390 名前: Fate/Ball TM ◆QWcajfuhO. [sage] 投稿日: 2007/08/18(土) 20:34:11
――――いかにゴクウが強いとはいえ、それは奴が厳しい修行の結果、得たものであり、このギニューとやらが得意げに威張る必要性など無いに等しい。伸びて天狗となった鼻を引きちぎる快感、とくと堪能してやろうではないか。
「―――あまりにお粗末な供物ではあるが・・・いいだろう、全てを受け入れるのは王の役目。貴様の悲鳴、聞かせてもらおうか」
財を展開し、構える。奴もそれに呼応して構えるが―――――ここで予見すらしなかったイレギュラーが紛れ込んだ。
「そらっ!」
ドボッ!
「ごはぁっ!!?」
先程まで観戦していたMハゲの肘が、ゴクウの肉体にめり込む。――――それはあまりに呆気なく・・・。そしてその一撃で勝負はついてしまった。
「・・・・・・」
「・・・ぐ・・ぐはっ・・・」
「へっ、思ったとおりだったぜ。オレだって最近になってから戦闘力のコントロールを覚えたんだ・・・。ましてやそのベテランであるカカロットの体なんぞ、コントロールが難しすぎて扱えまい?運が悪かったな、ギニューさんよ」
倒れるゴクウ・・いや、ギニュー。だがMハゲはそれに満足せず、奴の寝転ぶ体を蹴飛ばし、滅多打ちにする。・・・最早ギニューの勝利などなかった。
「ハーッハッハッハ!やはり一度死に掛けたせいでパワーアップしてやがる!オレは・・・オレはスーパーサイヤ人に近付きつつあるんだ!」
―――スッ
我の財から適当な剣を取り出し、Mハゲの喉元に向ける。
「・・・何をしやがる貴様。このベジータ様と戦いたいってぇのか・・・?」
「―――戦いにすらならんだろうがな、雑種よ。貴様誰から獲物を横取りしたのか解っているのか?盗人は指を切ることが刑罰と決まっておるが」
そもそも最初からこのMハゲは気に入らなかった。しかも我に断らずにゴクウの体を滅多打ちにするなど・・・・・・。丁度良い機会だ、叩きのめしておこう。
「フッ、面白い。こんな野郎相手じゃあ、力が有り余って仕方がなかったんだ。どれ、フルパワーの攻撃とやらを試させてもらおうかな。・・・・くっくっく、喜ぶがいい。貴様の様な下級戦士が超エリートに遊んでもらえるんだからな・・・・」
「なっ・・・!!!!???」
か、下級・・・・・下級戦士ぃぃっ!!!??こ、この我が、下級・・・下級戦士・・・・。
――――――貴賎の判別すらつかない愚か者。我直々に処罰を下してやろう。
「・・・下郎が。貴様の様な蛮族が王を理解することなど、所詮出来ぬか。王を侮辱した罪、その身をもって贖うがいい」
「・・・・・・サイヤ人は戦闘種族だっ!!!!なめるなよーーーっ!!!!」
―――激突。
辺りが黄金の閃光に包まれる。空はざわめき、海は荒れ、空気は震え、土は悲鳴をあげる。
その場にある全ての物が砕かれていった。
391 名前: Fate/Ball TM ◆QWcajfuhO. [sage] 投稿日: 2007/08/18(土) 20:35:15
空中に浮遊するMハゲ。我も飛翔の靴を取り出し、空に向かって追撃する。
小手調べにグラムを取り出し、生意気で愚物なMハゲに斬りつける。
「うおっ・・・く、汚いぞ貴様!堂々と素手で戦いやがれ!!」
「我の財を我が使って何が悪い!そらそら、気を抜いてると首と胴が断たれるぞ!」
――――我のペース。楽勝だ。エアなぞ出す必要もない。この程度ならば王の財宝(ゲート・オブ・バビロン)を展開する必要性すらない。・・・このグラムのみで圧倒して見せよう。
「そらそらそらっ!Mハゲっ!そろそろ死ぬがいい!」
しかし奴が焦ったのも一瞬。我から大きく間合いを空け、何やら見覚えのある構えをとった。・・・・一瞬、宇宙船で行った、ゴクウとの修行が頭によぎる。・・・・まさか、これは。
「ハゲだと・・・?オレはサイヤ人の王子だああっ!!!・・・サイヤ人を甘く見るなよ、オレのギャリック砲を喰らいやがれ!!!」
「か、かめはめ波か!くっ、エアよ、来い!」
相殺するべくエアを呼び出すが・・・遅かった。モロに直撃を受け、吹っ飛ぶ我。・・・何とか生きてはいるが、体に刻まれたダメージは大きかった。
「ハーーッハッハ!ざまあ見やがれ!」
「ぐ・・・・お、おのれ~~~~~っ!!!こうなればこの星などどうなっても構わぬ!エアを全力で解放させてやる!!!」
全てを破壊するべく、財からエアを取り出し魔力を通わせる。
――――ところが。
張り詰められた空気は、その一言で霧散した。
「チェーーーーンジッ!!」
「「何っ!?」」
- しまった。・・・我の後方に置かれたゴクウの体。―――その中には、まだあのギニューとかいう痴れ者が残っていたというのに・・・。
ゴクウの口から放たれた光線が、我を横切り、Mハゲの方へと向かっていく。・・・・Mハゲもその突然の出来事に反応しきれないでいる。
「ぐっ・・・お、おい・・・」
だが――――光線の行く手を阻むように、桃色の花弁が一枚立ちはだかった。
「これはアイアスの盾!?」
「おおっ!!?」
光線は完全に遮断され、花弁にかき消された。役目を終えた花弁はふっと消滅する。・・・この技、まさか贋作者か・・・?
―――ところが、振り返った場所には、何の変哲もない小僧が立っていた。
「ロ、熾天覆う七つの円冠(ロー・アイアス)・・・・・やっちまった。ええい、こうなったらヤケだ!―――お前ら!味方同士で戦ってる場合じゃないぞ!俺達の敵は目の前のそいつだろ!?」
―――何だ、雑種か。
「貴様も来ていたのか・・・。雑種が我に意見などするでない!そこでセイバーの看病でもしているがよい。しかもこいつと味方だと・・・?」
「い、いや、なんでさ・・・」
「余計なことしやがって!このベジータ様に恩を着せた気でいるなら見当違いだぜ。こいつとの戦いを邪魔するんじゃない!・・・・お前も消されたいのか?」
「あ、あの、その・・・・・・・」
縮こまる雑種。相変わらず善人ぶったことを言っておるわ、反吐が出る。
「・・・・む?遥か彼方からふらふら飛んでくる化け物・・・。あれが貴様の本体、そしてゴクウか。フッ、ちゃんと生きているではないか、驚かせおって。・・・クク。おい、下郎!そろそろお前の終わりの時が近付いてきたようだぞ」
「う、うう・・・」
「ギニューさんよ。覚悟は出来てるよなぁ?」
「うおおお!チェーーンジッ!!」
――Interlude out.
1、悟空の体も元通り。ギニューはカエルに
2、ここにきて油断。まさか我様がチェンジを喰らっちゃうなんて
3、――Interlude side Freezer
投票結果
最終更新:2007年08月18日 21:39