LIFETESTプロシジャ

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LIFETESTプロシジャ - (2008/10/12 (日) 18:02:59) の編集履歴(バックアップ)


ノンパラメトリックな生存時間の推定および群間比較のための検定を行う。
構文
PROC LIFETEST PLOTS=(S,LLS) DATA=SASデータセット名 オプション;
  TIME    時間変数 * 打ち切り変数(打ち切り値リスト);
  STRATA  群わけを表す変数;
  TEST    生存時間への影響を調べたい連続変数のリスト;
  ID      ID変数のリスト;
  FREQ    頻度を表す変数;
  BY      変数のリスト;
RUN;

1.PROC LIFETEST 文

1)データセットの入力関係

  • DATA=データセット名  解析するデータセット名を指定する。
  • OUTSURV=データセット名、または OUTS=データセット名
生存関数の推定値を出力するデータセット名を指定する。

  • OUTTEST=データセット名、または OUTT=データセット名
TEST文で指定した変数の生存時間に対する影響のノンパラメトリック検定の結果を出力するデータセット名を指定する。

2)生存関数の推定に関する指定

  • METHOD=生存関数の計算方法を指定する。 デフォルトはカプラン・マイヤー法。
PL or KM     :カプラン・マイヤー法
ACT or LIFE or LT :生命表法
  • INTERVALS=  生命表法を指定したときの区間の分け方を指定する。
  • NINTERVALS= 生命表法を指定したときの区関数を指定を指定する。
  • WIDTH= 生計表法の区間の幅を指定する。

3)プロット関係

  • PLOTS=プロットの種類を指定する。(複数のプロットを指定も可。)
SURVIVAL or S  横軸:時間   縦軸:推定生存関数(S)
LOGSURV or LS  横軸:時間   縦軸:-log(S) 
LOGLOGS or LLS  横軸:時間の対数(2重対数プロット) 縦軸:log(-log(S))
HAZARD or H  横軸:時間   縦軸:ハザード関数
PDF    or P  横軸:時間   縦軸:確率密度関数

HAZARDとPDFの指定は生命表法を指定したときのみ有効である。
複数のプロットを作成するときは、,(カンマ)で区切って指定する。

  • FORMCHAR(1,2,7,9)=プロット軸に用いるキャラクター文字を指定する。
  • MAXTIME=プロットを作成するときの時間(横軸)の上限を指定する。
  • GRAPHICS グラフィックベースのきれいなプロットを出力する。

LIFETESTプロシジャの中でSYMBOL文を指定して線の種類、色などを指定することができる。


4)出力関係

  • NOPRINT  全ての印刷出力を省略する。
  • NOTABLE  生存時間の推定値の印刷出力を省略する。

5)その他

  • ALPHA=  信頼区間の危険率を指定する。 デフォルト値は0.05
  • MISSING=  欠損値を層の1種とみなして解析するための指定。
  • SINGULAR=  TEST文で順位検定を行うときの分散共分散行列の特異性(線型従属性:逆行列が
         存在するか)の基準についての指定。デフォルトは1e-12である。

2.TIME 文

時間変数と打ち切り変数をアスタリスク(*)ではさんで記す。
例)TIME  WEEK * CENSOR(0);
時間を示す変数をWEEKとし、打ち切りを示す変数をCENCERとするという意味。
(0)は変数CENCERの値が0の観測地については打ち切りとみなす指定。
打ち切り値は複数指定してもよい。例)TIME  WEEK * CENSOR(0,1);
打ち切りがなければ、打ち切り変数を指定しなくてもよい。例)TIME  WEEK;
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