531 :悠久蒔寺幻想曲 ◆M14FoGRRQI:2008/12/07(日) 19:22:08
バンチョーズにも挨拶に行く事にした。
パイナップル頭のバレエ番長の他に二人の番長、他のチーム同様三人組だった。
後藤P「お久しぶりですバレエ番長」
バレエ番長「後藤ちゃん久しぶりじゃない。あれ?前よりボーイッシュになった?」
後藤P「ボーイッシュと言うよりボーイですから僕」
えー、という落胆の声をあげるミステリアス番長の二名。
どうやら君に関する情報がちゃんと伝わってなかったみたいだ。
ミステリアス技巧番長三将「強力番長三将(バレエ番長の事)ー!話がちがうじゃねえか!」
ミステリアス飛翔番長三将「そーだそーだ!」
ミステリアス番長達がバレエ番長に詰め寄る。二人ともバレエ番長に劣らずかなりの巨体だ。
一体中にはどんな人物が入っているのだろう。
バレエ番長「許せお前ら!後で別の女の子紹介するから!だから本番では協力しようぜ、な!」
後藤P「バレエ番長、そろそろ彼らの紹介してほしいのですけどいいですか」
バレエ番長「おおっ、すまないねえ!んじゃ紹介するぜドラム担当の飛翔番長三将と
ギター&ベース&キーボード担当の技巧番長三将だ。名前とか素顔はまだ勘弁な」
マキジ「技巧番長三将すげー!」
バレエ番長「なんせ技巧番長だからな」
後藤P「バレエ番長の楽器は?」
バレエ番長「俺はドラム」
エト「今気付きましたけど今回のライブドラム率高いですね。ネコーズも皆ドラム使うらしいし」
バレエ番長「いや、それが情けない話なんだが」
後藤P「ギターではクラウザーに勝ち目が無いからですね」
バレエ番長「そう、そのとうりなのよ。俺達見た目はこうだが音楽では素人だしまともに
やりあったらDMCに勝てるわけないじゃない。だからドラムを重点的に攻める事にしたわけよ」
マキジ「それ分かるぜ。クラウザーさんやジャギ様に比べたらドラムのカミュって少し落ちる
イメージがあるからな」
彼らはアイドルマスターを目指しているのではない今夜限りのライブスター。
ならば達人相手に負け覚悟で一矢報いようとする方法も決して否定はできない。
マキジ「あ、そだバレエ番長」
バレエ番長「なんだ?」
マキジ「バレエ番長は今日2106のアイドル誰が来るのか知ってる?」
バレエ番長「俺達がDMCに惨敗した後登場する奴だろ?誰なんだろうな、俺もそれを早く知りたい」
マキジ「ガックシ」
開始まで後20分弱、屋台を色々めぐる事はもう無理そうだが、
マキジ「私ら今日オフなのに全然祭り楽しんでねー!」
エト「忘れてたー!」
マキジ「後桐君、時間ちょっとだけあるし行こうぜ!」
【選択肢】後藤君を日系人みたいなと表現した理由は髪の色です。
片方だけ行けます:ヤキソバ屋にちょっとよってくる。
どっちにしますか:的当てにちょっといってくる。
575 :悠久蒔寺幻想曲 ◆M14FoGRRQI:2008/12/08(月) 21:12:43
後藤P「せっかくのお祭り、挨拶回りだけじゃなく少しは遊んでこうかマキジ」
マキジ「それでは的当て行ってみよう!」
君達がネコさんの的当てに来ると残念ながらもう客はまばらで商品もほとんど残ってなかった。
ネコさん「いらっしゃーい、もう商品ちょっとしか残ってないけどやってく?」
この場所では的当てを行う事ができます。
的までの距離に応じて成功時に商品を得られるのでしたが―、
ネコさん「3、40分ぐらい前に来た飛翔ナントカってでかい人があらかた商品もってっちゃってねー」
もう三種類しか残ってない。
20メートル先の的(商品ネジ)
30メートル先の的(商品ミナミの帝王)
120メートル先の的(商品いにしえフリーパス)
チャレンジ料金は200円、現在所持金1万5350円どうする?
【オモロー!】
年末調整はお早めに:20メートルにチャレンジ(目標値+4)
正月は銀行もATMも休み:30メートルにチャレンジ(目標値+5)
モチは細かく切って良く噛んで:120メートルにチャレンジ(目標値+18)
破れたシャツは大掃除に利用:プレイせずに会場に向かう。
651 :悠久蒔寺幻想曲 ◆M14FoGRRQI:2008/12/10(水) 07:51:30
44、7、19、41ィ!ごじゅよん!
合計+7、君の投げたゴムボールは的に命中!
ネコさん「はいおめでと~」
マキジ「後桐君すげえ!」
エト「ところでネコサン、120メートルなんて誰もできない気がするのだが」
ネコさん「さっき言った飛翔なんとかさんは距離は届いてたよ。的には当たらなかったけどね」
マキジ「721!飛翔番長の正体は野球選手か!?」
後藤P「マキジ、エト、そろそろライブが始まるから」
エト「承知。行くぞマキジ」
民法に詳しいトイチの金貸し萬田はんが自分の客の為に悪徳商人達と戦うという内容の漫画。
ワシは他人の違法行為は決して許さへんでー!
これを持っていると給料交渉の時に有利に働く。
6時50分君達は会場に戻ってくる。
後藤P「まだ、余り人がきてないね」
マキジ「DMCが出てくる頃には満員になってると思う。どこに座ろうか?」
武内「おーい君達、こっちあいてるよ」
武内社長に誘われ君達は関係者用の席に座る。ここからなら舞台が良く見渡せるし
安全性から見ても絶好の場所だ。君達が席に着いてすぐ、舞台中央にスポットが当たり
ドラムセットと巨大な宇宙蜘蛛が姿を現す。
マキジ「キャー、ORTたーん!」
ORTたん「皆さん今日はDMCスペシャルライブに来てくれてありがとうだわさ。
メインイベントの前にまずはわちき達の曲で体を温めて欲しいわさ、ムヒョ~。
曲名は『アメリカ大統領50人以上同時亡命』、演奏するのはわちきと後ろにいる二人、
カモンネコーズ!」
ORTたんの両隣にライトが当たりドラムセット二台とネコカオスが映される。
ネコアルクの姿が見えない―!いや、ドラムセットの椅子の上にちゃんと座っていた。
しかし、背が低すぎる為に猫耳しか観客には見えていない状態だ。
【選択肢】
ウルフマン:見えない事を大声で注意する。
オモロー!:声援を送ってそれとなく気付かせる(推奨値+6~+1)。
リキシマン:黙って見ている。
716 :悠久蒔寺幻想曲 ◆M14FoGRRQI:2008/12/12(金) 21:17:03
44、1、44、ごじゅいち!44
合計+3、随分44が出たね!
後藤P「頑張れ男の子達!」
ネコアルク「女の子もいるぜべいべー!」
君の声に反応してネコアルクが椅子の上に立ち上がり姿を見せる。
ネコアルク「おー、ニャんか視界がスッキリ。そっか、ドラムの高さが合ってなかったんだにゃ」
ORTたん「ではここでメンバー紹介だわさ。今ドラムの高さを直しているのがネコアルク、
たまにギャグも飛ばすけれどわちき達の頼れるお姉さんだわさ。反対側にいるのがネコアルクカオス、
名前が長いから皆からはネコカオスと呼ばれている3002のマスコット的存在だわさ。それでは
準備も終わった見たいなのでミュージックスタート!」
三人のドラムの音とORTたんのミステリアスな美声が響き渡る。スタートには多少手間取ったが
場の雰囲気は決して悪くはない。
ORTたん「いざ進め変革の道を 新たなる指導者その名は」
ネコーズ「ノッチ!」
富竹ノート「いいぞー、ひゅーひゅー」
気が早い富竹「ゴートゥDMC!ゴートゥDMC!」
武内「三人とも何とかとちらずにやり遂げた、君のおかげだよ後藤君」
後藤P「いえ、僕はここで声援を送っただけです。今回の成功はあの三人と奈須チーフの手柄ですよ」
三人は持てる力を100%出し切り前座を成功させた!もし君の選択が間違っていたり事前に応援に
行かなかったら80%や60%だったかも!
キャス子「みなさーん、葛木メディアでございまーす」
エト「閣下!閣下!」
マキジ「年増!年増!」
キャス子「この後すぐ、いよいよ龍神祭のメインにしてラストイベント、DMCライブが始まります。
一般参加バンドとのタイバン形式でお送りしますのでお楽しみください」
マキジ「バツ一!バツ一!」
キャス子「挑戦者バンチョーズ入場!」
ドライアイスの煙が上がりバンチョーズが奥から姿を現す。
バレエ番長「ドラム担当、竜珠区出身バレエ番長!とぉーっ」
マキジ「でたーっ、スペシャルファイティングポーズだーっ」
ミステリアス番長×2「そして俺達は!」
ミステリアス番長達の服が舞い上がり中の人が明らかになる。
ミステリアス飛翔番長三将「同じくドラム担当、グダグダ区出身韋駄天番長らよ!」
ミステリアス技巧番長三将「残りの楽器は俺、幻想区出身無双番長が担当するぜ!」
坊主頭にランニング姿、見るからにアスリート風の韋駄天番長。
なぜかコペンハーゲンの紙袋を脇に抱えている。
赤い鎧を着た2メートル以上の大男、無双番長。
英霊顔負けの威圧感と人懐っこさが同居した不思議な男だ。
キャス子「続きまして我らがカリスマバンド!DMC入場!」
おどろおどろしい曲と共に床が開きDMCの三人がせり上がって来た。
自己紹介など必要ないと言うことだろうかDMC側は三人とも無言で顔を伏せている。
キャス子「それではDMC対バンチョーズのタイバン・・・レディー、ゴー!」
エト「P、今更だがタイバンとは何でしょうか?アイドルバトルとは違うのですか?」
後藤P「本来の意味では他のバンドと一緒にライブをやることをタイバンと言う。
でもこの場合はバンド同士で同時に演奏しその優劣を競う意味として使われているね。
アイドルバトルと違うのはそこに審判や明確なルールが存在しない事、片方のバンドの
心が折れるまで勝負は続くらしいよ」
マキジ「クラウザーさんと相手のバンドのボーカルが豚に乗り先にゴールした方が勝ち
という展開になった事もあるんだぜ!」
エト「どさくさに紛れて適当な嘘をつくなマキジ」
〈1ターン目〉
挑戦者であるバンチョーズが先手を取った!
バレエ番長と韋駄天番長がカミュと激突!
バレエ番長「ハーイ!」
バレエ番長のファイナルポーズ!魅惑のポーズで観客はメロメロだ!
韋駄天番長「おぎゃぁぁぁぁぁ!」
韋駄天番長はドラムを真上に放り上げ、佐渡おけさを踊りだした!
カミュ「クソが」
カミュの毒舌!バンチョーズのテンションが少し下がった!
無双番長とジャギ様が激突!
無双番長「無双番長チェーンジ!」
無双番長は6本腕になった!次ターンから3つの楽器を同時に演奏する!
ジャギ様「ほっ、ほっ、ほっ」
ジャギ様の松明ジャグリング!一回りして普通に上手い所が猟奇的だ!
クラウザーさんはフリー!
クラウザーさん「ヘイヘーイ、アイムクラウザー、アイラブベースボール」
クラウザーさんはラジカセを担ぎながら野球愛を熱唱!
ワカメウス「大重圧!」
交戦ポジションの全敵武将の敏捷―2!
ドラム/バンチョーズやや優勢
ベース/DMCやや優勢
ボーカル/なんかいつものクラウザーさんと違う気がする
飛び入りのワカメウス/閣下直属のメカヒスイ達の手により退場
エト「訳が分からない、誰か解説頼む」
マキジ「いつもの作者の悪い癖が出ているだけなんだぜ!」
後藤P「あの番長が持っていた紙袋の中何が入ってるんだろうか」
【選択肢】
カオス:ここで普通に観戦している。
オモロー!:ナベアツでバンチョーズを応援(+12以上でバンチョーズ勝利)
オモロー2!:ナベアツでDMCを応援(+3以上でDMC勝利)
752 :悠久蒔寺幻想曲 ◆M14FoGRRQI:2008/12/14(日) 19:26:52
ターン数に直せば6~7ターン分の時間が経過しただろうか。
マキジ「後桐君、なんかさ」
後藤P「うん」
エト「だんだん会場が冷えてきましたね」
後藤P「そうだね」
最初は勢いのあったバンチョーズだが、例えマッチョでも初心者がドラムを叩いていればすぐに
バテてしまう。ドラムとは筋肉で叩くものではないのだ。たった一つしか用意してなかった
持ち歌を何回もループさせているバンチョーズ、しかも回数を重ねるごとにパフォーマンスの
質が低下している。もうDMCが少し本気をだせばすぐに決着がつくだろうところまで来ていた。
しかし、まだタイバンは続いている。
クラウザーさん「オー、オー、オーオー、ハーンシーンタイガース、フレーフレフレフレー」
肝心のDMCのボーカル・クラウザーさんがまだこんなだった。
エト「マキジよ、DMCというのは本当にメタルバンドなのか?クラウザーという男、私には
野球好きのラテン系にしか見えないのだが」
マキジ「た、たまにあるんだよ!クラウザーさんはたまに肌が黒くなってスロースタート
だったりするんだよ!でもこれまで何回かそんな事あったけれど、いつも気が付いたら
肌の色が元に戻っていてライブの締めまでには最高潮にもっていっているから今回も
大丈夫だと思う、たぶん」
エト「マキジ、それはひょっとして影武者なのではないだろうか」
マキジ「あ!ほら見ろよエト、そろそろクラウザーさんが本気だすぜ」
ステージ上のクラウザーさんを指すマキジ。彼の立っている床が登場時とは逆にゆっくり沈み
始めていた。
クラウザーさん「オーノー、アイムダウーーン」
マキジ「きっと再びクラウザーさんが出てくる時肌が白くなっていてエンジン全開なんだぜ!」
エト「いや、だから本物のクラウザーは何らかの理由で遅刻していて、今ステージの下に
沈んでいるクラウザーの影武者と入れ替わる所ではないのか?」
マキジ「さあ来るぞー、100%中の100%のクラウザーさんが来るぞー」
エト「マキジ、君はもう少し鹿の話を聞いたほうがいい」
【今回は選択じゃないし】
さあ、クラウザーさんによる地獄の始まりだ!所でクラウザーさんはどんな風に登場し
どんな悪魔的な事をするんだろう?それを決めるのは君達だ!
締め切りは今日(12月14日)の24時まで!それまでに書き込まれた意見の内、他の意見と
矛盾するもの、作者の力量を超えるもの以外は採用だ!あんまり無茶振りしないでね。
右の括弧内にクラウザーさんの登場方法や行動を書いてね:【 】
こんな投票でした
+
|
... |
753 :僕はね、名無しさんなんだ:2008/12/14(日) 19:38:47
右の括弧内にクラウザーさんの登場方法や行動を書いてね:【クラウザーさんはクラウザーさんでもバッツ・クラウザーさんが出てきてギル……もとい無双番長と戦闘開始】
754 :僕はね、名無しさんなんだ:2008/12/14(日) 19:51:25
右の括弧内にクラウザーさんの登場方法や行動を書いてね:【やったーっ、クラウザーさんの登場だ……って、あれ? なんか赤い襤褸切れを纏った黒い肌に刺青だらけのロックスターみたいな男が乱入!?】
755 :僕はね、名無しさんなんだ:2008/12/14(日) 21:26:17
右の括弧内にクラウザーさんの登場方法や行動を書いてね:【なんか、クラウザーさんが麻婆食ってる】
756 :僕はね、名無しさんなんだ:2008/12/14(日) 21:27:12
右の括弧内にクラウザーさんの登場方法や行動を書いてね:【とりあえず、虎を出せ】
757 :僕はね、名無しさんなんだ:2008/12/14(日) 21:29:20
右の括弧内にクラウザーさんの登場方法や行動を書いてね:【我こそ真のドラゴンライダーよ!!とばかりにメタボな竜に食われながら会場に舞い降りた!】
758 :僕はね、名無しさんなんだ:2008/12/14(日) 21:34:39
右の括弧内にクラウザーさんの登場方法や行動を書いてね:【豚をレイプしている竜をさらにレイプするなんてなんて猟奇的なんだクラウザーさん!まさに悪魔の三連ケツだぁーっ!】
759 :僕はね、名無しさんなんだ:2008/12/14(日) 21:52:31
右の括弧内にクラウザーさんの登場方法や行動を書いてね:【デク網葉、ルルイエ西、立川スペシャルら診療所のドクターらを豚にして引き連れ、梨元さん(資本主義の豚)入場。豚共の背中の上ではクラウザーさんと謎の外道神父がワイン片手に世界経済について語り合っている・・・だと・・・・・・っ!】
760 :僕はね、名無しさんなんだ:2008/12/14(日) 23:04:24
まだ大丈夫かな?
右の括弧内にクラウザーさんの登場方法や行動を書いてね:【アーチャーの遺影と棺桶、そしてたまたま居合わせたギルガメッシュ子がせりあがる。
そして棺桶からクラウザーさん登場、ギル子に対して一秒間に十回レイプ発言。】
|
762 :悠久蒔寺幻想曲 ◆M14FoGRRQI:2008/12/15(月) 09:11:32
誰もが床が戻ってくる時に全開のクラウザーさんが出てくると思っていた。
だが、床と共にせりあがって来たのは―、黒の女性下着を身につけた中年集団だった。
マキジ「先頭にいるあれはっ、DMCのオプションキャラ資本主義の豚だーっ!」
リーダー豚「オウオウオウオウオウオーウ(皆さん、大変お待たせしました。今日は人間達の宴の日。
それゆえにクラウザーさんの体に観客の皆様の邪気が中々集まりません。完全なるクラウザーさん
の復活の為に皆様の力をお貸しください)」
デク豚「ウワラバウワラバ(さあ、両手をあげて皆の邪気をクラウザーさんに届けるのだ)」
残りの医者豚「オウオウオーウ(私の邪気をクラウザーさんに!我輩の邪気と愛をクラウザーに!
ミーのダークパワーをミスタークラウザーに!)」
マキジ「何やってんだよ後桐君、エト!早く両手を上げて邪気を届けないと!」
エト「P、クラウザーはどこから来ると思いますか?」
後藤P「うーん、この演出に上手く繋げるならやっぱり空中からワイヤーで吊り下げての登場かな」
マキジ「ああっ、ステージ上空に誰かいるぞ!」
本当に空中から何か来た。そのシルエットはクラウザーさんではない。
先週の走りこみでいくらか痩せた竜が口に棺桶をくわえ、何故か背中に言峰教会のメンバーを乗せて
ステージに降り立った。
ジャギ様「な、なんだお前たちは!台本に書いてあった2106プロのシークレットアイドルか!?」
バレエ番長「まだ俺たちまけてないぜ!勝ち目もないけどな」
外道神父「違う。我々は皆様の悪意に呼ばれてやって来た即席チーム、『秘密結社マボマボ団』。
私がリーダーでボーカルの外道神父」
ギル子「我(わたし)がボーカルのギルガメッシュだ」
アンリ「そして俺もボーカルでーっす。っていうか皆楽器演奏できないからってこれじゃあ
合唱団じゃねーか」
無双番長「おおっ、あのかわいこちゃん俺のハートにクリティカルヒットだぜ!ヘーイ彼女、
俺のサブリガを履いてくれないか?」
ギル子「近寄るな外道」
無双番長「ガックリ」
外道神父「それでは私達の曲を聞いてくれ。『さよなら赤いの』」
竜が棺桶を床に落とし神父が赤いのの遺影を掲げる。一仕事終えた竜はお腹がすいたのだろうか
ヨダレをたらし資本主義の豚達に一歩一歩近づいていった。
ブラザー豚「オウオーウ(く、くるな。私達は全然美味しくないぞ)」
デク豚「ウワラバ~(俺たちはただの闇医者だ。悔しいが化け物相手に何もできずに喰われる運命か)」
逃げ惑う豚たちを無視しマボマボ団は勝手にパフォーマンスを続けていく。
外道神父「ギルガメッシュ、彼にこれを」
ギル子「うむ」
神父からマーボーを受け取り棺桶の窓に流し込むギル子。その時棺桶からかすかに声が聞こえた。
「・・・イプ」
ギル子「何だ?」
クラウザーさん「レイプレイプレイプレイプレイプレイプレイプレイプレイプレイプ!!」
ギル子「ひ、ひゃぁぁぁぁん!」
胸を揺らしステージから転がり落ちるギル子。
直後、棺桶の蓋が内側から叩き割られ額に『殺』と書かれたマーボーまみれの男が
ゆっくりと起き上がる。
マキジ「クラウザーさんだ!あの白い肌も額の文字もエリを立てた青い服も完全に
クラウザーさんだ!え、エリを立てた青い服?」
無双番長「何だ・・・あの服は・・・バ・・・?」
後藤P「あ、あの服コペンハーゲンで見た事あるよマキジ。僕が選ばなかった古着にあんな青い
シャツがあった気がする」
クラウザーさん「皆の者、よくぞ俺の為に邪気を集めてくれた。本来ならこのようなめでたい日
俺は人間界に現れる事ができぬのだが、お前たちのおかげでこうして棺桶の中の死体に魂を
寄生させて存在する事ができるようになったぞ。礼を言おう」
マキジ「首から下がゴボウ男なのはそういう事か!さすがクラウザーさん、人間達の祭りに
参加する為にここまでしてくれるなんて!」
エト「普通に考えたら遅刻して鎧とか着る時間が無かったからメイクとヅラだけして大急ぎで
竜に運んでもらったんじゃないかと思われるんだが。と言うかさっきの影武者の存在と今の設定
完全に矛盾しているぞ」
無双番長「バッツ!お前バッツなんだろ!何でそんなメイクしてるんだよ!?」
ようやく登場した今回の主役クラウザーさん、彼の最初の行動は自分をここまで運んできた
竜への不意打ちだった。変なものばっか食べさせられて弱っていたお尻にクラウザーさんの
つま先が刺さる。
クラウザーさん「俺の豚に勝手に手を出してんじゃねぇー!(ドゴス)」
竜「グォオオン!」
マキジ「豚をレイプしようとした竜を昇天させたクラウザーさん、まさに悪魔の三連ケツだーっ」
クラウザーさん「それからお前」
無双番長「おう、へへっようやくあの時の戦いの続きができるなバッツ」
クラウザーさん「腕が一杯でキモイ」
無双番長「な・・・に・・・」
マキジ「バンチョーズで一番手ごわい無双番長がたった一言で真っ白に燃え尽きたー!
これぞ魔界式トラウマえぐりだぜ、すごいぜクラウザーさん!」
エト「六本腕で長時間演奏していた疲れとか、それ相手に互角以上に戦っていたジャギの事にも
少しは触れてやれ」
瞬く間に場の空気を制したクラウザーさんの元に資本主義の豚達が集まる。
そして彼らが運動会名物三段ピラミッドを作るとその上にクラウザーさんが腰掛ける。
マキジ「資本主義の豚達の作ったピラミッドの上に腰掛けるクラウザーさん、あれこそが
資本主義の上にクラウザーさんの悪魔主義があるという証明!社会主義の敗因が資本主義の
影に存在するクラウザーさんを発見したショックだと言うのは本当だったんだーっ!」
クラウザーさん「デストロイサブプライム!デストロイガソリン高騰!」
外道神父「デストロイ派遣リストラ!」
アンリ「デストロイ医療問題!」
いち早く場の空気を読んだマボマボ団の二人はDMCに追従。間奏部分では神父秘蔵のワインを
クラウザーさんに振舞うまでのしたたかさ。
ジャギ様「いいぞクラウザー、本当にお前はメタルモンスターだな」
カミュ「遅いんだよカス」
マキジ「クラウザーさんに合わせて他の二人も本気モードに入ったぜ!私には見える、
二人の後ろに渦巻くどす黒い悪霊がな!」
ジャギ様「かっわいた~風をかっらませ~」
マキジ「ああーっ、カミュがドラムセットから降りて韋駄天番長の後ろに回った!口でドラムを
持ち上げて演奏しながら佐渡おけさステップを踏んでいる韋駄天番長は何も出来ない!」
ジャギ様「あなたを~つれてくのさぁ~」
マキジ「カミュのドラムスティックが韋駄天番長のケツを直撃だ!敵のケツをドラムにするなんて
凄い悪魔的だぜ!」
ジャギ様「はにぃそぉすい~限りない夢を~」
韋駄天番長「も・・・もう限界らよ・・・、バレエ番長、後ヨロシク・・・」
マキジ「ついに韋駄天番長のズボンが破れケツが丸出しになった!と同時に韋駄天番長が崩れ落ちて
口にくわえていたドラムの下敷きになったー!これで後はバレエ番長だけだ!」
ジャギ様「この両手につっかんで~フゥ~」
観客の声援はDMC一色、まだ戦えそうなバレエ番長も演奏する手が止まってしまっている。
これで完全に勝負が付いた。そうバンチョーズとの戦いはこれで決着だ。そして観客達は知らなかった、
関係者たちもDMCのパワーに圧倒されてすっかり忘れていた為本気で驚いた。
突如吹き上がったドライアイスの煙、煙の向こうのステージ奥に人影が一つ。
マキジ「だ、誰だあれは!?」
エト「2106のアイドル!?しかしあのシルエットは男・・・?2106に男性アイドルはいなかったはず」
虚淵「さあ、ここからが本番だよ。メタルモンスターことヨハネ・クラウザー二世。
彼のデビューの相手としてはちょうどいい」
煙が晴れ男がステージ中央に現れる。顔を見ても誰もそのアイドルの事を分からなかった。
誰も知らない顔がそこにあった。
クラウザーさん「貴様、何者だ」
男性アイドル「邪気眼王、俺の名は邪気眼王NANAYA。これからあんたを殺すアイドルだ」
クラウザーさん「ふん、面白い。ではかかってくるがいいわ!」
大河「だーかーら、言ったじゃん私!2106にはすんげーアイドルがいるって言ったじゃん私!」
後藤P「うわっ、藤村先生いつから関係者席に!?」
大河「さっきヤキソバ完売したから急いでこっち来たのである!」
武内「で、あのアイドルは何者なんだい?ウロブチはどこでアイツをスカウトしたんだ?」
大河「知らなーい」
【選択肢】謎のアイドル邪気眼王NANAYA!奴はいったい何者!?
ゲッ:謎のアイドルNANAYAの正体について考えてみる。
ダン:実力を見極める為NANAYA対クラウザーさんに集中する。
905 :悠久蒔寺幻想曲 ◆M14FoGRRQI:2008/12/21(日) 00:10:47
前回のあらすじ
無茶な展開の果てに謎のアイドル登場。果たして邪気眼王NANAYAの正体は一体!?
後藤P「それを知る為にもこの勝負からは目を離せない」
武内「そうだね。マキジ、エト、ひょっとしたらあのアイドルは今後君達の前に立ちはだかる
ライバルの一人になるかも知れないからしっかりと見ておきなさい」
マキジ「いやいやいや。しゃちょー、それはねーよ。だってあいつ新顔だろ?だったら
この仕事が終わってもまだニューアイドルじゃん」
エト「いや、条件さえ整えば下のランクのアイドルがかなり上のアイドルに肉薄する事もある」
マキジ「え、嘘!」
エト「お前の事だマキジ、先月のグラビアの仕事で四天王に見劣りしてなかっただろ」
マキジ「あたしすげー!」
演奏も止み静まり返った会場、ピンで現れたNANAYAに対しDMCはクラウザーさんが一人で挑む。
警告:この先18禁描写があります。(少年士郎とポニテタイガーではありません)ご注意ください。
クラウザーさん「ま●こーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!!!!!!!!!」
水を打ったように静まり返る会場。しばらくしてDMCファンは歓喜の声をあげ一般人は泡を吹いて
気絶する。そして2機のメカ翡翠に引っ張られ会場から消えるクラウザーさん。
キャス子「・・・・ハッ、い、以上DMCでしたー!スバラシイ演奏でしたね!それではまた来年!」
強引にライブの閉会を宣言するキャスター。皆の声援と罵声に押されるようにDMCの残りの
メンバーも去り、バンチョーズも唯一意識のあったバレエ番長が仲間と楽器を背負って
帰っていく。
ネコーズ「お疲れ様でーっす!」
武内「うん、お疲れ。お客さんも皆帰ったし解散しようか」
マキジ「今日は良かったぜ皆!」
ORTたん「ありがとうだわさ。今回の事でわちきも自信が持てたわさ」
ネコアルク「目指すはオリコン一位かニャ?」
エト「調子に乗りすぎだぞ、ハハハ」
ネコカオス「ハハハハ」
後藤P「それじゃあマキジ、寝る前に本に載っていたダンスの練習やっておいてよ」
マキジ「おっけー、メイク止めてダンスの練習な」
さっきあった衝撃的イベントが無かったかの様に振舞い寄り道もせず帰宅する3002の面々。
それだけ記憶から消したいほどの悪魔的衝撃が全員に伝わったと言う事だろう。
もし、マキジがDMCとタイバンしていたらと思い君は身震いした。
あいつらは本物のモンスターだ。あのタイバンの仕事は成功率0パーセントのトラップだ。
そして照明の落ちた会場にマイクを持った手を上げたままのポーズで2106のアイドルだけが残された。
虚淵「NANAYA、お客さんいないしもう下がっていいよ。帰ろうか」
NANAYA「なんだ、このオチは」
虚淵「運命だったんだよ。holと同じ展開(クラウザーさん連行)になる運命だったんだよ」
龍神祭後編結果・・・宿敵現る、奴の名は邪気眼王!その正体と実力は未だ不明!!
フレッフレッ邪気眼王!フレッフレッ邪気眼王!あ、あとネコーズ頑張った。
NOW MAKIJING・・・
最終更新:2008年12月21日 08:46