「でも、やっぱりここの毛も、髪と同じ色してるんだな。まぁ当たり前だけど」
しみじみと上条がそんなことを言った。
(や、やだあっ!)
カッ、と羞恥が胸の奥から競り上がり、顔が熱くなる。
上条をご主人様と呼ぶことに陶酔を覚えても、身体を開発されて前や後ろどころか喉の奥ですら快楽を感じてしまうようになっていても、羞恥心まで失ったわけではない。
改めてそんなことを言われれば、恥ずかしさを感じずにはいられなかった。
「こら、動くなよ美琴」
右太ももに添えられていた上条の左手が、後ろ側に回って、ペシン、と美琴の尻を叩いた。
白桃を思わせる丸い尻が、ぷるんと揺れる。
「んむっ!」
思わぬ刺激に声が漏れ、唇とバイブレーターの隙間から唾液が零れた。上条は続けて、叩いた左手を尻から離さず、こねるように不規則に揉みほぐす。
「んっ、んっ、んんっ・・・」
途端に少女の瞳はとろりと溶け、秘裂は新たな蜜を分泌した。
一方、彼の右手は、尻をせめる左手とは対照的に的確に動いている。
まるで秘裂を嘗めるかのように、ゆるりと動くカミソリ。
ヌルヌルと粘度の高い蜜液を刃に絡め、下腹部の最下あたりーーー陰毛の生えはじめーーーを上から下に、下から上に、順手に逆手に持ちかえながら動き続けていた。
刃を押し当てて僅かに沈み込ませると、そこにある毛をこそぎ落とす。
そこでのひっかかりが薄くなると、今度は来た道を逆に戻って、再び下腹部に。
時にプラスチック部分で媚肉を、陰核をつつき、溢れ出る蜜を刃で掬いとった。
「ん・・・んんぅ・・・んふぅん・・・」
硬く冷たい刃が、美琴の恥ずべき部分を撫でている。
小さく響くのは粘液がぬめる音と、毛が剃り取られていく音。
一往復では終わらない。
ゆっくりと、丁寧に、なめくじが這うように、何度も、何度も。
「ふぅんっ・・・んっ・・・んふっ・・・」
刃が動けば、股間から微細な快感が身体に響く。美琴の腰が、その度にピクリピクリと動いた。
「ふぅぅぅん・・・」
視線をあげれば、掃出窓に映った自分が見える。
口に性具、胸元では己のスカートを掻き抱き、熱く潤んだ秘所をカーテンの開いた窓から曝し、さらに男に股間を剃られるその姿は、眩暈がするほどの淫靡な光景だった。
(こんなの、私、見られちゃったら・・・)
ふー、ふー、と唇とバイブレーターの隙間から、明らかな興奮の吐息が漏れる。
実際にはその可能性は低いだろう。美琴の欲情に霞んだ視界でも、向かい側の寮から誰かが見ている様子はない。
しかし、
(もし、遠隔視とか、透視とか・・・)
それは、学園都市で実際に起こり得ること。
「んぅっ」
ゾクリ、と破滅的な痺れが背筋を駆け登り、淫唇から蜜が零れたのがわかった。
-
「さて」
不意に上条が呟き、カミソリの動きを変化させた。
いままで陰核に触れるか触れないか程度の位置で上に返っていたカミソリが、固くしこりたった陰核の右側を滑り、下に。
「!」
陰核の直近を通る感触。
瞬間、快楽の期待に美琴の瞳が潤むが、刺激が与えられることはない。
期待虚しく刃は通り抜け、さらに下に。
「んんっ!」
カミソリが陰唇に達する。
濡れそぼり、柔らかくなった媚肉が、くにゅっ、と刃を迎え入れた。
決して傷つけない。しかし確実に硬い感触を美琴に伝えながら、表面を滑り、裾野をなぞり、肛門近くに達した。
「ん、あれ?」
上条が首をかしげ、カミソリが止まる。
「・・・・・・?」
美琴が荒く息をつきながら、ぼんやりと上条を見た。
「いや、ああ、そっか」と、上条は一人で納得してから、
「美琴。お前、こっち側の毛とか、やっぱ処理してんだな。まぁこっちを使うことも多いし、当たり前か」
そう言ってニヤリと笑い、左手で、ぐいっ、と後ろから尻たぶを開いた。
両太ももの間が僅かに割れる。
上条はかがみ込んでいる。彼の目に、美琴のココア色のすぼまりがはっきりと見えた。
「んんんーっ!」
上条の言葉に、美琴は強く首を振る。
バイブレーターをくわえた口から漏れたのは、否定の声か、羞恥の声か、美琴にもわからない。
美琴はもう、肛門で上条を受け入れている。受け入れるだけではなく、そこへの刺激だけで達することだってできた。
そんな状態であるので、彼にそこを見られても大丈夫なように手入れはしている。
彼に向けて尻を大きく割り開くことができるだけの、処理である。
「さすがは学園都市第三位だよな。身嗜みもばっちりってわけだ」
(や、やだやだやだっ! 言わないでぇっ!)
美琴が再度首を振る。
先程、陰毛の色を言われたときよりもずっと強い恥羞に、美琴の目尻に涙が浮いた。
「こら、動くなって言っただろ?」
するり、と上条の左手人差し指が、すぼまりの中に差し込まれる。
「んんむっ!」
びくんっ、と美琴が震える。
熱い感覚が肛門から湧き起こり、身体を痺れさせる。トプトプと淫裂から愛液が溢れるのがはっきりとわかった。
「ま、でも」
つん、とカミソリではなく、上条の指が秘裂をつつく。
「んんんっ!」
毛色の違う刺激に美琴の腰が撥ねるのを見てから、上条はニヤリと笑った。
「これからは、こっちの処理もしてもらうけどな」
「っ!?」
「おいおい、これでおわりなわけないだろ? これからはずっと、ここの毛は剃るんだぞ?」
言いながら、カミソリのプラスチック部分で陰核をくすぐった。
「んんっ!」
驚きに一瞬だけ染まった美琴の表情は、その刺激であっというまに溶けていく。
上条の目の前で、枯れることなく湧きつづける淫蜜が、剃り取った赤毛を太ももへと押し流していった。
「ただでさえ薄かったし、産毛みたいに柔らかかったし、なくなっても変わらないって。いいか? 剃るときは自分のやらしい汁で剃るんだぞ? シェービングローションとか、そんなお金がかかること、上条さんは許さないからな?」
「んふっ!」
上条はカミソリを床に置くと、無毛になった恥丘を指先で弄んだ。
僅かとはいえひっかかりとなっていた障害物がなくなったそこは、ゆで卵の表面のようにツルツルと滑る。溢れた蜜は同じ理由でダイレクトに肌を流れて、上条の指に絡み付いた。
「んんっ! んんっ! んんんっ!」
美琴の腰が跳ねる。
指、言葉、視線。そして何より今後、自分でそこを剃る自分の姿の想像は、彼女の予想以上に情欲をかきたてるものだった。
いや、それだけではない。。
常盤台でシャワーを浴びるとき。
寮で風呂に入るとき。
みんなでプールに行くとき。
誰かに、気がつかれてしまうかもしれない。みんなに、気がつかれてしまうかもしれない。
ルームメイトの白井なら、明日にも気がつくかもしれない。
第3位が、常盤台のエースが、
(私が、こんなことで股を濡らすような女の子だって・・・!)
知られてしまう。
「っ!」
烈火のような感覚が美琴を貫いた。
感覚の名前は羞恥心。
しかしその感情は、快楽に呑まれ、逆にその燃料となった。
そして、まるでそれを見越したように、
「よっ、と」
上条の右手が動いた。
人差し指が陰唇を割って、膣内に滑り込む。
- 「んんんっ!」
グチュ、と水音。
ガクッ、と美琴の顎があがると同時に、上条の右手が、そして左手が、激しく上下運動を開始した。
「んぶっ! んむうっ! んんんっ! ぷはっ! ああっ! ああああんっ! だめっ! そんなのっ! だめぇっ!」
耐え切れなくなった美琴の口からバイブレーターとともに喘ぎが零れた。唾液と蜜液の残滓が手を伸ばすように舞う。
「ふああんっ! ああっ! あくううっ! んああっ!」
動くなという上条の命令も忘れ、美琴の腰がクネクネと動きだした。
濡れた太ももの間を、彼の両手が上下する。溢れた蜜が、指を、手を、手首を伝い、床に白濁の王冠を作る。
「あああっ! あああっ!」
目の前で光が弾ける。文字どおり、股間から突き上がる快感は、絶頂までのメーターを駆け足で上って行った。
「あっ! あっ! あっ! イクっ! イっちゃうっ! イっちゃうよぉ!」
美琴がよだれを零しながら三度、首を強く振った。
「ほら美琴! イきたかったら約束しろ! 明日からは自分でここの毛、剃ってくるよな!?」
上条が両手の動きを一切緩めないまま、こたえを確信した問いを放つ。
間髪を入れず、美琴は頷き、
「ああっ! はいっ! 剃りますっ! あんんっ! わたしっ! きちんと剃りますっ! ご主人様の言うとおりにしますっ! だからっ! ああっ! だからあっ!」
切迫しながらもうっとりとした表情と口調。太ももが上条の動き以外の理由でビクビクと不規則に震える。
そして、
「もうっ、もうだめですっ!」
カクッ、と美琴の腰が持ち上がった。
同時に、上条が、右手の親指で、グミのように固くなった陰核を、ぐりっ、と押し込んだ。
最後の刺激が入力される。
「んんんんぅーっ!」
ビクン、ビクン、とみずみずしい肢体が痙攣する。
痙攣にあわせてぴゅっ、ぴゅっ、と吐き出される透明な液体。
床に撒き散らされたその液体の中には、蜜に流れていなかった赤毛が、確かに混じっていた。
- 「んんんっ!」
グチュ、と水音。
ガクッ、と美琴の顎があがると同時に、上条の右手が、そして左手が、激しく上下運動を開始した。
「んぶっ! んむうっ! んんんっ! ぷはっ! ああっ! ああああんっ! だめっ! そんなのっ! だめぇっ!」
耐え切れなくなった美琴の口からバイブレーターとともに喘ぎが零れた。唾液と蜜液の残滓が手を伸ばすように舞う。
「ふああんっ! ああっ! あくううっ! んああっ!」
動くなという上条の命令も忘れ、美琴の腰がクネクネと動きだした。
濡れた太ももの間を、彼の両手が上下する。溢れた蜜が、指を、手を、手首を伝い、床に白濁の王冠を作る。
「あああっ! あああっ!」
目の前で光が弾ける。文字どおり、股間から突き上がる快感は、絶頂までのメーターを駆け足で上って行った。
「あっ! あっ! あっ! イクっ! イっちゃうっ! イっちゃうよぉ!」
美琴がよだれを零しながら三度、首を強く振った。
「ほら美琴! イきたかったら約束しろ! 明日からは自分でここの毛、剃ってくるよな!?」
上条が両手の動きを一切緩めないまま、こたえを確信した問いを放つ。
間髪を入れず、美琴は頷き、
「ああっ! はいっ! 剃りますっ! あんんっ! わたしっ! きちんと剃りますっ! ご主人様の言うとおりにしますっ! だからっ! ああっ! だからあっ!」
切迫しながらもうっとりとした表情と口調。太ももが上条の動き以外の理由でビクビクと不規則に震える。
そして、
「もうっ、もうだめですっ!」
カクッ、と美琴の腰が持ち上がった。
同時に、上条が、右手の親指で、グミのように固くなった陰核を、ぐりっ、と押し込んだ。
最後の刺激が入力される。
「んんんんぅーっ!」
ビクン、ビクン、とみずみずしい肢体が痙攣する。
痙攣にあわせてぴゅっ、ぴゅっ、と吐き出される透明な液体。
床に撒き散らされたその液体の中には、蜜に流れていなかった赤毛が、確かに混じっていた。
「あ、ああぁ・・・あん・・・はあぁ・・・あぁ・・・」
「おっと」
全身から力が抜け、まえのめりに倒れかけた美琴を、上条はしっかりと抱き留めた。
「美琴。約束、忘れるなよ?」
胸元に顔を埋める形になった美琴の頭を、上条の右手で撫でる。
「あは・・・はい、ご主人さまぁ」
陶然とした表情の美琴。
撫でる右手は己の蜜でベタベタに汚れている。しかし美琴は犬がそうするように、スリスリと頭を、顔をその手に擦り付けた。
「オマンコ、綺麗にしますので・・・また、可愛がってください」
ぬるりと蜜にぬめ光るその口元。
そこには、紛れもない愉悦の笑みが浮かんでいた。
最終更新:2012年12月03日 22:45