起
ウタカゼの休暇。その際、ウタカゼの師から以前の使命を果たした時に拾ったものを返してもらう。
それはきらきらした小石である。
承
故郷の村に帰るウタカゼ。せっかくだから、と近くの温泉に行くように言われる。
その間、リュックサックは置いていくように言われる。
ウタカゼがそちらに言っている間に、マスターシーンを挟む。
マスターシーンでは両親がウタカゼの荷物を見て、腰を抜かす。
以前拾ったその小石は、その集落ではとても貴重かつ価値のある宝石だったのだ。
慌てる両親。これはなんだろう、ウタカゼは報酬を求めないというのに、なぜうちの子はこんなものを?
まさか、ウタカゼとしての自覚なく、収賄をした?
疑いは疑いを呼び、両親は怯え始めます。
我が子は大変なことをしでかしたのではないかと。
そこへ、何かが訪れます……。
転
温泉でほくほくになって帰ってきたウタカゼ。
家の戸を開けると、突然攻撃を受けます。
誰かと思えば、それはウタカゼの両親でした。
瞳を真っ赤にして、両親はウタカゼをなじります。
こんなものを受け取って、ウタカゼの使命を忘れて、誇りを失って。
そんな子供に育てた覚えはない、龍樹に戻すことはできない、うちの敷居もまたがせない。
いや、ここで死ね!
悪しきものとなった両親は襲いかかってきます。
このままでは取り返しがつかないことになる。
両親に刃を向けることに葛藤しつつ、ウタカゼは戦うしかない。
結
目を回して倒れる両親。希望を分け与え、目覚めさせます。この時希望が足りない場合、師が現れて希望を分けてくれます。
足りていても、師匠は現れます。
そうして、事情をしっかりと説明してからこう言います。
「このウタカゼの龍への忠は、誰よりも強いでチュゥ」
どっとはらい。
最終更新:2016年09月10日 18:12