【名前】 |
フルボトル |
【読み方】 |
ふるぼとる |
【登場作品】 |
劇場版 仮面ライダーエグゼイド トゥルー・エンディング など 仮面ライダービルド |
【初登場話】 |
第1話「ベストマッチな奴ら」 |
【分類】 |
変身アイテム |
【使用者】 |
仮面ライダービルド |
【詳細】
仮面ライダービルドが使用するボトル型アイテム。
詳しい説明は各ボトルを参照。
シールディングキャップにはビルドが変身するに相応しいベストマッチフォームに適した2つのイニシャルが描かれている。
エンプティボトルのキャップを開けてマテリアルアブソーバーを使うと、スマッシュの成分を採取でき、スマッシュに変貌した人間を元に戻す(病弱な人間の場合などは消滅してしまう)。
クリアモールドボトルの正面部にはモチーフとなっているものの絵柄があり、生物系は全体、無機物系は上段、中央、下段にかけて描かれている。
クリアモールドボトル内のトランジェルソリッドを変身者が振り、各ボトルの力を活性化させた状態で仮面ライダービルドなどへと変身を行う。
フルボトルを生み出すにはスマッシュの成分(ネビュラガス)を採取したものを石動美空の謎の力を使った装置で浄化する必要がある。
ビルドドライバーにキャップを正面に向けた後、逆転させた2つのフルボトルをセットし、ベストマッチフォームやトライアルフォームへの変身が可能となっており、ベストマッチでは音声が鳴り、トライアルは音声が流れない。
ベストマッチの場合はその形態のキャッチコピーとも取れるワードと、そのフォーム名が鳴る。
第17話で合計で60本のフルボトルが作成可能だと明かされた。
元々はファウストが目的を達成するのに作成していたものだと第8話で判明している。
第17話ではファウスト製と同じカラーの北都製のフルボトルを使い、ハードスマッシュというスマッシュの強化タイプに変身できる人間も登場している。
これは後にロストボトルというものだと判明した。
その正体は、もう1つのキーアイテム『パンドラボックス』を起動してその力を解放させるための起動キー。物語序盤で「全てのベストマッチが揃うと何かが起こる」とも言われていたこともあったが、
その実、フルボトルをベストマッチのペアでボックスの外装を担う2枚3組の『パンドラパネル』にセットすることでボックスの真の力が使えるようになる。
第36話ではスカイウォールが出現する前に60本が完成していたことが解った。
元来のボトルはエボルトがエレメントを開放するのに憑依している石動惣一の記憶から抽出したものを作成していた。
また、その後のエピソードでその際にボトルの「ベストマッチ」としての紐付けをしていたことと、その「ベストマッチ」の真相が判明する。
まず、エボルトは憑依した石動に「好きなもの」を指定させ、間接的に彼の思い出にあった「自分自身ではなく娘が好きだったもの」を30個挙げさせて選別し、動物や職業といった所謂有機物型のフルボトルのエレメントを生成。
今度はそれら30個の存在を「確実に殺せる兵器や武器」を選ばせて30個の無機物系フルボトルのエレメントも引き出そうとした。
つまり、「ベストマッチ」の正体は「互いに性能を引き出すのに相性が良いAとB」というものではなく、「愛されるAを確実に抹消できるのに相性が良いB」という危険な思想から生み出された産物となる。
だが、エボルトによると憑依している相手が途中から抵抗したことで無機物系の抽出に難航し、否応なく殺傷能力そのものが皆無の漫画や消しゴムといった一見無意味なモチーフも取り入れられたという。
この所業はエボルト自身の「愛と破壊」という歪んだ心情がもたらしたもので、本作品の台詞に度々登場する「ラブアンドピース=愛と平和」と対比したテーマとも考えられる。
だが、その内の数十本はバングルを通して石動美空を操るベルナージュが不完全なものに変えてしまう。
ボトルはオリジナルとコピーがあるということになる。
プラキットのようなスナップライドビルダーを顕現し、左頭部、右上半身、左下半身に生物、右頭部、左上半身、右下半身に無機物のハーフボディと呼ばれるパーツを装着できる。
上記の理論上だと、ビルドがドライバーにベストマッチのフルボトルを組み合わせることでフルボトル同士の性能を相乗させて高い戦闘能力を発揮できるのは、「全くの偶然」とも考えうるが、エボルトのような強敵を想定した葛城親子がそのように設定した可能性も否定できない。
最終話でパンドラボックスにセットされた状態で起動し、新世界への移行と同時に存在は消滅した。
その後、『ビルド NEWWORLD』では何らかの理由で再生産されている。
最終更新:2024年04月28日 11:14