師匠:良くぞ来た! 全国一千万の後藤君達よ!
諸君等の戦歴を振り返る軍記の時間がやって来たぞ!
ブルマ:あれ? 前回と形式が違うみたいだけど。
師匠:前回のは、まーアレね。
長ったらしい文章をつらつらと並べられても読みにくいだろうし、
反響も少なかったし、もっと簡潔な方が良いんじゃないかって事で私達の出番という訳よ。
なんか、私の出番ここだけで終わりそうな感じ?
ブルマ:セイバー陣営以外、あまり親密度高くないしね。
コツコツと教師の給料を賃上げしていく堅実派が主流だもの。
ギャンブルイベントなんかに首突っ込まないでしょ。
師匠:それはさておき、今回は動乱に次ぐ動乱の10ターンであったな、弟子一号。
ブルマ:初っ端から学園祭イベントだものね。
師匠:周りが相次いで自爆して生き残ったって感じの勝利だったわよね。
ブルマ:そうでもないわよ。
まずはアインツベルン第三帝国。
今回は資材の調達を商店街任せにしたけど本当は資源で用意する量を決めるの。
残った分は売れ残り扱いだから無駄になるから、イリヤ城のローンが払えなくなるのを恐れて渋ったのが敗因。
次に我様帝国。ここは食事関係を選んだ時点でアウト。
きっと『庶民とは味覚が違うのだ!』とか戯けた事言ってるんでしょ。
陸上部同盟は相手に追い抜かれるか、接戦になると攻勢を連打する癖があるの。
もし、ある程度の差が付けられていたら自爆はしなかったと思うわ。
最後に一番の強敵になる筈だった衛宮邸連合。
ここは学園祭前にある人材を入れちゃったのが原因ね。
この人を入れると来客数が一定値を超える度にファンブル判定が行われるの。
その結果は…まあ見ての通りね。
師匠:うむ。やはり最高のタイミングで攻勢を使い分けたのが勝利の鍵ね。
ブルマ:それと事前にコペンハーゲンの協力を得たのも大きいわね。
あそこで訓練するとウェイトレスの体力の最大値が上昇するのよ。
普通なら攻勢一回で黄、二回目で赤になってたもの。
まあ他の拠点でも特色のある援助があったんだけどね。
師匠:潤沢な資金を得た柳洞寺は即座に兵舎を購入。
学園理事にも賄賂を渡して、それでもって……あれ?
ブルマ:そこで使い切っちゃったのよね。
気前が良いというか、宵越しの金は持たないというか。
師匠:過ぎ去った事はどうでもいい!
柳洞寺も主力のアップグレードに成功し、
浮浪少女・弓塚さつきを新たに陣営に加えて大幅に戦力強化。
更にミスター・陳の怪しげな研究に協力し、遂に他国と渡り合える戦力を保有するに到ったのだ。
ブルマ:一方、大ブリテン衛宮邸連合はバナナボートの海軍を設立していた。
これの発案はセイバーなのよね。TVか何かに影響受けて、
『イングランドと言えば海軍! ロイヤルネイビーです!』って。
まあ、想像と実際の差を見て落胆したのは言うまでもない事だけど。
師匠:戦力的には充実してきたんだけど、
それをやっかまれて陸上部同盟が衛宮邸連合を後ろ盾に圧力掛けてきたのよね。
ブルマ:やってる事はほとんど地回りのヤクザよね。
運営資金持ち逃げした元・学園理事といい、この街にマトモな人っていないのかしら…。
師匠:まあ、こっちも徹底的に妨害したしどっこいどっこいね。
この頃からセイバーちゃんとの対決路線が見え始めたのよね。
より明確になったのはコペンハーゲン襲撃の時だけど。
ブルマ:ギルガメッシュの提案に乗っちゃったのよね。
戦車部隊に技術に、コペンハーゲンの資源も得られて美味しい話だったけど。
師匠:その隙を突いて陸上部同盟が学園を占拠。
更には遷都までするという傍若無人振りを発揮しました。
…でも、これって遠坂のうっかりによるミスって意見が強いけど。
ブルマ:AIの判断は間違ってなかったんだけどね。
実は、それは悪手じゃなくて妙手になる筈だったのよ。
実際に技能:情報網を使ってみて判ったと思うけど交渉の結果しか判らないの。
だから、我様帝国の依頼でコペンハーゲンに仕掛けたのは知ってても、
戦車隊が貸与されたなんて凛にとっては寝耳に水もいい所なの。
離れた場所にあるコペンハーゲンに短時間で陥落する程の数を送り込んだと思っちゃったのよ。
かといって二つの勢力を相手に拠点二つは守りきれないから学園だけに絞るつもりで遷都したのね。
師匠:人、それをうっかりと呼ぶ! 事前に氷室探偵団を送り込んで戦力調査すれば良かったのにね。
それにしても我様帝国との決戦中だというのに、よく戦力あったわね。
ブルマ:そっちはもっと簡単よ。単位100の陸上部しか派兵してないもの。
一応、形式上の同盟関係としてね。
実質、戦ってたのはセイバーとギルガメッシュだけよ。
虎視眈々と戦力を温存して学園を制圧する機会を窺ってたの。
師匠:なんと…! 敵に回しても味方に回しても危険な奴よ!
ブルマ:その戦力を出し惜しみせずに投入していればギルガメッシュを倒せたの。
だけど予備戦力を投入しないばかりか中立組織である学園に侵攻でしょ?
セイバーがそれで怒っちゃったのよ。後で増援の要請を断ったのもそれが原因なの。
ある意味、自業自得よね。
師匠:それにしても今回は色んな人が来たね。
破戒僧に未来予知少女、ロリっ子八極拳士と、カオスじみたレパートリー。
まあ中には招かれざる客も来たけど。
ブルマ:理由はあるのよ。まず第一に呼べる条件に達した事ね。
資源を無心してくるのは資源が一定値を超えたからよ。
代金を支払う事が出来ないんじゃ選択のしようがないしね。
手持ちの資源が多くなれば洗脳探偵とか強力な商人も現れるわ。
それに挑戦状を叩きつけて来たのは葛木の隠しポイントが溜まったからよ。
師匠:お金がある所に人が集まる…何だかやるせないわね。
ところで何か変なイベントが発生しているみたいなんだけど。
これって放置して大丈夫なの?
ブルマ:こっちにはあまり被害は出ないから、それでもいいんだけどね。
冒険すれば大量の人材と資源、技術が手に入るハイリスクハイリターン・イベントよ。
お宝を守るドラゴン退治みたいな感じね。
首突っ込むなら相当の準備してないと酷い事になるわ。
師匠:さすがに軍を再編中の柳洞寺には厳しいわね。
まあ、それはさておき双方、全戦力を投入しての決戦に柳洞寺は勝利!
見事に土地管理者陸上部同盟を併呑したのでした!
ブルマ:それで手に入った資源も使い切っちゃったのよね。
怒りポイントの減少と学園への投資に全部。
それも仕方ないか。あの資源の半分は凛が強制徴収したものだから。
実質、あるべき人の所に戻っただけなのよね。
師匠:そして今度は市長選の始まり。
らいおん教が出来ちゃったものだからお互いに必死に票集めてるのよね。
これで宗教が一元化されたら洒落にならないもの。
ブルマ:実は氷室鐘がこっちに来たのもそれが理由なの。
師匠:どういう事?
ブルマ:幕僚に加える条件覚えてるでしょ?
ブリテンに加わろうとした時、柳洞寺と交渉して蒔寺を解放させる事を条件にしたのよ。
もし、今交渉したら間違いなく足元見られて投票権吹っかけられるじゃない?
だからセイバーは断った訳。在野になったタイミングが良かったわね。
師匠:なるほど。人材より宗教を優先したのね。
確かに資源を喰いまくるブリテンにとっては必須だもの。
ブルマ:そういう事。聖戦でギルガメッシュさえ倒せば一気にトップに立つしね。
戦略上のパートナーがいなくなった分はマキリで代用って訳。
師匠:そういえば柳洞寺とも支援条約結んだのよね。
その直後に同盟なんてほとんど詐欺よね、実際。
ブルマ:まあ技術を売るのが一番手っ取り早い稼ぎになるから。
それが絶たれちゃうと他には強制労働施設しか収入源もないし。
立場的にも結構危ういポジションだしね。
改宗も同盟も力関係上、断れないでしょ。
ブリテンに襲われても柳洞寺が助けに来てくれるか判んないもの。
師匠:うむ。むしろこっちが助けてもらいたいぐらい。
ブルマ:それでも大分片付いたわね。
平和を標榜する暴徒も始末したし、魔物の数も半数にまで落ち込んだわ。
師匠:しかし、まさか内通者が身近にいたとは…。
ブルマ:ああ、アレね。アレはね本当は裏切りじゃないの。
雇い主同士が戦争始めちゃったものだから被害が広がる前に収めようとしたのよ。
片一方に情報を流出させて、なるべく出血を減らそうと画策した訳。
本当は逆なら良かったんだけどね。
師匠:むう…つまり彼は二人の乙女の間で揺れ動くテンパランス?
ブルマ:そう。片側に妹や恋人の命とか圧倒的な戦力差とか積めば、こっちに簡単に傾くわ。
師匠:ううむ…確かに、そっちの方が柳洞寺向きな感じがするわね。
何処となく身に覚えがあるような、ないような…。
ブルマ:そんな訳で序盤戦もクライマックス!
果たして冬木市に未来はあるのか!?
波乱の20ターン目は次回からです!
師匠:ハッ…! 気付けば弟子にまで出番取られてる!?
最終更新:2008年02月01日 10:12