809 名前: ミルクナイト ◆M14FoGRRQI [sage] 投稿日: 2006/12/26(火) 14:52:06

凛の背後からする物音、それは倒れていた慎二から発せられていた。

盛り上がる上半身の筋肉、破れる服、ピクピクと動く眼球、今ギルギルンガー2の力に
より一人の怪人ワカメ男が超人ワカメ魔人へと変貌を遂げたのである。

「し、慎二?」
「凛・・・僕は素晴らしい力を手に入れたよ・・・。もうサーヴァントも必要ない。
自らの力だけでお前もアインツベルンも倒してやる・・・!」

第五章外伝の外伝―、
『怒りのシンジ400%伝説』―、
今―、
開 幕!!

「慎二、う、う」
「フフフ見るがいいさ、この滾る(たぎる)マイパワー。お前もお前のサーヴァントも指先
一つでクシカツさ」
「慎二後ろ後ろーっ!!」
「へ?」

刹那―、ゴシカァン―。
「ぷげらっちょ!」
後頭部に張り手を喰らい前のめりに地面に埋まる慎二。そのままピクリとも動かない。

第五章外伝の外伝―、
『怒りのシンジ400%伝説』―、
今―、
閉 幕!!

その男は最初から慎二の後ろに存在していたかの様に何の気配もなく現れた。
頭に巻いた布、特徴的なヒゲ、がっしりとした肉体、全身に付いた刀傷、汗ばんだ顔、血まみれの服。
凛は一目で彼の正体に気付き、そして戦慄した。

それは先進国で義務教育を受けた者なら誰もが知っている世界最強の伝説。
たった一代で村長から帝王にまで登りつめた男にして武器としての火薬を世界に広め、
後の戦争における大量破壊兵器登場のきっかけとなった偉人。
好きな物はチーズとハンバーグ。

「魔術師達よ、俺に魔力をよこせ。さもなくば殺してでも奪い取る」
死者の様に真っ青な顔色をしたその男は体の奥から絞り出す様な声でそう言った。

【選択肢】
真名牛若テム男:迷わずガントして家の中へダッシュ。
真名つね@ジンギス:迷わずガントして慎二ひきずって家にダッシュ。
真名源汗九郎(みなもとのかんくろう):迷わずガントしてそのまま殴りかかる。
真名よしちん:とりあえず会話。

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最終更新:2006年12月27日 14:42