通称"One Hand"(ワンハンド)。片手を離した状態で行うウィリーまたはサークル。
サイドバイサイドやポディウムと組み合わせるとイカす。
速いスピードの直線ウィリーでのワンハンドは、アクセル使用のためどうしても左手を放すことになります。
対して、サークル中ワンハンドでは、最初にトライするのはアクセル側ワンハンドだと思います。
理由としては、単純に緊急回避(クラッチ切り→ブレーキ)を瞬時に行うには、左手をどうしてもハンドルに置いておきたい心理が働くからです。
サークル中のアクセル側ワンハンドを行うには、アクセルが使用できなくなるため、どうしてもアイドリングを上げておかないといけません。
ワンハンドを行うためのアイドリング回転数ですが、サークルに必要なエンジン回転数に僅かにプラスした分の回転数のアイドリングにあらかじめ設定しておきます。
その状態でサークルを行うと、サークルに必要な回転数以上の余分な回転数が発生することになりますが、そこはブレーキで抑えておきます。
じゃあその余分な分はいつ使うかってことなんですが、お解りの通りワンハンドの際です。
手を放すことでアクセルが使用できないため、角度が落ちて、回転数が必要になった際だけブレーキを若干離すことで、アイドリングの上昇を利用して、アクセルを煽ることと同様の効果を生み出すわけです。
サークル中のワンハンドは非常にためになる技で、アクセルを煽らないアイドリングだけに頼ったスムーズなサークルを覚える特訓になります。
なれてくると、通常のサークル時でも、ワンハンドの時と同じように、殆どアクセルを煽らなくなります。
アクセルを煽るサークルは、ギクシャクした動きになるため、若干見栄えも悪いです。
コマのようにスムーズにサークルを行うためにも、アイドリングを用いたサークルをワンハンドを通して学ぶことは、かなり大切だと思います。
rider:イガチャン | photo:スラム
最終更新:2014年02月21日 23:17