27 名前: ミルクナイト ◆M14FoGRRQI [sage] 投稿日: 2006/09/24(日) 00:36:13
その後説明会は淡々と進んだ。
「説明会に来なかった無礼な魔術師は潰せ、特に遠坂は念入りに倒して
もらいたい。その見返りとして私は君達二人のいずれかが優勝するのを
心から応援しよう」
「「サー、イエスサー!」」
「よい返事だ。ではこれにて聖杯戦争説明会を終了し立食パーティー
に移るが引き続き参加するかね?」
来た。俺にとっての運命の選択の瞬間である。今から学校にいけば美女を
召喚するのに必要なもの、すなわち女子高生の制服が手に入る。
逆にこのままここにいたら召喚や戦争に関する情報がさらに引き出せるだろう。
俺の返事は決まっていた。
「もちのろんだ言峰神父」
俺とバゼットさん(説明会中に名前聞いた)は二人ともここに残る選択をした。
そして学校が始まる時間になり、昼休みが来て、放課後になり日が沈んだ頃。
世の大人は真面目に働き、学生が勉強や部活に勤しんでいる一方で俺と
バゼットさんは教会ですっかり出来上がっていた。
召喚?藤ねえ?戦争?何それ、食えるの?
「杏仁豆腐と老酒が最初に現れ餃子と老酒が続き北京ダックと老酒肉まんと老酒
老酒と老酒酒酒酒酒ケケケケケッケケケッケケッケケケケケッケー!!」
「読者の皆、『待つ』を選んでくれて本当にありがとう!俺は今人生最大のハッピー
を迎えています。つーか飲んでも飲んでも老酒がなくならねー」
「うむ、もっと人が来ると思って30人前程用意しておいたからな。ところで
衛宮士郎よさっきから右手だけで食事をしているようだが、左手が使えんのか?」
突如現れた左手回復のチャンス。
「そうなんですよ。実は令呪が現れてからずっと痛くて、酒を16ℓ飲んでも
ジンジンくるほどですよ。何とかしろ、何でも知ってる言峰様」
「そうか、・・・よしちょっと見せてもらうぞ」
言峰神父は俺の左手を取り、じっと令呪を見る。
「めずらしい形と色をしているな。私の知識にはないタイプの令呪だ」
「そんな事は俺にはよく分かんないし興味ないので早く直してください」
「分かった。ではこれより痛みを取り除こう。
私が殺す。私が生かす。私が傷つけ私が癒す。
我が手を逃れうる者は一人もいない。我が目の届かぬ者は一人もいない
打ち砕かれよ。
敗れた者、老いた者を私が招く。私に委ね、私に学び、私に従え。
休息を。唄を忘れず、祈りを忘れず、私を忘れず、私は軽く、
あらゆる重みを忘れさせる
装うなかれ。
許しに報復を、信頼には裏切りを、希望には絶望を、
光あるものには闇を、生あるものには暗い死を
休息は私の手に。貴方の罪に油を注ぎ印を記そう。
永遠の命は、死の中でこそ与えられる。
――許しはここに。受肉した私が誓う
ベホイミ
――”この魂に憐れみを”」
28 名前: ミルクナイト ◆M14FoGRRQI [sage] 投稿日: 2006/09/24(日) 00:37:28
こうして俺の左手の痛みは割りと簡単に治ったのである。まる。
「さーて、衛宮君も元気になった事だし、酒の勢いに任せて大暴露大会
でもしちゃいましょう、そうしましょう」
バゼットさんは酒が入るとすごい仕切り魔なのだった。
「一番バゼット・フラガ・マクレミッツ。
私の切り札フラガラックは実は全部で5個あります。
今その残り二つを見せましょう、とぅ!」
すぽぽーん。バゼットさんは一瞬でスーツの上とシャツとブラを脱ぎ捨てた。
俺達の目の前で形のいい胸がバゼットさんの動きに合わせてユッサユッサと
揺れる。
「美乳様じゃ!美乳様が光臨したのじゃ!これ、そこの神父、お主も拝んでおけい」
「はいはい」
俺達男子二名はへへ~とフラガラックという名の美乳様に頭を下げる。
しかし、こんなに素晴らしい物があと三つもあるとはどういう事だろうか。
普段からシリコンパッドでも持ち歩いているのか?それならなぜ奇数?
いずれにせよバゼットさん恐るべし。俺もこれに続かねば。
【選択肢】
チェロヒキオペラオー:「二番衛宮士郎。俺もフラガラック二つ持って
います。とぅ!」下半身すぽぽーん。
マザコンドルソーン:「二番言峰綺礼。実は前回の聖杯戦争に参加してました」
突然過去を語りだす言峰神父。
ムラサキオネイサン:「二番セイバー。昨日から蔵で待ってたのにいつまでも
きてくれないからこっちから会いにきたでござる」礼拝堂の扉が開き俺の
サーヴァントらしき侍風の男が歩いてきた。え?俺いつの間にか召喚してた?
ナンクルナイサー:「二番ライダー。これからお前達を殺す」扉が爆発し、
いきなりラスボス襲撃。
ユビワダンディズム:「士郎、欠席届けも出さずに何やってるのよ!」
怒れるトラが一匹現れた。
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最終更新:2006年09月27日 15:51