736 名前: Fate/Ball TM ◆QWcajfuhO. [sage] 投稿日: 2007/08/26(日) 21:50:59
「ゼェ・・・ゼェ・・・ゼェ・・・」
「・・・・・・・」
――――信じられない。
まず第一に。悟空の異常な程の強さ。私達の全精力をかけた攻撃にも耐えたフリーザに、当然のように互角の戦いをしていた。
フリーザを殴り飛ばし、蹴飛ばし、その至極当たり前であったろう行動が、いちいち信じられない。しかも今しがた、フリーザを、倒すギリギリまで追い込んだのだ。
それでも・・・・・倒しきれなかった。やはり第二に信じられなかった出来事は、フリーザの圧倒的過ぎるほどの強さだ。彼はその悟空の捨て身の攻撃に、全て耐え切った。
しかも――――彼は途中まで半分の力すら出していなかったのだ。私達は、彼に遊ばれていたに過ぎなかった・・・。
「ハァ・・・ハァ・・・グッ・・」
「―――――今のは痛かった。・・・・・・痛かったぞーーーーーーー!!!!!」
バキッ!!
遂にフリーザの怒りが爆発した・・・。それを悟空は一身に受け、さらに傷ついていく・・・。
――――もはやこれまで。勝負の決着は、ついた。
「おとうさぁーーん!!」
「悟飯!行くな!!・・・オレ達が行っても、無駄だ・・・」
「・・・・・セイバー。出来ることなら、君だけでも逃げてくれ」
「・・シロウ、死ぬ時は一緒です」
愛しき人の腕をぎゅっと握り締める。――――せめて最期は愛しい人の腕の中で・・・・。フ、こんな優しすぎる死など、王だった頃には思いつきもしなかったが。
「――――待つんだ。ま、まだ・・・まだ何か方法があるハズだ。この我が・・・こんな異郷の星で朽ちるはずないではないか!」
「ギルガメッシュ・・・・気持ちはわかりますが、もう、私達は・・・」
「馬鹿者!まだ我や貴様が生きていた時代、自らの力を超える相手などザラだったではないか。考えるんだ・・・・そんな時は、いつも知恵を振り絞って、危機を乗り越えてきたではないか。・・・・・それが英雄のはず。ましてや英雄王たる我が、こんな所で引き下がれるかっ!」
――――考える。いや、考えよう。この状況を打破するには・・・・何が必要なのか、何をするべきなのか。せめてこの愛しき人を守るために、考えるんだ――――。
「マ、マズイ!悟空の奴・・・・『気』が消えかけているぞ!?悟空が、死んじまう・・・・!」
「も、もう我慢できない・・・。クリリンさん、ボクは行きます・・」
- このような幼子が戦場へ向かうというのに、英雄は死を待っているだけなのか・・・。
いや、どうせ死ぬのなら、誰か一つの命を守ってから死のう。それが彼の・・・・シロウの愛に報いる唯一の方法では・・・。
「待ってください。・・・・・私が行きます。何とか時間を稼ぎますから、その間に皆さんは宇宙船を奪って、逃げてください」
「ま、待ってくれ!セイバー!俺は・・・・!!」
最期が英雄として死ねるのなら、本望―――――
「――――待った」
1、クリリンが口を開いた
2、キャスターが口を開いた
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最終更新:2007年08月26日 23:16