アットウィキロゴ
 

376 名前: Fate/Ball TM ◆QWcajfuhO. [sage] 投稿日: 2007/08/18(土) 00:17:58

――Interlude side Gilgamesh


――――モリ・・・。モリモリ・・・・ドバァッ!

「ぷはっ、げほっ、げほっ・・・!!」

土を掻き分け、穴から這い上がる。細かい砂利が服の隙間に入り込み、生半でない不快感を感じる。おまけに土壌に生息していた、芋虫のオマケ付きだ。

「げっほっ!―――お、おのれぇぇぇっ!!!?え、英雄王たる我をこんな平地に埋めるなど・・・・・だっ、誰がやったのだ!?」

生身の大気圏突入によって一度死に掛けたが、我の財の一つである神代の薬を服用し、蘇生することに成功できたが・・・・・そ、それが土葬されているという屈辱を味わうことになろうとは!?

「ゆ、許せぬ・・・。やった奴には八つ裂きの刑を言い渡してやりたいが・・・ちっ、誰もおらぬではないか。・・・せっかく風呂に入ったというのに泥だらけになってしまった。おのれ、許せぬ。――くそ、急いで水浴びをせねば」

適当な湖を見つけ、身体を清める。―――黒こげになった皮膚がそのまま貼り付いているので、これも洗い落とす。洗い残しがないよう、丹念に擦りつける。

「・・・酷い目にあった。いくら我が王だとしても、あれは防ぎきれなかったぞ。――――そういえばゴクウの奴はどうなったものか。あれもただ者ではないとはいえ、無傷とはいくまい」

―――――らしくない。
この我が他の雑種共の心配とは。英雄王に情などあろうはずがないというのに。・・・全てを手にし、邪魔する者は消す。我以外の人間など不潔極まりない愚物ではなかったか。

「まさか―――――惹かれている、のか・・・?ゴクウに?―――いや、まさかな」

バカな考えをかき消す。
そもそも身分が違う。奴は所詮平民の出、我は世界を統べる王。奴がこの我に釣りあうなどあろうハズがないというのに・・・。

「だが・・・・万が一そうだとすれば・・・・友・・・・・・・・・・・・と呼び合える仲になれるかもしれない・・・?」

いや、違う。我の友は、神々に殺されたエンキドゥのみ。それ以外の人間など、そこらに飛んでいる羽虫に過ぎんというのに。
――――やめよう。早々に鎧を着けて戦場へと向かおう。

「どれ・・・・・近いな。隠す気もない大きな魔力・・・セイバーだな。待っておれ、我が今そちらへと向かってやう」

飛翔の宝具を取り出し、乗り込む。そして一呼吸置いた後、光速にまで到る速度を纏わせた。

「はっはっ。やはりコレは速いな!戦闘には使えぬが、爽快極まりないぞ!」

――――そして。
一刻もたたずに戦場へと辿りついた我は、セイバーの姿を確認する。・・・気絶しているようだが、大事には到るまい。ところが・・・・・・視界の隅に、つい先程まで我の頭の中を占めていた幸せ者、ゴクウの姿を確認した。何だ、アイツ無事だったのか。

「おい、ゴクウ、生きていたのか・・・。相変わらずしぶとい奴よの。何なら我がその首いただいてやろうか?」

軽く挨拶をする我。
だが―――――ゴクウはジロリと我を睨んだ後、気弾を放ってきた。

「うあっ!・・・何をするゴクウ!!貴様・・・気でも狂ったか!?」

我の問いに答えず、更に気弾を連発してくるゴクウ。間一髪でかわすが、その攻撃には一切の迷いも込められてなかった。
これは・・・本気だ!

「おい、そこの貴様!ボケッとしてんじゃねぇ!こいつはカカロットじゃない・・・。ギニューの野郎が身体をとっかえやがったんだ!!」
「雑種!我に向かってその口の聞き方は何だ!!!礼節を弁えるが良い!」

妙に生意気なMハゲを凝視する。
――――しかし、コイツの言うことが本当だとすれば・・・・えっと、カカロットというのがゴクウだとして、それで、ギニューという敵に体を奪われたという解釈でいいのだろうか・・?

377 名前: Fate/Ball TM ◆QWcajfuhO. [sage] 投稿日: 2007/08/18(土) 00:19:03

「おい!カカロットというのはゴクウのことか?」
「そうだ!アイツの地球での名だ!ソンゴクウとか呼ばれてる!」

―――ふむ、ならこの解釈で良いのか。

「本当ならば、王が先陣きってやることではないのだが・・・・仕方がない。ならば我のやることは一つ、ゴクウを元の体に戻してやるのみ」

ゴクウの体を乗っ取っているギニューとかいう下郎を見つめる。・・・顔はゴクウそのものだが、確かによく見れば顔つきが違う。何となく不快な気にさせてくれる。

「貴様が相手になってくれるのか?・・・フフ、オレもこの新しい体を早く試してみたいんだ。いい練習相手になってくれよ?」
「調子に乗るなよ、下郎。貴様のその鼻柱、叩き折ってやろう」

王の財宝(ゲート・オブ・バビロン)を展開し、標的を定める。
      • だが攻撃の前に、ちょっと考えてみる。奴の体はゴクウだ。ならば強さもゴクウと同じと考えていいだろう。我は奴との修行で、奴の幻想種めいた強さを嫌というほど体感している。もちろん我もそれに劣っているということは断じてないが・・・それでも苦戦は免れまい。

「ところでゴクウの奴はどこにいる?アイツがいないと元に戻せないであろうが」
「何だ?お前ソンゴクウを元に戻してやるつもりだったのか?・・・フフ、奴なら重症を負って死に掛けてるさ。・・もしかするともう死んでるかもな!」

意外に―――――。
その一言が頭にきた。

「よかろう、ここに王の名の下で、簡易裁判を執り行う。・・被告人、串刺しの刑。今この場で刑は執り行われる・・・だが簡単に首を刎ねてはやらないがな?」
「ハッ、面白い。こいつは強いぞ~~。多分お前一方的にやられるぜ?」
「やってみろ」



1、全力で串刺し
2、やっぱり手加減する
3、Mハゲが乱入してきた

投票結果

タグ:

+ タグ編集
  • タグ:
最終更新:2007年08月18日 09:35