モチーフ:三葉虫

【モチーフ名】 三葉虫
【読み方】 さんようちゅう
【英語表記】 Trilobite
【主な怪人】 トリロバイトアンデッド(剣)
トリロバイト・ドーパント(W)
トリロバイトマギア(ゼロワン)
暴食サイマ獣 ジュウキ(ゴーゴーファイブ)
守護騎士カンブリ魔(キョウリュウジャー)

【詳細】

地球上で確認される中でも最古参の節足動物に含まれる生物。

名前の由来は身体の縦に走る二本の軸溝により体が左中右の三葉に分かれているため。
和名は虫とついているものの、他の節足動物との類縁関係は現在の研究でも明らかにされておらず古くはカブトガニやウミサソリといった甲殻類と同種ある階されていたが、後にそれらも含めいずれも甲殻類ではないことが判明している。

頭部から数節に分かれる胸部と板状の尾部で構成され、種によっては持たないものもあるが1対の複眼と触角を備え、裏面には鰓と無数の脚を持つ。

出現時期はカンブリア紀前記と言われ、ペルム紀の後期、約2億2500万年前の大量絶滅で絶滅したとみられる。
現在1万を超える種類が確認されており、相当数が当時生息していたと見られ化石の産出数も非常に多く無脊椎動物の化石としてはアンモナイトに並ぶ知名度を持つという。
なお現在の日本があったところにはほとんど生息していなかったようで、日本での三葉虫の化石が出土することはあまり無いのだとか。

古生物モチーフは主に特徴的な見た目を持つものが選ばれやすく、目立つ部分にそのものが張り付いていることが多い。
三葉虫は化石として多く出土し知名度も高いが怪人モチーフとしてはあまり多いものではない。
昭和ライダーにも三葉虫をモチーフとした怪人はいるが、平成ライダーでは仮面ライダー剣にて三葉虫の祖としてトリロバイトアンデッドが登場。
あらゆる生物の祖がアンデッドと呼ばれる怪人として登場するなか、トリロバイトアンデッドは唯一絶滅動物の祖として登場している。
仮面ライダーWトリロバイト・ドーパントは小説での登場であるため全体像は一切不明。
戦隊シリーズでも採用数は多く無く、他のカンブリア紀に生息していたと見られるオピバニア等の古生物とミックスした守護騎士カンブリ魔や複数の化石をモチーフとした暴食サイマ獣 ジュウキのパーツに含まれる程度で直接的なモチーフにされた例は無い。

最終更新:2023年03月18日 03:27