【名前】 |
戦極凌馬 |
【読み方】 |
せんごく りょうま |
【俳優】 |
青木玄徳 |
【登場作品】 |
仮面ライダー鎧武 |
【分類】 |
人間、アーマードライダー |
【詳細】
ユグドラシルコーポレーションに所属する研究者。
戦極ドライバーやゲネシスドライバーなどアーマードライダーに関わる装備のほとんどを製作した人物。
自身も「ゲネシスドライバー」と「レモンエナジーロックシード」を用いて仮面ライダーデュークに変身する。
シドや湊耀子からは「プロフェッサー(プロフェッサー凌馬)」の敬称で呼ばれる。
つかみどころのない性格で貴虎のことをファーストネームで呼び捨てた上で友人として対等な立場からものを言っていた。
ピアスや白いメッシュの入ったやや長めの髪に白衣を身にまとい、その姿はまさにマッドサイエンティスト。
自らの目的のためには他人を平気で犠牲にし、貴虎を友人として扱いながらも、その実貴虎を裏切った上で、水面下で様々な事柄を進めるというしたたかな一面もあり、他者を食ったような振る舞いも度々見られる。
彼のユグドラシルにおける任務はヘルヘイムの果実や森に関する研究、プロジェクト・アークのために必要な戦極ドライバーの量産の確立。
食べるとインベスになってしまうヘルヘイムの果実から、純粋に養分のみを抽出し人の生命維持に必要なエネルギーとして取り出すことのできる安全なロックシードに加工する技術、それを用いて戦闘に転用するドライバーの開発を行った。
ビートライダーズにばら撒いた戦極ドライバーの運用データからエナジーロックシードと、それに対応したゲネシスドライバーを開発。
これにより彼の役割は達成され、残りは戦極ドライバーのコストダウンと、量産化の道筋を建てることのみのはずだった。
だが、真の目的は「ヘルヘイムの森にある手にしたものに神秘の力を与える禁断の果実」を手に入れること。
ヘルヘイムの森と現実世界は有史以前から幾度と無く接触し、北欧神話における黄金の林檎しかり、ギリシャ神話におけるアンブロシアしかり、
異世界からもたらされる果実の伝承はヘルヘイムの森に繋がるという仮説により、独自にその力を追い求めていた。
ゲネシスドライバーすら彼にとっては通過点に過ぎず、貪欲に更なる力を発揮する新たなベルトのデザイン画を書き起こしていたシーンもあった。
オーバーロードの存在を知りながらプロジェクトのリーダーである貴虎に意図的に伏せた上で、ユグドラシルに秘密にし湊やシドを抱き込んだ上、
その生き様に興味を持ち駆紋戒斗を焚き付けオーバーロードの一人「デェムシュ」を探させ接触を持たせた。
当初は捉えた紘汰達が鮮やかな手段を持って予想外の逃走を行ったことと、
自分が保管していた試作品のレモンエナジーロックシードをどこからか手に入れ、データ以上の力を引き出していることに強い興味を持ち、彼を泳がせていた。
時間経過とともに興味を失ったのか、シドが紘汰を排除しようとしてることに許可を与えるも彼はジンバーレモンに敗北してしまう。
更に自分の知らないロックシードであるカチドキロックシードで新たな姿となった鎧武に激しい動揺を見せ、自身が関与しない未知のロックシードを手に入れたことに加え、サガラからオーバーロードの存在までも紘汰が知ってしまったと光実の口から聞くと本格的に彼を疎ましく思うようになり、密かに始末しようとするようになった。
カチドキアームズの力を手に入れている紘汰は新世代ライダーすら凌駕する力を手に入れており、さらにはバロンと接触したデェムシュが怒りのままに洞窟から表に出てユグドラシルのベースキャンプを襲うという予想外の行動をとったことにより、貴虎にオーバーロードの存在がバレてしまう。
貴虎がオーバーロードの接触を本部に秘密にしたまま行うという決定を下したことで始末するためシド、耀子らと共に斬月・真を追い詰め崖下へと転落させた。
これで邪魔者は紘汰のみと思いきや、一番の邪魔者であった貴虎がいなくなったためシドが離反し、さらにはそれを見抜けなかったばかりに彼の抜け駆けを許してしまうという失態を演じてしまう。
デェムシュが突如発生したクラックを通って沢芽市に侵攻するというまたもやイレギュラーな事態になるも、デュークの演算能力を最大限に使い沢芽市の監視カメラを掌握。
事態の発覚を遅らせながら、マリカと黒影トルーパー部隊によるオーバーロード生け捕り作戦を実行。
だが、彼は研究者としては優秀でも、指揮官としての才能は皆無であり、戦力としてみれば優秀な駒である鎧武を「オーバーロードを倒されては元も子もない」として黒影隊に排除に動かせ、結果としてデェムシュを逃してしまう。
32話ではレデュエによりユグドラシルが占拠されたのを見て、部下を見捨てて1人だけロケットで脱出する。
その後、他国のユグドラシル支社と連携を図ろうとしたようだが彼らが責任のなすりつけ合いをしているのを見て見切りをつけ、プロジェクトアークの全貌をマスコミにリークし、姿を消した。
その間にも独自に準備を続けていたらしく、38話にて再登場。
かつての白衣姿は変わらないが何故か短パン姿で現れ、紘汰らにユグドラシル本社へ潜入する抜け道について教え、
レデュエの邪魔もあったが鎧武が彼の相手をしているうちに自分だけ先に逃走し、ユグドラシル内部の自己スペースにてこれまでの経緯を把握。
舞がロシュオとともにいることをユグドラシルの通信施設を使ってビートライダーズに伝え、自らもデュークの透明化能力を使ってロシュオの元へと急いだ。
そしてその際光実が取った行動から、黄金の果実が舞の元にあることを知り、彼女を治療すると偽って身柄を預かり、邪魔な紘汰を光実に始末させるよう、危険なヨモツヘグリロックシードを与え、これを実現させた。
その間に彼女の心臓と融合していた黄金の果実の摘出に成功。
激昂した光実に対しゲネシスドライバーに仕込んだ「キルプロセス」を実行して戦闘不能にし目的の達成に喜ぶも、始まりの女となった舞は時間移動により過去へと跳び、一度は手に入れた黄金の果実を手放すことになってしまう。
そのことに動揺し理屈で説明しようとするも説明できず苛立っているところにやってきた戒斗と耀子に対し、ドライバーの「キルプロセス」で無力化しつつ、「こうも馬鹿ばかりだと世界が滅びるのも当然だな」とつぶやき、戦極ドライバーで対抗しようとするバロンに対し、圧倒的な力で変身解除させる。
だが、戒斗がヘルヘイムの果実を口にし、ロード・バロンに変貌すると、自身の開発したドライバーに頼らず人間を超えた戒斗に対し激怒。
感情をぶつけながらデュークに変身し倒そうとするも、逆に自身が圧倒されてなす術なく変身解除。
自分の才能だけが至上のものと叫ぶも、ロード・バロンに殴り飛ばされコンクリート壁に激突。
朦朧とする意識の中、戒斗へ滅びるのが運命としてそのまま落下し死亡した。
その後、『仮面ライダー×仮面ライダー ドライブ&鎧武 MOVIE大戦フルスロットル』で機械生命体の集めた情報から尖兵の「メカ人間」として複製され、ドラゴンエナジーアームズを身にまとう。
『鎧武外伝』では
呉島貴虎の父親「呉島天樹」が運営していた孤児院の出身だと判明する。
最終更新:2024年05月18日 19:42