18 名前: 金ぴか訪問録 ◆Uq4BshcLto [sage] 投稿日: 2007/05/29(火) 12:47:52

いつも通りの学校。平和である。
学校にいる間はサーヴァント連中に頭を悩ませることもないし、友達との語らいに幸せを見い出す事も出来る。
「おい、衛宮。今日転校生が来るんだってよ!」
こんな時期に……?なんだか嫌な予感がする。
「女の子だったらいいよなー!衛宮はどっちだと思う、って聞いてるか?」
「あ、おう聞いてるよ。そりゃ女の子の方がいいに決まってる」
「だよな、だよな!くぅー楽しみだぜ」
なんだか女子からの視線が痛い気がするのだがきっと気のせいだろう。
と、始業のチャイムがなった。
「はーいみんな、席についてー」
お、今日はちゃんと間に合ったらしい。
「先生ー!転校生が来るって聞いたんですけどー!」
後藤……はりきってるな。気持ちはわからんでもないが。
「え~、もう知ってるの?せっかく驚かせようと思ったのにぃ。まあいいや、入ってきて」
扉を開けて出てきたのは私服の見知った人物だった。
女子はこぞって黄色い声を上げ、逆に男子は皆が皆面白くなさそうな顔をしていた。
ていうかなんでここにいるんだ英雄王!!!
回りの空気など読まない奴はカツカツと黒板に名前を書き始めた。
「我の名はギルガメッシュ。なに堅くなるな。我の王気にあてられるのは分かるがな」
「ギルガメッシュ君はアラブの石油王の息子さんらしいですよー!」
さらに黄色い声。今度は男のもまじっている。現金なやつらだ。これもカリスマA+の力なのだろうか。
金持ちだし美形だもんなぁ。まあ相手にされないだろうけど。
「え~と席は……」
藤ねえがキョロキョロと空いている席を物色しだす。
「「あ」」
ヤバイ、英雄王と目があってしまった。
「我はあの席が良いな」
案の上俺の隣の席だった。ていうかそこは休みなだけで空いてないんですがー!
「あそこは……まあいいか。とりあえずそこって事で。ちゃんとした席は後でゆっくり決めましょ」
藤ねえがいい終わる前に既に席に座ってやがるし。
「ふふん、雑種。貴様も同じクラスだったとはな」
どこから突っ込めばいいんだろう。
♯:どうやって学校に潜り込んだ!?
♭:なんで私服なんだよ!?
〆:無視に限る

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最終更新:2007年05月31日 02:56