「『強き竜の者』の筈のお前たちが、俺如きに苦戦するようなブレイブでどうする!?」
【名前】 |
デーボ・ブレイブスキー |
【読み方】 |
でーぼ・ぶれいぶすきー |
【声】 |
杉田智和 |
【登場作品】 |
獣電戦隊キョウリュウジャー |
【登場話】 |
幻のブレイブ33.5「これぞブレイブ!たたかいのフロンティア」 |
【所属】 |
デーボス軍 |
【分類】 |
デーボモンスター |
【創造者】 |
喜びの戦騎 キャンデリラ |
【考え】 |
「デーボス軍を倒すキョウリュウジャーの姿を見た人々は喜ぶ」 |
【集める感情】 |
喜び |
【成分】 |
オタク?、キョウリュウジャー? |
【配合】 |
マニアックス?、ブレイブポイント調査票?、愛・こじら閃光? |
【特記事項】 |
不明 |
【その他のモチーフ】 |
オタク?、キョウリュウジャー?、電気? |
【名前の由来】 |
ブレイブ好き? |
【詳細】
『キョウリュウジャー』の脚本家である三条氏がソーシャルゲームとのコラボ企画として新規で書き下ろした「幻の33.5話」に登場するキャンデリラ製作の
デーボモンスター。
「自分たち
デーボス軍よりもキョウリュウジャーの方が人間に人気なのだから、
キョウリュウジャーが[[デーボモンスター]]をかっこよく倒す姿を人間に見せたら喜びの感情が集まるのでは」という前代未聞の作戦を発案したキャンデリラによって用意された(それを聞かされたラッキューロは「それ、僕らが気付いちゃダメな奴!」と突っ込みを入れてる)。
典型的な所謂アキバ系のオタクが怪人化したような姿で、下半身はキョウリュウジャーたちのヘルメットを模した岩石、全身の各所に三角形の獣電竜たちのエンブレム、そして口には大型のガブティラ獣電池をくわえている。
背負っているリュックにはキョウリュウジャーのイラストが刀身にプリントされた「マニアックス」を収納しており、本人によると「昨日頑張って作った」とのこと。
上記の奇抜な作戦に沿って誕生したので、敵であるキョウリュウジャーの情報を調べ尽くしており、作戦とは関係なく携帯する「ブレイブポイント調査票」を開いては直に目撃したキョウリュウジャーの勇姿を赤ペンでチェックする趣味を持つ。
一方、キョウリュウジャーには屈折した「ブレイブ愛」を抱いており、モンスターという性分も加わって理不尽なことで逆上してしまい、興奮すると「愛・こじら閃光」というビームを頭部から放つ。
その上、「最初から負けるために生み出された怪人」であるのにも関わらず、意外と強い(ラッキューロ曰く「作戦は全然うまくいかないけど、戦闘能力はずば抜けてる典型的なキャンデリラ様のモンスター」)。
キャンデリラに紹介される形でラッキューロの前に姿を現し、二人を大量のキョウリュウジャーグッズが保管されている自称「作戦司令室」に招き、本格的な作戦を考察し始める(ちなみに部屋には「寿飛立斗辺江洲(すぴりっとべえす)」と看板が貼られていた)。
キャンデリラ達が退屈して待機している間、自力で「自分が最高のシチュエーションでやられる計画書」を作成し、ラッキューロに人集めを任せてキョウリュウジャーを誘い込むよう行動を開始する。
ツアーガイドに扮したラッキューロの引率でキョウリュウジャーファンの人々が集まると、彼らの前で派手に
ゾーリ魔たちを暴れさせ、狙い通りキングを誘き出すことに成功(ちなみにツアー参加者には「喜びの感情」を発信する媒体として作った偽のキョウリュウジャーバッジを配布)。
陰で隠れていた自身も戦闘に出ると、キングの持つ本物のガブリボルバーに興奮したり、間近で観察してハグするなど常軌を逸した行動に出るが、海外の修行から戻ってきたアミィ、イアン、ソウジ、ノッサンも合流し、
ゾーリ魔も一掃されてしまう。
さらに遅れてウッチーも合流すると、「互いのパートナー獣電竜がいる同じ島で二手に分かれて修行していたのにキングに忘れ去れていた」と落ち込む彼を仲間たちが慰める様子をほっこりと見守ったあと、悪役らしい威圧的な台詞を言いながら
ゾーリ魔と一緒に戦闘に突入する。
当初は変身したキョウリュウジャーが戦う姿をギャラリーの人々に見せつけることでキャンデリラに向けて「喜び」の感情が集まりかけたが、自分が強すぎたからなのか圧倒的な強さでキョウリュウジャーが苦戦する姿に感情の流動がすぐに止まってしまう。
あまりにも手応えがないキョウリュウジャーに向けて「
ゾーリ魔程度しか蹴散らせないのか」と怒りながら激励すると、レッドから「敵ながらブレイブがあるのか」と感心されるが、その言葉で「ブレイブを持たない
デーボス軍の一員也に必死にブレイブに憧れていた」という自分のプライドが傷つけられたと憤慨し、暴走してしまう。
静止するよう指示するキャンデリラを無視するほど我を忘れてマニアックスを振り回し、全身から放電。危機的状況に作戦を中断したラッキューロにが人々を誘導して避難させているとその中の少年が転倒し、自身の「愛・こじら閃光」が命中しそうになるが、それを身を挺して変身を解除したキングの根性に感激する。
そして、本気を出したキングの岩烈パンチで遥か彼方に殴り飛ばされると、何処かの荒地に不時着し、追いついたキングが変身したレッドカーニバルを含めた6人のキョウリュウジャーたちと仕切り直して交戦。
他の5人が召喚した
ゾーリ魔軍団を一掃している間、自分はマッチョカーニバルと対戦するも、ドリルでマニアックスを破壊され、ハンマーで頭部を地面に叩き付けられ、さらにそれらの両腕の同時攻撃にダメージを負う。
そして、『ビクトリー獣電池』と『マキシマム獣電池』を直列でセットして発動した「6獣連ビクトリーマキシマムフィニッシュ」を浴び、「ブレイブポイント10」までチェックできたことに満点パーフェクトだと賞賛して爆散する。
しかし、直後にラッキューロによって巨大化し、キョウリュウジャーたちに「ブレイブポイントFINAL」の課題を出し、ライデンキョウリュウジンと交戦。
マニアックス(保存用の最後の一本)を手に応戦すると、ザクトルやパラサガンの援護に襲われることに「自分は今、ロボ戦をしている」と興奮し、必殺の「獣電剣稲妻ブレイブフィニッシュ」にあっさりと斬り伏せられてしまう。
最期はあろうことか、ライデンキョウリュウジンにサインをおねだりし、それを受け取ると自分の生涯に満足して爆破した。
一方、肝心な作戦はというと、上記のように中断されたばかりか、避難した人々がバッチを放置して逃げたので「喜び」の感情はそれほど集められず、結果的に「このモンスターが自己満足しただけ」という残念な結果に終わってしまった。
なお、彼が記録していた「ブレイブポイント」の詳細は以下のようなもの。「キョウリュウジャー」としての特徴というよりかは、スーパー戦隊でのメタな要素を集約している。
- ブレイブポイント1『いかなる時にもレベルアップを怠らない!』
- ブレイブポイント2『事件が起こればすぐに駆けつける!』
- ブレイブポイント3『仲間の危機には全員集合!』
- ブレイブポイント4『派手にカッコよく変身!』
- ブレイブポイント5『圧倒的な強さで敵を蹴散らす!』
- ブレイブポイント6『子供を守るためには命をかける!』
- ブレイブポイント7『どんな時にもポジティブ!』
- ブレイブポイント8『一般人を巻き込まないように敵を移動させる!』
- ブレイブポイント9『(名乗り口上の際の)迫力満点の爆発!』
- ブレイブポイント10『最強の必殺技!』
- ブレイブポイントFINAL『巨大な敵にも動じない!』
ちなみにこのブレイブポイントだが、8番目を達成すると観戦する人間がいなくなるので、彼の意向に沿ってしまえばこの時点でもはや当初の作戦は破綻していたとも言える。
最終更新:2018年02月20日 01:44