Et il roulette retourne(エティ・ルレット・ルトゥーヌ)




作者:俺

【Et il roulette retourne(エティ・ルレット・ルトゥーヌ)】


【斯くして運命は廻り出す(Et il roulette retourne/エティ ルレット ルトゥーヌ)】

其れは暗黒の魔手が、平和という灯火を握りつぶした時代
魔王を名乗る邪悪な暗雲が、青空を瞬く間に覆い隠した
惑う愚かな民を尻目に、猛者は正義を胸に宿し旅路を急いだ...


【斯くして運命は廻り出す(Et il roulette retourne/エティ ルレット ルトゥーヌ)】

其れは残酷な魔手が、英雄という偶像を捻りつぶした時代
魔物を名乗る邪悪な雷雲が、灯火を瞬く間に襲い尽くした
嘆く愚かな民を横目に、勇者は使命を目に宿し出立を急いだ...


青年(orgueil/オルグイユ)は《突然(rude/ルード)》に燃え上がる灼かな(あらたかな)炎のように...

乙女(fille/フィーユ)は《戦禍(fray/フレイ)》を薙ぎ払う鮮やかな炎のように...

愚者(noir/ノワール)は《極致(max/マックス)》に沸き起こる強(シタタ)かな炎のように...

英雄(chevalier/シュヴァリュエ)は《意志(will/ウィル)》を繋ぎ往(ゆ)く厳かな炎のように...



やがて其れらは巨大な《焔(ヒカリ)》となり、光を遮る雲を吹き払うだろう
迫る魔手を意にも介さず、まるで絶望をもねじ伏せる《冒険譚(RPG)》のように...!
――――斯(カ)くして、運命は廻(メグ)り出す!!





 世界に混沌が訪れていた
 世界はカオスに満たされていた
 その大地に、大いなる傷跡を残して

 ある者は昏き波動に身を侵され
 またある者は命と引き換えに国を護り
 己の『道』を模索する者は好機を逃してなるものかと立ち上がり
 かつての英雄は静かに、その時が訪れるのを待っていた

 ――その瞳に、それぞれの炎を宿して

【あとがき】
分かる人には分かる作品。
アルファベットのところはフランス語です。これも分かる人には絶対分かる