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著:4スレ目>>257殿



天文五年(1536年)師走……
信州南佐久、海ノ口城下。
数千の武田信虎軍は、敵対する大井家の一門、平賀源心入道の籠もるこの城を囲んでいた。
近隣の相木氏なども城方に加勢し、攻囲開始から既に一ヶ月が経とうとしているにも関わらず、戦況に進展はない。
佐久往還は、雪に包まれていた。

武田軍首脳の間では撤退の声が日に日に高まってきている。
国人層出身の重臣工藤下総守虎豊、虎豊と親しく譜代家臣である内藤相模守虎資の二人は特に強く撤退を主張していた。

/ ^ω^ \虎豊「兵が疲れてまともに戦えておりませぬ。あちらへこちらへと、忙しく動き回るからですぞ」

ξ゚±゚)虎資「御屋形様、もう少し国人達に気を配られませ」
  ___
/゚ω ゚;::::信虎「…………」

重臣たちの進言にも中々重い腰を上げようとしない信虎を見かねて、武田一族の長老、信虎の叔父諸角豊後守虎定が促す。

"゚〆゚ミ虎定「左京殿、此度はこれでよし、となされませぬか」

| `Д′|「……」

( ~゚ー゚~)「……」

両職の甘利虎泰、板垣信方の二人も、真っ直ぐに信虎を見ている。
武力で甲斐を統一した左京大夫信虎ではあるが、流石にこれ以上の継戦を言うことはできなかった。
  ___
/゚ω ゚;::::信虎「……引き揚げだ」

諸将はほっと胸を撫で下ろした。どの将にしろ、このまま越年するような事態は避けたかったからだ。
そんな中、声を張り上げる若武者がいた。

「御屋形様!」

信虎嫡男、大膳大夫晴信。この時十六歳で、初陣である。

(´∀`)晴信「殿軍は、何とぞこの大夫に!」

――信虎は、この願いを聞き入れた。



(ヾ`ハ')「むう……これは怪しからぬ事」

(´∀`)晴信「そちらを巻き込んで相すまぬ。許せよ、伊賀」

(ヾ`ハ')「と、とんでもない! 某などのことよりも、若の身の心配をですな……」

神経質そうに晴信の脇に座るのは、傅役の跡部伊賀守信秋である。
晴信の傅役としては板垣信方が有名だが、両職――筆頭家老――の一人である彼は多忙であり、他に幾人かの中堅家臣が付されている。
後に奉行として活躍する跡部がその筆頭であるし、戦に関してはかつては亡き荻原昌勝、今は戦巧者と隣国にも名高い加藤駿河守虎景が就いていた。

(´∀`)晴信「のう、駿河。海ノ口は三百で落ちる城かな」

{´┴`}虎景「はてさて、駆け引き次第に御座るな」

彼ら傅役(兼寄騎)の配下と晴信直臣の旗本を中核に、晴信の手勢である御曹司衆が形成される。
この御曹司衆にはその他にも、小身の武士が加わっていた。その中には後に家中で頭角を現してくる者達もいる。
例えば、

<丶´`A´`>

晴信の乳母子で兄とも慕う長坂左衛門尉虎房や、

(虎・_・虎)

文武両道で、使番の務めを心得た者と名高い金丸筑前守虎義、

彡`Д´ミ

信虎に引き立てられた土豪出の教来石民部丞景政などと言った面々である。
この三人はいずれも甲斐源氏に傍流に連なる家格ではある。尤も、甲斐の国人の大半がそうなのではあるが。

信虎が晴信の殿軍を認めたのは、初陣にせめてもの働きを、という配慮だったろう。
しかし、晴信は虎景に、本心から海ノ口を陥落せしめることが可能かと訊いていた。

(´∀`)晴信「駆け引きか。さて……」

{´┴`}虎景「手勢のみで残ると決めてより、若殿の駆け引きは既に始まっておりましょう」

(´∀`)晴信「そうなのだが、な」

武術を嗜み文芸に秀で、武田家の惣領として申し分ないと言われる晴信も、今回が初陣である。

<丶´`A´`>虎房「自信を持たれませ。機を逃さなければ、赤子の手を捻るようなものですぞ」

(´∀`)晴信「うむ……」

さて具体的な策の話し合いに入ろうという時に、年若い旗本が声を上げた。

「恐れながら申し上げますお!」

<丶´`A´`>虎房「何じゃ、小童」

( ^ω^)「小童ではないお!」

この者、工藤虎豊の次男で、晴信同様此度が初陣になる源左衛門尉祐長である。



(´∀`)晴信「申してみよ、源左」

( ^ω^)祐長「兵が震えておりますお! 酒を飲ませて身体を温めさせるべきですお!」

<丶´`A´`>虎房「何を申すかと思えば。若君は今、それどころでは――」

(´∀`)晴信「よい、金吾。源左衛門、よう申した。さっそく酒と、兵糧もたっぷり配るように致せ」

(ヾ`ハ')信秋「兵糧も、で御座いますか?」

眉をひそめつつ、跡部信秋が横から口を挟んだ。

(´∀`)晴信「どうせ包囲は仕舞じゃ。よかろう、伊賀?」

( ^ω^)祐長(適度に腹が膨らんだ方が働けるお。それに、この状況で殿軍が飯を食っても、力をつけていると敵は思わないお。若様はわかっていらっしゃるお)

(ヾ`ハ')信秋「はあ……そのような余裕が荷駄にありますかのう」

{´┴`}虎景「跡部殿の倹約もよい心がけじゃが、ここは戦場で御座るぞ」

(ヾ`ハ')信秋「戦上手の加藤殿までそう申されるならば、某に異論はござらぬ」

信虎の治水事業が軌道に乗りつつあるとはいえ、甲斐は貧困国である。吏僚肌の跡部の神経質さも無理からぬことではあった。

(´∀`)晴信「そういう訳じゃ。頼んだぞ源左衛門。それから民部、手伝ってやるがよい」

( ^ω^)祐長「はいですお!」

彡`Д´ミ景政「畏まってござる」

こうして三百の士卒達に酒と糧食が行き渡ることとなる。


長坂虎房の中には、この時既に、工藤祐長に対してこの後三十年近く続く対抗心めいたものが芽生え始めていた。

<丶´`A´`>虎房(工藤の次男坊なぞ、農民のようなものではないか。太郎様は甘やかし過ぎておる)

虎房には嫡男晴信の乳母子としての矜持と、甲斐源氏に連なる長坂家の当主という誇負があった。

<丶´`A´`>虎房(元服したばかりでお若いのは仕方あるまいが、な……)

<丶´`A´`>虎房(まあよい。それよりも、海ノ口をどう攻めるかじゃ。跡部殿は乗り気ではないようじゃが、役人気質の御仁じゃし、仕方あるまい)

(´∀`)晴信「さて、どう攻めたものか」

{´┴`}虎景「機と、最初の一手をお間違えにならぬように

(´∀`)晴信「うむ……大井の者を装って開門させる者が要るの」

<丶´`A´`>虎房「是非とも、この左衛門尉めにお任せ下され」

(´∀`)晴信「おお、金吾にならば任せられるわ!」

晴信の策戦はこうである。
近隣諸族の援兵が城を出た後、雪に隠れて城に接近する。虎房が大井家の使者を騙って開門させると一気に攻め入り、城方が混乱している内に一気に平賀源心を討ち取る。
成否は博打であった。しかし、加藤虎景は晴信を止めることはしなかった。

{´┴`}虎景(大勝利にはなるが、大失敗は起こしようがあるまい)

という判断があったからである。



武田本隊が帰路についてから、すぐに城方に動きがあった。
援軍に入っていた相木一族が、一先ず大井宗家の庇護を受けるべく北へ向かったのだ。彼らの城は、海ノ口に援軍として入っている間に武田軍によって失陥している。
新春の奪還を志しての移動であったが、その直後武田の勢力が更に広がるなどとは相木一族の誰一人とて予見していなかった。

相木一族の撤退後、海ノ口辺りは豪雪に見舞われた。しかし、酒と食糧をたっぷりと与えられた武田兵達は元気だった。


<丶´`A´`>虎房「岩村田の刑部大輔様より伝令に御座る! 開門ッ!」

気が緩んでいたこと、外が豪雪であったこともあってだろう。長窪の大井貞隆の伝令を騙った虎房の声に、城兵は一も二もなく大手門を開扉した。

(´∀`)晴信「すわ、かかれい!」

晴信の号令一下、身を隠していた三百の御曹司衆が大手から城内へと駆けていく。


( ^ω^)祐長「うぉぉおおおお!」

「な、何じゃ!? た……武田か!?」

( ^ω^)祐長「たっ、た、武田だお!」

「ぐあッ!?」

祐長の槍は敵兵の喉を突き抜いた。絶命した敵の血を浴びて、祐長は立ち尽くす。

( ^ω^)祐長(こ、怖いお……)

( ^ω^)祐長「あ……首を……」

( ^ω^)祐長(ち、違うお。首なんか取ってる場合じゃないお。勝つ為に、為すべきことを為さないといけないお!)

( ^ω^)祐長「う、うおおお!」

再び走り出した祐長は、城の奥へ奥へと進んで行った。

( ^ω^)祐長「げ、源心だお! 源心入道がここにいるお!」

敵将の姿を認めた祐長は、声の限り叫んで味方に位置を報せた。
平賀源心は太刀を振りかざして祐長に迫ってくる。祐長は槍を繰り出すが、剛力の源心の太刀に大きく振りはらわれてしまった。

彡`Д´ミ景政「源左衛門!」

間もなく教来石景政が駆け込んで来た。
源心が一瞬そちらに気を取られた間隙に、祐長の槍が源心の右肩を貫いた。

( ^ω^)祐長「み、民部殿!」

彡`Д´ミ景政「応!」

景政は槍を捨てて源心に組みつき、太刀を抜いて抵抗する彼の首を押し斬った。

彡`Д´ミ景政「教来石民部、平賀入道が首、取ったァ!」

そうして海ノ口城は陥落した。御曹司衆の働きによって、武田氏は信州への足がかりを築くことに成功したのである。
この勝利はこの後の南佐久獲得、ひいては北の敵対勢力との戦いに繋がってゆく。



――新春。
甲斐府中、工藤屋敷。

( ^ω^)祐長「源左衛門尉、只今戻りましたお」

( ^Ω^)「御曹司様衆はよい働きだったな」

甲府に帰陣すると、祐長は兄の籘七郎昌祐に労われた。

(^ーヽ`ξ母「無事で何よりでした、源左衛門殿。この母より先に極楽へ行ってはなりませぬよ」

( ^ω^)祐長「わかってますお、母上」

( ^ω^)祐長(近頃、母上は真宗にどんどんのめりこんでるお)

祐長は寺社仏閣の歴史や伝統を尊重はしたが、神仏を信奉したり縋ったりということはなかった。

( ^Ω^)昌祐「勝因は御曹司君の機転であったとか。源心が首を討ったのは武川の教来石民部殿だそうな?」

( ^ω^)祐長「そうですお。若様が惣領であらせられる限り、そして民部殿のような兵がいる限り、武田の次代は安泰だお!」

( ^Ω^)昌祐「次代、か……」

( ^ω^)祐長「兄上?」

( ^Ω^)昌祐「いや、何でもない。まこと、大膳大夫様の御働きぶりは天晴れであらせられたわ」

昌祐は、信虎本隊が帰陣した頃より甲府で囁かれるようになった噂が気がかりだった。



  捨 殿    // ̄> ´  ̄  ̄  `ヽ  Y  ,)   殿 え
  て 軍    L_ /              / ヽ  軍  |
  駒 が    / '              '    i  !? マ
  だ 許    /               /    く    ジ
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  だ れ   l  | |_|_|_|/|  / /__!__ |/!トi   i/-- 、 レ!/ / ,-- レ
  よ る    _ゝ|/'/⌒ヽ ヽ/ '/ ̄`ヾ 、ヽト、N'/⌒ヾ    ,イ ̄`ヾ
  ね の  「  l ′ 「1     /てヽ′| | |  「L!    ' i'ひ}
   l は   ヽ  | ヽ__U,     ヽ シノ ノ! ! |ヽ_、ソ,     ヾシ _ノ
⌒レ'⌒ヽ厂 ̄  | u  〈     _人__人ノ_  i  く
人_,、ノL_,iノ!  /!ヽ   r─‐-  「  ヤ   L_ヽ   r─‐- 、   u
わ は  /  / lト、 \ ヽ, -‐ ノ   バ    了\  ヽ, -‐┤
わ わ  {  /   ヽ,ト、ヽ/!`h)  |     |/! 「ヽ, `ー /)
わ わ   ヽ/   r-、‐' // / |く  イ      > / / `'//

「聞いたか? 御屋形は太郎晴信様を殿軍にしたらしいぞ」
「そんな危険なお役目を、ご嫡男に……?」
「このところ、以前に増して次郎様をご寵愛なさっているとか……」

これらの噂に尾ひれがついて、挙句には信虎の追放劇の遠因にもなる。
本筋から離れるので詳しいことは割愛するが、こうした噂が立つ中、翌年、家中の当主不信を加速させるある事件が発生するのだ。

天文五年、駿河今川氏でお家騒動が勃発した。その結果家督を継いだ治部大輔義元に、天文六年二月、信虎は娘を嫁がせて同盟を締結。これに武田家と対立する関東の後北条氏が反発し、駿河河東地域において今川、北条両軍が衝突することとなった。
信虎は、これに対する援軍の派遣を決めた。

この年、暮春のある日。二人の重臣がこれを止めるべく、諌止の為に信虎の前に参上した。

/ ^ω^ \虎豊「御屋形様、何卒お考え直し下さいませ。民をこれ以上苦しめるのでございますか」

ξ゚±゚)虎資「大殿、下総殿の申す通りでございます。若造の治部大輔に、何故そこまで義理立てなさいます?」

工藤虎豊としては、昨年末の出兵もあり出費がかさむこと、直接的に工藤家という国衆が得るものがないことから、駿河出兵などもっての外と考えていた。それを、民の為という便利な言葉に言い換えるのだ。
内藤虎資はというと、虎豊のような国人の信頼を得なければ自らの利権を守れない。譜代家臣として虎豊と共に信虎の前に出ることで、虎豊の言葉に重みが増すし、国人達の信頼が得られる。
これを、悪しというのは早計である。武田家とは――甲斐国とは、こういう集合体なのだ。
信虎は、幼少期からの甲斐統一事業の中で、この体質を知り尽くし、憎み尽くした。その結果、あらゆることを急いでしまったが、これも悪しというのは早計だろう。

ξ゚±゚)虎資「このままでは、宗家は信を失い、家中は乱れ申しまする!」

虎資が身を乗り出して熱っぽく訴えた所へ、信虎は腰の左門次を引き抜いて斬り付けた。
  ___
/゚ω ゚;::::信虎「黙れい、獅子心中の虫が!」

ξ゚±゚)虎資「がッ」

首筋を斬られた虎資はそのまま前に倒れ込み、すぐに動かなくなる。

/ ^ω^ \虎豊「相州! おのれ、左京大夫! この気違い守護め!」
  ___
/゚ω ゚;::::信虎「無責任な国人ふぜいが何をほざくか!」

かっとなった虎豊が腰の物に手をかけるが、剣術に造詣の深い信虎の前に、抜くことも叶わず袈裟に斬られる。

/ ^ω^ \虎豊「ぐ、ぬ……」

虎豊も、すぐに息絶えた。
青ざめる小姓に始末を命じると、信虎はその場を後にした。



同刻、内藤屋敷。

つ旦~

ξ(゚、 ゚*ξおツン「ゲン、おかわりよ」

( ^ω^)祐長「ありがとうだお」

職務に関する所用で内藤邸を訪れていた祐長は、帰り際、当主虎資の妹おツンと出くわし、談笑に興じていた。
親同士の付き合いが長く、また次男として人質扱いでもあった祐長は常に在府の身である為、おツンとは幼馴染の間柄であった。
おツンは内藤虎資のたった一人の身内であり、虎資と工藤虎豊の間では、ゆくゆくは祐長を内藤家の婿養子にでも、という話も冗談半分に出ることがあった。


どっ…………どっ…………

( ^ω^)祐長「ん? 百足かお?」

ξ(゚、 ゚*ξおツン「埃が舞うから、御使番の為の専用道を用意すべきだわ」

( ^ω^)祐長「無茶言うなおwww」

どっ……どどっ……

ξ(゚、 ゚*ξおツン「? 御屋形に向かってるんじゃないみたいね?」

( ^ω^)祐長「ううむ、変だお。むしろ屋形からこっちに向かってる感じだお」

どどどっ……どどどっ……

馬蹄がどんどん近づて来て、遂には内藤屋敷の敷地に駆け込んできた。

「急の無礼をお詫び申し上げる! 工藤源左衛門殿はまだおられるか!」

転げるように下馬して庭に現れたのは、同僚の教来石景政である。

彡`Д´ミ景政「いたな、源左衛門!」

ξ(゚、 ゚*ξおツン「これは……何事で御座いまする、民部丞様?」

彡`Д´ミ景政「おお、おツン殿も、大変で御座る!」

( ^ω^)祐長「なんだお、民部殿? 勿体ぶらずにとっとと言うお?」



彡`Д´ミ景政「先刻、殿中にて工藤下総様、内藤相州様御両名が御手討ちとなった」



( ^ω^)

ξ(゚、 ゚*ξ



「おっ? おっ?」

「――え?」



彡`Д´ミ景政「――という次第だ。詳細は追って公事奉行からあるだろうが……」

呆然とする二人をよそに、景政は事の顛末を一通り語ると、すぐまた馬に跨った。

彡`Д´ミ景政「よいか、事態の推移を神妙に待つのだ。早まったことはするでないぞ!?」

駆け去っていく景政を送る余裕もなかった。
祐長の頭に、少しずつ思考力が回復してくる。

( ^ω^)祐長(どっちも、どっちだお……)

御曹司旗本として、祐長は父のような国人達が自我を抑え、武田家臣団としてもっと団結すべきだと常々思っていた。

( ^ω^)祐長(けれど……国人出身で独立心の強い父上でも、僕の父上なんだお。何より――)

ξ(;、 ;*ξおツン「あに、ぅ……あに、うえ……?」

( ^ω^)祐長(何より、おツンを泣かしたのは許せないお……!)

( ^ω^)祐長「おツン」

ξ(;、 ;*ξおツン「…………?」

( ^ω^)祐長「僕と一緒に来るお」

ξ(゚、 ゚*ξおツン「…………」


ξ(゚、 ゚*ξおツン「……し、仕方ないわね。ついてってあげるわよ、どこまでも!」


工藤祐長はこの日、母も兄も忘れ、幼馴染のおツンただ一人を連れて甲府を逃れた。

二人は、大菩薩越えに広大な関東へと逃れて行った。



             内



      修
             藤


       理



      亮
        ━━━O/⌒ヽ━ロニ>
           ∧∧(^ω^ )
          /ο・Oニ)< >
         `/  ノ∥川(ヾゝ
         (o_oイ_丶 |(_)ノ⌒i彡
           ノリリリリ丶|| ̄ノlノ
          / /~丶 ノ""丶ヘ\ヽ_
          ヽニフ|」  (_/ 丶ノ
           (_>












( ^ω^)祐長「……駆け落ち、だお」

ξ(////*ξおツン「ば、馬鹿言ってんじゃないわよ!」

( ^ω^)祐長「少しは、元気出たかお?」

ξ(゚、 ゚*ξおツン「…………馬鹿」

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最終更新:2010年06月14日 00:37