バッタヤミー

「悪い奴は許さない」

【名前】 バッタヤミー
【読み方】 ばったやみー
【声】 遠藤大輔(オーズ)
【登場作品】 仮面ライダーオーズ/OOO
仮面ライダーウィザード
【登場話(オーズ)】 第21話「バッタと親子と正義の味方」
第22話「チョコと信念と正義の力」
【登場話(ウィザード)】 最終話「終わらない物語」
【分類】 ヤミー/昆虫系成長ヤミー
【創生者】 ウヴァ
【宿主】 神林進
【欲望の種類】 傲慢(世直ししたいという欲望)
【特色/力】 並外れた跳躍力、電撃
【昆虫系モチーフ】 バッタ
【その他のモチーフ】 ヒーロー(仮面ライダーシン?)

【仮面ライダーオーズ/OOO】

ウヴァが司法試験の合格を目指す神林進という正義感の強い男性にセルメダルを投入して誕生させた昆虫系成長ヤミー。

並外れた跳躍力を有し、周囲に緑色の雷撃を放出して攻撃する他、素早い動きを活かした戦法も得意としている。

宿主の正義感を満たす為、周囲に迷惑をかける人間や悪人などを襲う事で成長していきひったくり犯を退治したことで白ヤミーから脱皮してこの姿へ成長を遂げる。
その様子を見た神林親子はバッタヤミーを「正義の力」と思い込んでしまう。
駆け付けたオーズとバースにウヴァと共に立ち向かうが、神林親子が同個体を倒そうとするオーズの前に飛び出してしまい、その隙に逃走する。

その後も暴力団や不正疑惑のある政治家を襲っていき、後藤は映司に「正義の行いをするヤミーでも倒さなければならないのか?」と問う。
しかし、映司は「正義の為なら人間はどこまでも残酷になれる」として神林の説得に向かう。

当初はヤミーの行動を歓迎していた神林親子だったが、悪人でも逃げ惑う者を執拗に攻撃しようとする等次第にエスカレートしていくバッタヤミーを見るうちに、徐々に考えを改めていく。
更に映司の言葉を聞いた神林は「自身の幸せは自身で守る」と改心する。

その後、工場地帯でウヴァと共にオーズやバースと交戦する。
しかし、タジャドルコンボとなったオーズのマグナブレイズに対し、最期はライダーキックのような跳び蹴りを放って応戦するも歯が立たずに爆散した。

【仮面ライダーウィザード】

魔宝石の世界の怪人として登場。

【余談】

「正義感」という欲望から生まれた為、怪人としては珍しくヒーローのように人助けとして悪人を成敗して回る事で成長する。
しかし、その正義の行いも「欲望」を満たす行動に過ぎず、ヤミー自身が独自の正義感を持って行動している訳ではない。

全体的な姿は他の人型ヤミーと同様、1匹のバッタを背負う怪人だが、全体的な姿は『真・仮面ライダー 序章』の仮面ライダーシンを彷彿させる。
更にジャンプをする際に「トゥ!」と掛け声を付け、ライダーキックのような技を見せ、「ヒーロー」を意識した演出が成されている。

基本的に上記の台詞をうわ言のように繰り返して呟いているが、「俺がお前の欲望を満たしてやる」と口にしている為に普通に喋れる模様。

「悪人を襲う」という理念に基いて行動しているが、大元の主であるウヴァへの従属が最優先される模様。
現に目の前でウヴァが「子供を人質に取り、映司にコアメダルを渡すように要求する」という明らかな悪行(恐喝)を行ったにも関わらず、動こうとしなかった。
まぁそこでウヴァに反逆してぶん殴ったりしたら話がややこしくなるので当然か。

上述の過程の為に一時は宿主の神林に従順に行動し、親子の横で腕を組んで待機したり、2人の横を自身も家族の一員のように歩くなどしている。
同個体の登場によってウヴァは自身のコアメダル(クワガタカマキリ、バッタ)をモチーフにしたヤミーを全て作り出した事になる。

劇中では「ひったくり犯」、「街中で大音量で音楽を流していた若者達」、「暴力団員」、「賄賂を渡した男性とそれを受け取った悪徳政治家」などの悪人を襲っている。

最終更新:2023年09月05日 17:12