけ られない だろうな」
ひょーりみ「いーよ きえたい やつは ほうって おけよ!!」
Wなんとか「…… そんなに おこるなよ ひょーりみ」
Wなんとか「うんぴ だって きっと いろいろ おもう ところが あった んだろう」
ひょーりみ「俺が あたまに きてんのは なかま から ぬけた ことにじゃ ねーのよ ぴよりん」
ひょーりみ「ぬけん なら ぬけるで ちゃんと せつめい してけ っつーの なに だまって きえてん だよ あのボケ」
ひょーりみ「俺は そーいう のが いちばん ゆるせん のよ」
Wなんとか「…… …… ……」
ひょーりみ「…… まー もう あんな ボケの ことは いいわ」
ひょーりみ「そろそろ しゅっぱつ しようぜ ぴよりん」
Wなんとか「…… …… ああ そうだな」
最終更新:2009年03月03日 18:51