蠍「ねぇねぇ、今日って何の日か知ってる?」
ジェノ「ん~、今日?さあ、全くわかんねぇ」
蠍「…」
ジェノ「な…何だよ急にそんな怒った顔して…」
蠍「…ふーんだ!ジェノなんて大っ嫌い!嘆きちゃんとこ行ってくる!」
バタン!
ジェノ「…なんだよ急にんな事聞いて…」
プルプルプル…
朱雀「はい、朱雀ですが」
ジェノ「もしもし、朱雀さんか。ジェノだ。」
朱雀「ああ、いつも嘆き様が蠍火さんに迷惑をかけてすいません…」
ジェノ「いやいや、んな事いいんだよ。それより…蠍火が今そっちに向かっている。」
朱雀「…了解しました。」
ジェノ「…頼んだぞ」
~しばらくして~
蠍「嘆きちゃんいるかなぁ…あれ?朱雀さん」
朱雀「これはこれは蠍火様…何かご用事でも…」
蠍「嘆きちゃんいる?」
朱雀「申し訳ございません…。嘆き様は今風邪を引いておりまして…」
蠍「え!?そんなぁ…」
朱雀「申し訳ございません…」
蠍「…じゃあ、元気になったらまた遊ぼうって言っといてくれる…?」
朱雀「かしこまりました。」
蠍「…じゃあね…」
嘆き「…行った?」
朱雀「…ええ…。でも本当にこれでいいのでしょうか…。」
嘆き「ジェノの言うとおりにしないと。ね?」
朱雀「お嬢様がそう言うなら…」
蠍「…まあこんな日もあるよね!今度は冥ちゃんとこにいこッと。」
|・`)「…」
|彡ササッ
蠍「? 今誰かが見てたような気がするけど…まあいっか。」
5.1.1.「…(僕の能力がこういうときに使われるなんてね…)」
プルプルプル…
スクスカ「…スクスカですが…」
5.1.1.「あ、どうも。5.1.1.です。蠍火さんがそちらに向かうようです。」
スクスカ「…わかりました。」
~しばらくして~
蠍「冥ちゃんはいるかな…」
スクスカ「! …蠍火殿か。」
蠍「冥ちゃんいる?」
スクスカ「ワンモアのところについさっき遊びに行った。」
蠍「…」
スクスカ「わざわざすまないな…」
蠍「…ねえ、何か私に隠し事してる?」
スクスカ「隠し事?私がか?いったい何を隠すことがある?」
蠍「…ならいいわ。 ごめんね、疑ったりして。」
スクスカ「いや、べつにかまわないが…」
~まあいろいろあって夜になって~
蠍「ぐすん…結局だれも会ってくれなかった…ワンモアちゃんたちは遊園地に行ったって侍さんが言ってたし…」
蠍「白壁と雪月花はいつも二人仲良しにどこか行ってるし…テクスチャさんは今仕事中だし…」
蠍「…」
蠍「…ぐすん。私ってみんなに嫌われてるのかなぁ…。そりゃぁ二重階段とかいろいろとひどいけど…
… でも冥ちゃんとかの方がひどいのに… みんなひどいよ…」
蠍「…帰ろう。」
~そして家に着いた蠍火~
蠍「あれ?明かりが全部消えてる…。普段あんなめんどくさがってるジェノが電気を全部消すなんて…」
蠍「まあいいや…今日はさっさと寝ようっと…」
ガチャッ
蠍「ただいm…」
パーン!パーンパーン!
蠍「うわぁっ!?何!?何!?ジェノとGAMBOLがやりあってるの!?!?」
パッ(明かりがつく)
冥「蠍火ちゃ~ん!」
玄武「お誕生日ぃ~」
ワンモア「おめでと~う!!」
一同「おめでと~う!!」
パーンパーン!
蠍「え!?え!?どういうこと!?」
「つまり、こういうことです」
蠍「あれ?TEXTUREさんの声?」
TEXTURE「Hey buddy! What's up?…今日は仕事がなくてこうしてフリーで『蠍火ちゃんお誕生日おめでとうどっきり大作戦』のMCをやっているわけですが」
一同「いぇーい!」
蠍「『お誕生日どっきり大作戦』…?」
ジェノ「…そういうことだ。」
蠍「ジェノ!?あんた今日は何の日かぜんぜん知らないって…」
ジェノ「忘れてるわけねーだろ! …普段お前にはよく世話になってるからな。こうして皆を呼んでパーティーを開こうってなってすこしびっくりさせようと思ってな…」
嘆き「それで当日みんなでドッキリしようってことになって」
冥「ほんとごめんね~」
蠍「…」
ジェノ「…怒ってる?」
蠍「…か」
ジェノ「?」
蠍「…ばか」
ジェノ「え?」
蠍「ジェノの馬鹿ぁぁぁぁっ!!今日に限って誰も相手してくれないんだもん!!ほんとに嫌われたと思ったのに!!うわぁ~ん…」
ジェノ「ちょw泣くのはかまわないが二重階段と発狂同時はやめt」
朱雀「ほんと蠍火様には悪いことを…」
嘆き「まあ、喜んでるみたいだしいいじゃーん。」
白虎「あれって喜んでるのですか?」
玄武「泣くくらい嬉しいってことだよー。」
青龍「カーニボー!エサマスエサマス!」
冥「でもスクスカさんもちゃんとのってくれるなんてね。」
スクスカ「…嘘をつくのは苦手だ。」
雪月花「ポコポンポン!」
白壁「こら!お前にお酒はまだ早い!」
大桟橋「まあまあ、今日くらいは無礼講ってことだ。」
雪月花「ポコポン!」
ケチャ「ちゃっちゃっ!」
しぐ「…あんたって何歳なの?」
ワンモア「でも、大成功だったね。」
侍「それは私が演技しきれてたってことですね!ヨイヤッサ!」
ゼノ「しかし、僕たちまで呼んでもらっていいのかな」
桜「祭りは人が多いほうが良いものなのですよ。」
クエ「そういうこった。」
A「だから俺たちも呼ばれたのか(久しぶりの出番だ弟者!)」
AA「ここは俺たちの発狂で楽しませるしかないぜ!(こういうときだけでも出来るだけ目立っとこうぜ兄者!)」
パラ鯖「んなことしたら空気嫁としか言われないだろうに…」
GAMBOL「まったくだ」
ブンブン「あ~今夜も~また飲みすぎ~♪」
革命「いいぞいいぞ~」
1or8「畜生!おれの出番がすくなすぎるぜこんにゃろう!」
プリドン「もう酔ってるのかよお前ら」
スペファイ「隊長!あちらからなにかとてつもなく早いものがちかづいてきます!」
ヨロロ「それはおれのことかぁぁ!」
V「何はともあれ」
ギガ「楽しもうぜ!」
そうして蠍火の誕生パーティーは大成功に終わったのでした…
最終更新:2009年03月10日 22:04