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297 名前: Fate/Ball TM ◆QWcajfuhO. 投稿日: 2007/08/14(火) 16:07:31

「――――よし。じゃドラゴンボールを探しに行こう!まだ俺達一つも手に入れてないんだしさ」

ドラゴンボール・・・・。シロウは気づいてない様だが、私は知っている。
この星の住民達がドドリアによって虐殺されていた時・・・・奴の近くに置かれていた大きな球のことを。球の数は四つ。あの時はレーダーを見る暇などなかったが、恐らくあれがドラゴンボールで間違いないはずだ。
        • そしてその傍らで、人々の死を楽しそうに見物していた、悪魔の様な顔をした小男の存在。ドドリアはフリーザと呼んでいたが・・・・・。
―――――アレはヤバイ。私を苦しめたドドリアなど足元にすら及ばない。巨悪。宇宙中の悪を詰め込んだ、アンリ・マユすら凌ぐ絶対悪。
初めてフリーザの顔を見た瞬間・・・・・目が合った。――――殺サレルカト思ッタ。

「・・・・お・・・・い・・・・・おい・・・・・おい、セイバー!?」
「はっ!?」
「大丈夫か?セイバー・・・疲れてるのか?」

いけない、軽く意識が飛んでいたようだ。しっかり気を持たないと・・・。

「すみません、シロウ。少し考え事をしてたので・・・。それでは気を取り直してドラゴンボール探しに行きましょうか」

少し頭がふらつくが、気にせず歩み始める。すると―――それまで黙っていたデンデが、慌てて口を開いた。
「あ、あの!ボクが見た所、あなた方は善人だ。だから・・・ボクはあなた達の助けになりたい!そのあなたが強くなりたいと願うのならば・・・この星の最長老様に会わせてあげたいと思います!」
「え、と・・・デンデ?」

デンデの唐突すぎる提案に訝しがるシロウ。
最・・・長老?誰なんだろう?・・・それ以前に何故今そのような話が出てきたのか?

「・・・最長老様は触れた者の潜在能力を引き出すという不思議な力を持っておられるのです。も、もしあなたにまだ使われていない潜在能力があるとすれば、今よりもっともっと強くなることが可能となります!」

凄い・・。その話が本当だとするなら凄いことだ。先程、自分の無力さを嘆いていた私だけれど、その最長老という人に会えればその問題を一気に解決することが可能となる。

「セイバー!」
「ええ、わかっていますシロウ。・・デンデ、是非とも私をその最長老という方に会わせていただきたい。お願いします」

微笑みながら頷くデンデ。
シロウから受け取った鞘。加えてその最長老という方に私の潜在能力を引き出していただければ、私はまだまだ戦える!まだまだ私はシロウを守り抜けれる!
絶望の暗黒から希望の光明が注がれてきた。行き先は・・・最長老の家!

298 名前: Fate/Ball TM ◆QWcajfuhO. 投稿日: 2007/08/14(火) 16:08:18

―――――二日後。
私達は最長老が居るという谷の下まで来た。

「さすがに疲れたよ・・。まさかここまで遠いとは思わなかった」

とはシロウの談。確かに距離はあったが、私はそれよりも強くなりたい気持ちが勝り、全然疲れなど感じなかった。

「随分高い谷ですね。・・・デンデは空を飛べるのですか。ではシロウ、私にしっかりと掴まってください。一気に駆け登ります」

タッ、タタタタタタタタタタタタタ!!

人では難しすぎる所業もサーヴァントなら軽いものだ。僅かな時間で谷を登りきり、頂に建ってある家を確認する。この中に最長老殿がいるのだろう。
扉を見つめていると、ナメック星人の若者が出てきた。・・・私達を品定めするかのように見つめている。

(―――誰かは知らぬがどうぞお入りください。ネイル、デンデ、その人達を案内しなさい)

――驚いた。心の中に直接訴えかけてくる深い声。私はこの人が最長老なのだと確信した。シロウを見る。多少彼は混乱していたものの、彼特有の芯の強さからキリッと私を見つめ返してくる。・・・よし。

「それではお邪魔します」

二人に案内されて家の中へと導かれる。・・・・中には巨大なナメック星人がイスに腰掛けていた。

「私はセイバーと申します。地球から来た者です。あなたが最長老殿・・ですね?」
「俺は・・衛宮士郎といいます。同じく地球から来ました。はじめまして」
「はじめまして、私はこの星の最長老です。そしてこの星の子ども達を生んだ親、そしてドラゴンボールを作り出した者です」

穏やかな顔で語る最長老殿。目は見開かれず、身動き一つされないが・・・もしやこの方は・・・。

「ええ・・私は残り僅かで死ぬ身です。・・寿命ですよ。あと一日もつかどうか。ところでそこの君、私の傍まで来ていただけませんか?」

最長老がシロウを指して言う。シロウも彼が悪人じゃないことを見抜いていたのか、素直に従った。
そして近くまで来たシロウの頭の上に、大きな手を優しく乗せた。

「ほう・・・ほうほう。数日前にも私の所へ来た人がいたが・・・その人とお知り合いのようですね。ふむ、聖杯戦争ですか・・・」
「えっ、最長老さんは聖杯戦争について知っているのですか・・?」

いや、違う。これは―――シロウの心を読んでいるのだ。その大きな手でシロウの記憶を辿っているのだ。

「え、あの、数日前、最長老さんの所に来た人とは・・・?」
「おや、知らなかったようだ。君の記憶では・・・キャスターという名で呼ばれているようだ」

キャスター!・・・・・やられた!!!
宇宙船の中で時折感じていた気配・・・。それが彼女だったなんて!
彼女も、どういう理由かまではわからないが、ドラゴンボール狙っているだろう。・・・油断した。あと少しでも警戒していれば彼女の存在に気付けたかもしれないのに・・・・!

「その数日後にまた二人、ここを訪れた方がおりましたな。あなたと同じ地球の方です」

ゴハンとクリリンだ・・・。

「そしてあなた方もドラゴンボールを求めておられるのか。ふむ、知り合いの仲間を生き返らすためか・・・。そして私に会いに来たのは、誰かを守る力を得るため・・・。いいでしょう、そちらのセイバー殿、私の近くまで来てください」

彼の言葉に従い、近くまで寄った。次にシロウと同じく頭に手を置かれる。光が私を包んだかと思うと――――――。

「わ、わ、すごーーーーいっ!!?魔力が・・・・魔力が漲ってくるっ!!??」
「あなたは普通の人間とは違いますね。心の奥底に龍のイメージが見えた。・・・とんでもない潜在能力をお持ちのようだ」
「凄い・・・凄い・・・とっくに私の強さは限界以上だ感じていたのに・・・。凄いですよシロウ。もちろん、そんなことしませんが、その気になれば星を砕くこともできるでしょうね・・・」

目を丸くするシロウ。だが別段大仰に言ってるのではなく、本当にそれほどの力が満ち溢れているのだ。守れる・・・この力ならば全てを守り抜くことができる―――!

299 名前: Fate/Ball TM ◆QWcajfuhO. 投稿日: 2007/08/14(火) 16:09:03

「あ、ありがとう最長老殿!これで・・・私は誰にも負けない!本当にありがとう!!」

穏やかな顔で微笑む最長老殿。本当に・・・ここに来て本当に良かった!

「デンデはどうする?ここに残るのか?」
「ええ、ボクはここで最長老様のお世話をしたいと思ってます。・・短い間でしたがありがとうございました。命を救っていただいた御恩、絶対に忘れません」
「・・そこの地球の方はどうするのかな?衛宮殿も潜在能力を解放されるのかな?」

―――シロウは少し俯いてから答えた。

「いえ、俺が目指す物はあくまで俺の力のみで勝ち取りたいんです。せっかくのお誘いですけど、お断りしておきます」
「――そうか。その方がいい。その方が君のためになる」
「では行きましょう、シロウ。ドラゴンボールを得るために・・」

皆に礼を告げてまた旅立とうとしたが・・・それまで黙っていた若い男、ネイルが口を開いた。

「・・待ってくれ。何やらでかい気がこの星に近づいている・・・。二つ・・・三つ・・・・五つだ!強いぞ全員。味方、ということはないだろうな。十中八九敵だろう」

私には気とやらを感じる能力はないが・・でも、空に向けて気配を探ると――――――いる。気分が重くなるような気配が五つ、確かに感じる。

「どうする?そいつらに戦いを挑むのか?強くなったお前でも多分相当苦戦するぞ」

恐らくその五つの何かはゴハン達を狙うだろう。・・放っておけばゴハンやクリリン、ブルマが危ない。・・だがこの最長老殿には恩がある。彼の身もまた同様に守ってあげたい。
          • 私はどうするべきか。



1、その五つの何かに戦いを挑む
2、最長老の所に留まって護衛する
3、まず大将を狙うべきだ。フリーザに戦いを挑む

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最終更新:2007年08月16日 02:58