SS
ジェノ「よぉ・・今帰ったぜ・・」
蠍火「おそい・・・って、ちょ、どうしたのよその怪我!?」
ジェノ「なんでも・・・ねぇ・・よ」
蠍火「まさか!?」
外には見渡す限りのランカーの死体
ジェノ「たまには・・クッ・・ちゃんと守らないとな」
蠍火「バッ、バカじゃないのあんた!少しくらい通したって、あたしが・・」
ジェノ「そ、そうか・・へっ、もっとダラけりゃよか・・た・・かな・・」
ガク
蠍火「ちょっと!し、しっかりしなさいよ!?ジェノ!?ジェノー!?」
ジェノ「…ん…ここは?」
蠍火「ジェノ!!」
ジェノ「うぉ!?なん…痛ッ!」
蠍火「動いちゃだめよ!まだ傷が塞がってないんだから…」
ジェノ「あ、あぁ。そうか…俺倒れちまったのか。へっ、カッコ悪りぃw」
蠍火「…バカ」
ジェノ「あん?」
蠍火「バカって言ってんのよ!!」
ジェノ「なんだとぉ!?俺はお前のために」
蠍火「人に…グス…散々心配させといて…」
ジェノ「な、なに泣いてんだよwお前らしくねぇw」
蠍火「だ、誰が泣いてなんか…」
ジェノ「へぇwじゃあその目から流れてる水は何かなぁw?」
蠍火「うっ……こ、このぉぉ!!」
チュ♪
ジェノ「ぎゃあああああ……って、アレ?」
蠍火「きょ、今日のところはそれで勘弁してあげるわよ!///」
ジェノ「……にしてくれ」
蠍火「えっ?」
ジェノ「口にしてくれよw」
蠍火「ち、調子に乗るなぁぁぁ!」
SS
ギュイィィィーン!!タァーッシュ!!(決定音)
蠍「ほら、指名来たわよ、さっさと行く」
ジェノ「あ~? めんどくせぇなw」
1分30弱後
蠍「あ、ジェノおかえ・・・って泣いてるー!?」
ジェノ「・・・」
蠍「の・・・ノーマルで指名されたのね」
ジェノ「う・・・ぅぅ・・・負けちゃったよぅ・・・ぐすん」
蠍「ちょ・・・ちょっと」
ジェノ「うぅ・・・うわぁぁぁん」
蠍「え!?え?!ちょっと泣かないd・・・」
ジェノ「うわぁぁぁん!」
蠍「・・・・」
ジェノ「うわああああん!」
蠍「泣くな!!」→軽く叩く
ジェノ「・・・ッ」
蠍「男なら泣かないの!・・・泣かないジェノのほうが・・・その・・・好き・・・よ///」
ジェノ「?・・・うん!わかった!もう僕泣かないよ!!」
蠍「そう、わかった、ほらまた指名が来たわよ 頑張りなさい」
ジェノ「うん! たったったった・・・」
1分30弱後
ジェノ「うへw ま~た やられちまったww」
蠍「・・・・もう!あんたまた手抜いて!!しっかりしなさいよ!」
ジェノ「へぃへぃw」
蠍「・・・(やっぱり私はこっちがいいわね)ほら腕から血でてる・・・、消毒してあげるから」
ジェノ「は?w珍しいなw明日は縦連の雨が降りそうだなw」
蠍「うるさいわね!傷口焼いて塞いでもいいのよ?」
ジェノ「勘弁してくれよwそれより早く消毒してくれ~」
愛社員「課長、あ~ゆ~のをなんて言うんでしたっけ?」
昭和企業戦士荒山課長「ん~?確かツンデレって言うんじゃない?」
SS
ジェノ「蠍火ー!映画見ようぜ映画!後輩のダーティからタダ券もらったっつーかパクってきたんだけどよぉ」
蠍火「映画か…たまにはいいわね。アンタも気が利くじゃない」
ジェノ「いつも気が利いてんだろうが。とにかく、さっさと身仕度しろよ」
蠍火「はいはい」
ブーーー
お待たせいたしました。それでは、映画「其の嘆きこそ我の糧也」をお楽しみください。
蠍火「ちょっと!何でホラー映画なのよ!聞いてないわよ!」
ジェノ「言ってねぇからな。何だお前、まさか怖いとか言うんじゃねぇだろうな?」
蠍火「そ、そんな事あるわけないでしょ!ほ、ほら、始まるわよ」
ジェノ「んー、演出といいエフェクトといい、なかなかだったな」
蠍火「たいした事無いわよあれくらい。夜中に誰かに見られていたら……
なんて在りがちな台詞なのかしら…
だいたい、あんなモノが出てくる時点で非現実的だし、そもそも夜というのはそんな恐怖を煽るようなものじゃなくてむしろ……」
ジェノ「お前…今日はやけに舌が回るな」
蠍火「な、何言ってんのよ!いつもどおりじゃない!」
ジェノ「そうか?だったら問題ねぇな、とっとと帰ってメシ食おうぜ。腹減った~!」
ジェノ「蠍火ー!電気消すぞー!」
蠍火「ちょ、ちょっと待って!」
ジェノ「んだよー!俺は眠いんだよー!まさか、昼間のあれが怖くて一人じゃ眠れましぇ~んとか、そーゆーオチですか~?」
蠍火「…………」
ジェノ「………あ?え?ちょ……マジ…ですか?」
蠍火「…………」
ジェノ「ま、待て…いや、分かったから、その……涙目になるな……ほら、俺の布団そっちに持ってくから。それでいいだろ?」
蠍火「………うん」
ジェノ「……よっと…これでよし」
蠍火「ジェノ」
ジェノ「あぁ?」
蠍火「えっと…その…あ、ありが…とう…」
ジェノ「あーはいはい。じゃ、おやすみ」
最終更新:2009年03月10日 22:04