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533 名前: Fate/Ball TM ◆QWcajfuhO. [sage] 投稿日: 2007/08/21(火) 22:30:56

――――フッ

「!?」

フリーザの姿が、消え――――――

ドスッ

「ぐへっ・・・」
「―――はっ!?」

これは・・・・・・。

「わ、わかめさーーーーーーん!!!!!」

ゴハンの叫びを聞き、急いでわかめの方に目を向ける。
―――――わかめの腹に、角が突き刺さっていた・・・・・・・。

「おっと、すまんすまん。くっくっく・・・やはりどうもパワーがあり過ぎて自分をうまくコントロールできなかったようだ」

あの刺さり方・・・・・まず助からない。遅かれ早かれ、彼は死ぬ。
シロウを見る。シロウは・・・・未だこの事態が理解できてはないが、あまりの驚きに顔が固まっていた。
そして・・・・記憶の淵にあるサクラの顔が、たくさん浮かんでは消えた。まるで泡の様に。シャボン玉の様に。それを眺めるたび胸が痛くなる。何故なら――――――その表情は全て・・・・泣いていたのだもの。

フリーザはまるでフライパンの底にこびり付いた焦げカスを取るかのように、無慈悲に、そっけなく、角に刺してあるソレを放り捨てた。

「う、おおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!!!」

体内に迸る魔力を放出する。気化したガソリンを爆発力に変えるエンジンの如く。誰かが何か叫んでいたが、構わずに私はフリーザに斬りかかった。

「おおおおっ!!!」

一撃目は難なく避けられる。ならばこれはどうか―――――。

「風王鉄槌(ストライク・エア)!!!」

固められた風は、鉄の弾を放出するマグナム・ガンのそれを超える――――!どんな鋼の盾を持とうと、撃ち貫くのみ。

「当たった・・・・・!!」

だが―――――。
巨人となったフリーザの体に当たった風王鉄槌は、元の纏めていない空気のイメージと同じく、当たった途端に頼りなく四散していった。

「バカな―――――――・・・・・・グハッ!!??」

呆気に取られて隙だらけの私に化け物の張り手が直撃し、地平線の彼方まで飛んでいった。・・・・・張り手一発で、私は指一本動かすことが出来なかった。

「・・・・・・・・」
「セ、セイバーーーーッッ!!?」
「ちっ、チクショーーーー!!!!悟飯、ベジータ、あとそこの金ピカのあんた!一斉に行くぞ!!!」
「「「応!」」」

四人同時攻撃―――――。
だが私はその結果を知っていた。あの時受けた一撃で、奴の実力を悟っていたから。

クンッ

フリーザが突き上げた手を合図に・・・・・周囲が爆散する。ゴハン、クリリンはそれだけで戦闘不能。ギルガメッシュとベジータは何とか避けたが、彼らもまた、それによって相手の実力を悟ったようだった。

「む、無理だ・・・。くっ、畜生・・・畜生・・・・」
「・・・・ち。・・・無理ならそこで指でも咥えているがいい。中途半端に手出しされても邪魔だからな。我一人でもいくぞ―――――王の財宝(ゲート・オブ・バビロン)」

英雄王の財が惜しみなく放出されていく。それらは決してガラクタなどではない。一つ一つが一介のサーヴァントの持つ宝具、もしくはそれ以上の精度・威力を誇っている。一発一発が必殺の技。それらを全て受けきるなど、バーサーカーとて不可能。英雄王を最強たらしめている最大の一因だ。

534 名前: Fate/Ball TM ◆QWcajfuhO. [sage] 投稿日: 2007/08/21(火) 22:31:59

―――――――それでも。
フリーザには通用しなかった。

カキン、カキン、カキン・・・・・

最高の宝具らは――――――石ころが鉄筋にぶつかった様な音を出し、落ちていった。
とどのつまり・・・・・・一つもダメージを与えていなかった。

そして私と同じく、張り手を喰らい、吹っ飛んでいく英雄王。あの最強を誇った彼が・・・・・やられた。

「・・・・・隙あり!死にやがれ、フリーザ!!!」

ベジータの放った光弾が、背中を捉える。――――避けることすら出来ず、フリーザは直撃を受けた。

「ハーーーハッハッハ!ざまあ見やがれ!はっはっは・・・・・・・あ?」

砂埃が晴れる。そこには――――ピンピンしているフリーザがいた。

「そう慌てるなよベジータ・・・。こいつらの後で、たっぷりと遊んでやるって!」
「う、ううう・・・」

フリーザが周囲を見渡す。・・・・・ベジータ以外、起きている者などいない。

「そうだ。言い忘れていたが、今のオレの戦闘力は1000000以上だ。例え貴様らの数が倍、そのさらに倍いたとしても、オレには勝てんぞ」
「う、うぅっ・・・・・ご、悟空ーーーーーー!!!早く来てくれぇーーーーーーーーー!!!!!」


――Interlude side GOKU in spaceship


コポ・・・・・・

(―――――まじぃな。ベジータ以外、全員の気が消えかけている。・・・まさかこんなに早く勝負がついちまうなんて。・・・まじぃな。例えオラが復活して強くなったとしても、勝てるかどうかわからねぇ・・・。まさかフリーザって奴がこんなにまで強かっただなんて・・・)

コポ・・・

(おーーい、悟空ーー!)
(その声は、界王様か!)
(お前何やっとるのじゃ。フリーザにだけは手を出すなと、あれほど口がすっぱくなるほど言っておいただろうが!あの金ピカにも言っといたのに!ん~~~、今奴を相手にしている彼らだが・・・・・このままでは確実に殺されるぞ)
(め、めえったな・・・。それだけは勘弁してほしいな・・・。ち、畜生、まだオラの傷、完全には回復してねぇんだけどな・・・)
(・・・・・・・仕方あるまい。今すぐここを出て助けに行ってやれ。そうしたら戦うなんて考えずに、すぐに逃げるのじゃぞ!・・・・絶対じゃぞ!)
(で、でもよ・・・)
(絶~~~~~~~っ対じゃぞ!!!!)
(う、うーーーん)
(宇宙船は壊れてしまったが、それならフリーザ一味が乗ってきた物を使うがいい。いくつかあるじゃろ?知らない星に着いても、ワシが何とかしてやるわい)
(・・・・・・・・)



1、界王の指示に従い、今すぐここを出て助けに行く
2、出ない。しばらく待つ
3、―――そういや、ベジータ以外に誰かの気を感じるな・・・

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最終更新:2007年08月21日 23:15