876 :アトルガンの娘 ◆6/PgkFs4qM:2008/08/27(水) 22:05:31


ギル「10ギル……20ギル……40ギル……」
ギル「…………」
ギル「80ギル……160ギル……320ギル……」
ギル「…………」

ギル「640ギル……1280ギル、っと!
……どうした? 折角俺達の出番が回ってきたってのに、
さっきからずっと黙ってばかりじゃねえか?」
ギル「うむ……」

ギル「2560ギル……5120ギル……。悩み事があるなら相談に乗るぜ?」
ギル「いらぬ。ただ我は……納得がいかぬのだ……」
ギル「はい?」
ギル「納得いかぬのだ!
連載を始めるにあたって、何時如何なるときでも、
デッド選択肢が選ばれればそれで未練なく終わりと考えていた。
当然だ。選択スレは主人公が死ねば、
コンティニューなく物語を終えるという暗黙のルールがあるからな」
ギル「ああ。テンプレにも『BADENDになっても泣かない』って書いてあるな」

ギル「うむ。だからEND確定選択肢を入れるにしても、
無茶な難易度の選択肢は設けず、
最低限、文中でそれとなくヒントを出してきたのだが……」
ギル「ついに今回、選ばれちまったって訳か」

ギル「ヒントはあったのだがな。
デッド選択肢を選ばれた前回で語るとすれば、
素手での脱出は不可能と説明された一文がそうだ」
ギル「なーるほど、確かにあるな。だから脱出を選ぶのはマズかったと。
しっかし分かり難いヒントだなあ。
気付かなきゃ流し読みするような場所だと思うぜ?」
ギル「なればこそ選択スレ住人なら……と思ったのだが」
ギル「ファファファ! まったく、見事な死にっぷりだったな!」
ギル「まったく、我の鎖でなく、
ライダー如きの鎖にしてやられるとは……
いくら素手だったといえ、不甲斐ないぞ、セイバー。
この程度の苦難が一蹴出来ねば、
これより待つ未踏峰は乗り越えられぬ」

ギル「セイバー編全体を起承転結で例えるなら、
起の半ば辺りで死んじまったんだよな……。
本当の本当にスタート付近だったんだよ」
ギル「それが尚更悔やまれる。というか納得できぬ」

ギル「さっきも言っていたよな。何がだよ?
 今更駄々こねたって、もう選ばれちまったモンは変えようがないぜ?」
ギル「うるさい! 納得できぬのだ!
 セイバー編に限れば起の半ばでも、
 物語全体として捉えれば、まだ描くべきものの2割も出しておらん。
 こんな何も成しておらぬ状態でやめられるか!」
ギル「おいおい……。つーか、作者は何年連載続ける気だったんだ?」
ギル「そんなもの知ったことか。我は王だぞ」
ギル「うわ、開き直りやがった」

ギル「本来ならこのような雑談形式ではなく、
 画太郎風味となった我と貴様のドタバタコメディを描く予定だった。
 怒り狂う我に貴様が土下座しながら倒立して、
 我目掛けてぶっ倒れて終わりというオチも考えていたのだぞ?」
ギル「俺が土下座する役だったのかよ……。
 しかも画太郎って誰だよ。倒立しながらって何なんだよ」
ギル「繰り返すが我は王だ。王がそんなこと出来るか。
 世界の我。このSSは我が育てた」

ギル「はいはい。とまあ、その話は措いとくとして。
 じゃあ、詰まるところ、お前は何がしたいと?
 ここまで話を引っ張いといて、結局やるのは悪ふざけじゃあ、
 締まる所も締まらないぜ」
ギル「ふん、貴様に言われるまでもないわ。再開だ。
 我の出番が回ってくるまで、というより、納得のいくまでやる。
 我がいいと言うまでやるぞ」
ギル「そっか。……ところでどうでもいいけど、
 お前ってゲーセン行ったら散財するタイプだろ?」
ギル「ぬぅ、何故分かる!?」

ギル「…………。
 さて! じゃあ俺から色々と説明させてもらうが、
 再開といっても、勝手にやる訳ではなく、
 勿論皆の許可を貰いたいと思う。
 デッド選択肢で涙を呑んだ歴代選択スレ作者の方々には申し訳ないが、
 このままでは俺も奴同様、すんなりとは終われねえぜ。
 それと、予め注意しておくが、
 このセイバー編においてネタは副菜だ!
 ステーキの端に置かれたパセリだ!
 腹ペコネタを出す予定は今のところない!
 ……ま、内容が各々のトラウマや成長に関わる
 バリバリのガチンコ物だからなあ。
 本作が真っ当なクロスでないのは重々承知だが、
 ネタは口直し程度に考えておいてくれ。
 加えて今回は舞台が戦場なだけに、死亡確定選択肢が多い!
 ……とはいえ、これは上の方で説明した通り、
 絶望的に理不尽な選択肢を入れる予定はないぜ。
 あくまでも注意深く読めば分かる範囲内にしようと思う。
 それでも、今回のゴルゴン三姉妹然り、
 敵方のスパイがいたり、予想外の人物が超重要人物だったり、
 皇国の真意、そしてオーディンの正体や鉄巨人があいつ……」

ギル「待て! ネタバレはそこまでだ。
 ……オホン。
 とにかく、物語としては中々に理不尽だ、とだけ言っておこうか。
 選択スレ名物のネタは少ない!
 が、それは他の作者方が描いているので、このスレ的には充分だろう。
 はてさて、国へ注ぐ迷いを断ち切ることが出来ないセイバーが
 如何なる形で己に決着をつけることが出来るのか……
 それとも、更に心の傷を広げることになるのか……
 それとも、我の嫁となって全ての贅と我が寵愛を受けるのか」
ギル「待て待て。セイバーたんは俺の嫁だにょ」
ギル「我の嫁だにょ!! ふざけんなにょ!! 今すぐ帰れにょ!!!」
武内御大「ち、違うにょ。セイバーは俺の嫁で……」
ギル「どーぞどーぞ」
ギル「どーぞどーぞ」



Ⅰ:どーぞどーぞ
Ⅱ:いや、俺の嫁だにょ

(*注 上が連載再開、下が連載中止の選択肢です。念のため。)


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Ⅰ:5
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最終更新:2008年10月08日 16:52