692 名前: ミルクナイト ◆M14FoGRRQI [sage] 投稿日: 2007/07/22(日) 11:02:20

私達が居間でスポンポーンになっていた頃、皆は縁側に集まって空いた時間にできる事を
話し合っていた。

「とりあえずは・・・」
「そうね、とりあえずはね」
「そうだな、まずは」
「うむ」
「んじゃそうすっか」
「さっさとはじめましょ」

同盟メンバーの心は一つ、皆が士郎を見ていた。

「ん?何?」

『第一回衛宮士郎パワーうプイベント開催』


「へー、そんな事になってたのね」

私とバゼットさんはよいしょと言峰神父の横に腰掛ける。

「で、なんでアサシンが教える役をやってるのよ?」
「ここにいる全員が衛宮士郎を自らの手で鍛える事を希望し、彼女がパーを出したからだ」

ナルホド、じゃんけんで順番を決めたわけですか。
それではお手並み拝見といきましょうか。
さーて、アサシンちゃんはどんな戦い方を士郎に教えているのカナー?

「衛宮君、これを右手に持って」
「ハーイ」

アサシンは50センチ程の棒っきれを士郎に手渡した。

「そしてこれを左手に」
「チャーン」

左手にもさっきとまったく同じ棒っきれ、

「二刀流、それが貴方にとっての最適な武器選択よ」
「ばぶー!!」
「その構えのまま最強の自分をイメージしなさい。貴方のポテンシャルを持ってすれば
ギリシャの大英雄ヘラクレスにも勝てる、そう信じなさい」
「アオーン、オレサマヘラクレスマルカジリー!」
「オッケー、もう貴方に教える事はなにもないわ。次の先生の指導を受けなさい」

縁側に座っていたメンバーはほぼ全員がずっこけていた。
肉体のトレーニングも魔術のトレーニングもなし、ほとんどただの精神論で終わって
しまったアサシンの授業内容に正直皆がっかりなのである。
てゆーかアサシン、あんた見かけによらずアホーですか?今の士郎に必要な事は
そーゆーのじゃなくてもっと基礎的な面からの改善でしょ!!

苦い顔をしている皆さん、多分私の顔も似たようなものだったのだろう。
だが、立ち上がって拍手でアサシンを出迎える空気読めない男が一人、
そう、奴の名は抑止力SSF(自称)!!

「ブラボー・・・おおブラボー!」
「フフッ、ありがとう抑止力さん」
「一番手としてはこれ以上ない見事な教授だったよ。さあ、後は私にまかせたまえ」

【選択肢】その時!!
初:「アホかあんたはー!!」カレイド右ストレートがアサシンのアゴに直撃。
日:「士郎目を覚ませー!!」虎竹刀無双乱舞が士郎の全身に直撃。
出:「SSFリン、ここは俺にいかせるらよ。お遊びはいーかげんにするらよ」
「ランサーチャさん・・・」自称抑止力を押しのけてランサーが二番手を名乗り出た。

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最終更新:2007年07月22日 20:26