宝生永夢

「患者の運命は、俺が変える!」

【名前】 宝生永夢
【読み方】 ほうじょうえむ
【声/俳優】 飯島寛騎
【登場作品】 仮面ライダーエグゼイド
【初登場話】 第1話「I'm a 仮面ライダー!」
【分類】 主人公、仮面ライダー

【詳細】

聖都大学附属病院に勤務する研修医であり、仮面ライダーエグゼイドに変身する物語の主人公。

一人称は「僕」で誰に対しても穏やかな敬語を使う好青年であり、普段は明るい性格で患者のことを第一に考える医療従事者としての素質を持つ。

その一方で天才ゲーマー「M」という異名を持つ様々なゲームの達人であり、ゲームをする時や、変身して戦闘を行う際には一人称が「俺」に変化し、
普段からは伺えない好戦的かつ冷静沈着に物事を進める別人格にも思える一面が表面化する。

彼の学生時代を知る西馬ニコは、「昔は僕なんて使っていなかった」と言うが…(詳細は後述)。

現在は研修医の身であるため、第12話までは小児科を担当し、第13話から24話まで鏡飛彩に付いて外科の研修、第25話からは内科の研修を受けている。
患者に対しては上述の通り身も心もケアすることを考え、執刀にのみ携わり患者に対して深入りしないポリシーを持つ飛彩や、
バグスターを倒すためなら患者のトラウマに踏み込むことも辞さない花家大我とは度々衝突する。

ゲーマー「M」としてのプレイングスタイルは「説明書を読まない」こと。
初めて見るはずのゲーマドライバー、及びキメワザスロットホルダーのエリア選択機能を直感で的確に操作してみせた上に、
超スーパーヒーロー大戦では絶対的不利な状況下でも「あるはず」と信じた隠しレアアイテムを探し続け、見事逆転に成功している。
説明書を読まずに良く天才ゲーマーと呼ばれるようになったとも思えるが、「M」としての人格の真実を鑑みるに、説明書を見ずとも問題なかったのかもしれない。

第1話にて具合の良くならない須山颯太の症状を、「大好きなゲームが出来ないことによるストレス」と判断し、独断で病院から連れ出し、
幻夢コーポレーションのゲーム発表会に連れていくが、それがきっかけで颯太はゲーム病を発症。
追いかけてきた仮野明日那が所持していたゲーマドライバーとマイティアクションXガシャットを勝手に使い仮面ライダーエグゼイドに変身、実体化したソルティバグスターを撃破した。
だが、本来ゲーマドライバーは弱めたバグスターウイルスを人体に投与し免疫を作る「適合手術」を受けなければ変身できない。
にもかかわらず永夢は処置なしで変身を可能にしていたため、他のライダー達からはその存在を怪しまれていた。

後に登場した西馬ニコは高校生時代の永夢とゲーム大会の決勝で争い、負けたことを根に持っていたが当初永夢はそのことを忘れており、
思い出すのにも時間がかかっていた。

永夢が医者を志した理由は、8歳の時交通事故に遭い、衛生省に来る前の日向恭太郎に命を救われたから。
その際ワンダースワンを恭太郎から受け取っており、ゲーム好きもこれが原点と思われる。
高校時代は天才ゲーマー「M」としてゲームに明け暮れていたが、6年前対戦格闘ゲームの全国大会のため徹夜続きでゲームにのめり込んでおり、大会が終わったあと体調を崩して入院し、6年前の手術の夢を見たことで「このままじゃダメだ」と一念発起して大学受験を行い、研修医となった。

なお、ゲームに熱中していた理由は、本当に医者に慣れるか不安だったためらしいが、大学受験の際にゲームを一時封印し、
猛勉強の末大学に合格したとのこと。

上の出来事は彼が認識していることであり、本来の事実とは若干異なる。
永夢についての事実を調べ回っていた九条貴利矢は彼に対する真実を知ったことでゲンムに口封じとしてゲームオーバーにさせられたことから、何かしら重大な事実が隠されていると思われていた。

その真実とは全世界で初めてとなるバグスターウイルスの感染者であり、ゲーム病第一号(これは明らかになる前の映画である『平成ジェネレーションズ』で先行開示されたが、その際は公式からのネタバレNGが提示されている)。
16話にて檀黎斗の口から初めて語られたことで、幼いころ自分が考えたゲームのデータをかつての幻夢コーポレーションに送った所、その才能の豊かさに嫉妬した黎斗から彼が発見したバグスターウイルスを内包するゲームの試作品が郵送され、
それをプレイしたことでゲーム病に感染。
その後、彼の身体でバグスターウイルスは成長を続け、高校生の頃に出場したゲーム大会決勝で倒れた後、バグスターウイルスが永夢の体内で成長を続けていることを確信した黎斗はネクストゲノム研究所に依頼して彼の体内のバグスターウイルスを取り出し、ライダーガシャットを始めとする自分の計画に利用してきた。

つまり全てのバグスターは彼に感染したウイルスが雛形。
適合手術を受けずにドライバーを使えたのも、現在進行形でゲーム病の患者であるためである。
だが、それでも彼のゲーム病は謎が多く、バグスターと分離しようにも何故か彼に感染しているはずのバグスターウイルスは分離しない。
更に人格が変わる時には目が赤く発光し、その際には常人には致死量のバグスターウイルスが入っているはずのガシャットの雛形の内部データを書き換え新たなゲームを作り出したり、
ゲーム病であるという事実を黎斗に指摘されたことで完全にゲーム病を発症してしまうが、
何故か消滅せず、人格が「M」のまま戻らず、患者のことを蔑ろにしバグスターとゲームで遊ぶことを優先するようになるなど、おかしなことばかり起きるようになってしまった。

実は、彼に感染しているはずのバグスターとは、他ならぬパラド
ゲーム病に感染した際、一緒にゲームで遊ぶ友達が欲しかった永夢の願いが作用したことで誕生したパラドの人格は、「M」としての人格の大本であり、ゲーム病を発症した際に永夢が消滅しなかったのは、
パラドが永夢の肉体に戻り人格を乗っ取ったことでストレスから解放したため。

6年前のネクストゲノム研究所での手術の際に分離したようだが、黎斗はこのことを知らなかったようだ(実は平成ジェネレーションズの回想シーンにて人型のバグスターが生まれるシーンがある)。

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最終更新:2023年07月28日 17:15