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「えぇっまた隣の女子高の子と合コン!?」
ナルトの顔は思いっきり歪んだ。
「向こうの子からまた頼まれたんだよ!!これもよしみと思って!な!!」
そう言うとキバは手を合わせて頭を下げた。

昼休み、いつものようにサスケとご飯を食べようとしていたナルトはキバに呼び止められた。
たいていのお願いなら承諾するナルトだが、今回はそう簡単に首を縦に振れなかった。
この前の『攻撃』合コンが未だに軽いトラウマになっていたからだ。
「お前・・・この前のこと、忘れたわけじゃねぇよな・・・」
「うっ!」
急に声のトーンを落としてきたキバにナルトは思わず後ずさる。
ナルトとサスケがバックレた後、二人が帰ってこないと女の子たちが騒ぎ出し、バックレたことが分かると女の子たちは激怒、残された男3人は鬼よりも恐ろしい形相の女の子達にただただ平謝りだったらしい。
特に幹事だったキバはその後も向こうの女の子にねちねち言われていたらしく、しばらくげっそりしていた。
「おい・・・お前らのせいで俺達があの後女子からどんな仕打ちにあったか・・」
「分かった分かった分かったってばよー!!行きます!!行かせて頂きますっ!!!!」
キバが負のオーラ全開で攻寄ってきたので、ナルトは思わず降参した。
「よし!そんでサスケも誘っといてくれ!!」
「えっ!!オレが?」
「当たり前だろ!!元はと言えばお前らのせいなんだし、それにお前アイツと一番仲いいじゃん」
キバの言葉にナルトは弾かれたようにキバを見つめた。
「オレ、サスケと一番仲良さそうに見える?」
「はぁ?」
キバは気の抜けたような声をあげる。
「そりゃあそうだろ。サスケがまともに話すのお前だけみたいだし。多分全校生徒そう思ってるだろ」
「そっ、そうかな!!」
ナルトの顔は急に明るくなった。
「よっし!分かった!!オレがサスケを誘うってばよ!!」
ナルトはにかっと笑うと、サスケのいるはずである旧校舎へ向かった。
(オレ達、ちゃんと『友達』に見えるんだな・・・それも『一番仲がいい』って・・・)
キバの言葉を思い出しナルトは小さくまた笑う。
周りにもちゃんと自分とサスケが「友達」だと認められているのが嬉しかった。


「断る」
サスケの答えに分かってはいたがナルトはがっくりと肩を落とした。
「そんなこと言わずにさぁ~オレらのせいでキバたちに迷惑かけたんだからさぁ~そこをなんとか!!なっサスケ!!」
必死のナルトの説得にもサスケはどこ吹く風と言わんばかりの態度。
「大体、お前は何のために行くんだよ」
「へっ?」
「お前が前に言ってた『新しい出会い』のためか?」
急に低い冷たいトーンで話し出すサスケにナルトは無意識のうちに萎縮した。
「ダチへの義理とか、そんなんで行くつもりなら止めろ」
「止めろって・・・そんなんできるかよ・・・だってオレはちゃんと約束したし・・・」
「行くなっつってんだろ!!!」
声を荒げたサスケにナルトはびくっと身体を強張らせた。
はっとサスケはその後チッと小さく舌打ちした。
「・・・とにかくオレは行かねぇ。おま」
「なんだよっ!!」
今度はナルトが怒鳴った。
「ダチに頼まれて合コン行って何が悪ぃんだよ!!もういいよてめぇなんかっ!!サスケのバーカ!!」
そう言うとナルトは教室を飛び出した。
「・・・くそっ」
一人残されたサスケはぐしゃりと頭を掻いた。
ズカズカと歩きながらナルトは胸の辺りを掴んだ。
初めてのサスケとのケンカにいろんな感情が入り混じってなんとなく掴んだところが苦しい気がした。



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最終更新:2008年12月13日 00:18