518 名前: ミルクナイト ◆M14FoGRRQI [sage] 投稿日: 2006/10/04(水) 17:55:46

「さっくらー、助けてくれ~、かくまってくれ~」
衛宮士郎風の奇妙な人影がカールルイス並の速度で間桐家に迫ってくる。

「待ちなさい悪の魔術師!このカレイドルビーが成敗してやるわ!だから待ちなさい
ってば!!そしてこんどこそ邪魔の入らない内に倒させてもらうからね!」
その後ろからは冬木名物の魔法少女カレイドルビー。

「どきなさい、私は貴方たちにかまっている暇はないの」
「HAHAHA!元気のいいガールね、でももう少しミーと付き合ってもらいマース」
「お前ら皆しね、氏ねじゃなくて死ね。正義を大事にしない奴は大嫌いだ!」
「・・・むなしい」
さらに後ろでは何故かもう一人いるカレイドルビーとピエロの着ぐるみを着た人物と
赤い外套に白い頭の双剣を装備した男と白鞘の仕込刀を持ったサムライがバトルロイヤル
をしながら迫っていた。

「マスター、あの人達が今日ここに来る約束をしていた人達ですか?」
「いいえ、先頭のあれはへっぽこ童貞で停学中で私と半同棲生活を送っている衛宮先輩
です。その後ろのは遠くて誰かは分かりませんが多分私の知り合いじゃないと思います」

さっくらー、助けてくれ~、かくまってくれ~。
こんななれなれしくお願いをしながら走ってくるのは桜の知り合いの中では衛宮士郎か
兄である間桐慎二しかおらず、慎二は今家にいる。
なので例えその外見がかなり普段と異なっていようとも、
セーラー服を着ていて髪の毛が肩まで届くまで伸びていて声も女性の様で、
キャスターと同じぐらいにまで胸が膨らんでいて、
さらにスカートの前面に一mぐらいの長さのペニスケースを装着した状態で、
魔法少女×2と巨大アフロのピエロと二本の剣を振り回す赤い外套の男とサムライから
逃げてきているのは、衛宮士郎でしかないと桜は確信していた。

しかし、わかってはいてもびっくり仰天ものである。
目の前の事態を改めて認識し、その異常さに石のように固まる二人。
先に我に帰ったのは桜だった。彼女の令呪が迫ってくる集団に対して強く反応している。
これは間違いなく彼らの中に一人は聖杯戦争のマスターがいるという証拠である。

『聖杯戦争豆知識 令呪の使い方―その他の令呪の機能
令呪はそれを持つマスター同士が近づくと反応するという特性がある。
これにより戦争中に誰が敵マスターなのかお互いに知る事ができるのだ。
ただし回路を閉じる等反応しなくする方法は存在するので他者にマスターと
ばれないように動くのも可能である。つーか、昼間の人ごみとか一般人と混ざって動く
場合は回路オフがマジお勧め。聖杯戦争は情報戦でっせ』
(民明書房刊「言峰綺礼の聖杯戦争ガイドブック」より抜粋)

こちらに向かってくる集団の中に確実にマスターがいる。ならば残りもマスターか
サーヴァントである可能性が高い。
時は一刻を争う。死ぬなチームマキリ。

519 名前: ミルクナイト ◆M14FoGRRQI [sage] 投稿日: 2006/10/04(水) 17:56:54

【選択肢】
真白い地平のむこうから:令呪を使用して無理やりキャスターの記憶を呼び覚まし、
玄関で全員を迎え撃ちつつ(士郎も敵として対処)臓硯とバーサーカーが異常に気付き
援護に来るのを待つ。

あいつの影が俺を呼ぶんだ:士郎と合流した後家の中に三人で逃走し臓硯の判断を仰ぐ。

こもるだけでは何ができると:キャスターを連れて外へ逃げる。ああ、こんなにも早く
臓硯と慎二を見捨てる時が来るなんて。

いじける俺に教えてくれた:せっかくダンスに必要な人数がそろっているのだから彼らに
お願いしてみよう。

君と出会って胸を合わせば猪木が:走ってくる士郎のチンコケースをカウンターで
蹴り上げる。そっから先はアドリブで何とかする。

6:聖杯戦争が近づくにつれイリヤの体は衰弱していった。
あらゆる医術は意味をなさず、遂には命の危機が彼女に訪れる。
イリヤ以外のマスターを全て脱落させ聖杯戦争を早急に終わらせること、それが唯一の
助かる道だった。
次回ミルクナイト第四章スタート。リズとアーチャーの前に強敵バゼットが立ち塞がる!
チームマキリのその後?そんなの知らん。>ミルクナイト 第22話]]

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最終更新:2007年02月06日 05:36