499 :ミルクナイト ◆M14FoGRRQI:2007/03/05(月) 02:20:40
「少々痛いかもしれんが許せシンジ!」
ライダーは慎二の股間から滝のようにあふれ出す血尿を止める為、踵を使いチンコの先端
を押さえ込む様に踏みつけた。
これで、体液が排出される穴は乳首以外全部塞いだ事になる。
血尿として排出される分まで逆流し、さらに勢いを増す母乳。だが、乳首の穴の大きさ
は他の穴の十分の一にも満たない為全体としての体液の排出量はごく僅かなものとなり、
それに伴い肉体の萎縮も緩やかになっていった。
「計画通り、これこそ神の一手!」
碁石とか扇子とかを持った平安貴族あるいはノートとかリンゴとかを持った新世界の
神のごとき微笑みを浮かべ、ライダーは慎二の救命の成功を確信した。
だが、しかしそうは問屋がおろさない。
「うっ・・・ううん」
額に手を当てて首を僅かに振りながらゆっくりと起き上がる慎二。
ライダーの回想が始まると同時に視界がブラックアウトし、そのまま意識を失って、
それから自分はどうなったのか、そして意識を失っている間に何か情勢に変化は
なかったのか、どれぐらい自分は気を失っていたのか、これらを聞く為慎二はライダー
に声をかける。
「なあチンギス―ってお前何やってるんだよ?」
慎二がライダーのいた方に目を向けると両手を地面に付け頭を下げているライダーの
姿が映った。その姿勢はどうみても土下座である。
「チンギス、お前本当に何やって―」
「すまんシンジ、気絶したお前は全身から体液を吐き出しそのままではミイラになる所
だった。そして俺はお前を救うのに全力を尽くしたが―――――――――――失敗した。
許してくれ」
「いや突然そんな風に謝られても困るし。第一、筋肉は減ったみたいだけど僕はこの
通りピンピンしてるじゃん」
そう言って腰を左右にシェイクして元気一杯なのをアピールする慎二。
「あれ?」
違和感に気付いた。いつもなら腰のシェイクと共に太腿にペチペチと象さんの当たる音が
するのだがその音がさっぱり聞こえない。首を曲げて下半身を覗き込むと、そこには―、
「あ、あのー、チンギスさん。僕の象さんはどこにいったのでせうか?」
「血尿を止めるために強く踏んだら体内に引っ込んだ。こう一気にズボボっとな」
「へー、そうかー、無くなっちゃったのかー・・・・・えええええええええええ!!」
驚愕。それと同時に明かりの下で自分の全身を確認する為に遠坂邸の玄関扉の前へと走る。
そして蛍光灯の下で次々と明かされる驚愕の変貌の数々。
「このオッパイみたいな柔らかい膨らみはナンダー!!」
「たぶんオッパイで合っていると思うぞ。さっきまで乳首から母乳も出てたし。
出ようとする体液が実際に出た体液より多かった分がそのままそこに溜まったんだな」
「前髪が邪魔で前が見づらいし後ろ髪が邪魔でうなじが痒いんだけど!?」
「それはチンコが体内にめり込むと同時に一気にトコロテンを押し出すように伸びたんだ。
その時の光景はマジでホラーだった」
「おまけにワキ毛も無い!!」
「そりゃあ無いだろう。女にワキ毛が生えてたらおかしい」
「僕が女だって!?」
「ああ、さっきまではともかく今のお前はどっからどう見ても女だろ?」
決定的な一言を言われその場に崩れ落ちようとする慎二。
女になってしまってはもう自分のもう一つの夢、ハーレムを作る事すらできなくなってしまう。
【その頃の凛】
基本的に聖杯戦争のサーヴァントは召喚者であるマスターと似た存在になる。
とはいえどうして自分のサーヴァントが自分なのか。そして、自分自身がサーヴァント
ならば最初に出てきた変死体はどこの誰なのか。アサシンと名乗る彼女はどうして変死体
から出てきたのか。そんな事を考えながら凛は体に残る最後の不純物をひり出していた。
「早くしなさいマスター。遠坂凛ともあろうものがこんな場所でこんな時間にこんな
方法で私を召喚したと言う事はこの家にそれなりの相手が攻めてきているんでしょ?」
「あんたに言われなくても分かってるわよ!でも、もうちょっとだけ待って」
【選択肢】
銀様:そして慎二は笑った。
銀さん:そして慎二は泣いた。
銀師範:そして慎二は怒った。
ギン隊長:そして慎二は壊れた。
投票結果
最終更新:2007年03月09日 02:59