『一般システム思考入門』(isbn:4-314-00254-9)から。
■法則保存の法則(p.58)
事実が法則と矛盾する場合、事実を拒絶するか定義を変更せよ。
法則を放棄してはならない。
■好都合例の法則・不都合例の法則(p.59)
(好都合例の法則) どんな一般システム法則も少なくともふたつの適用例を持たねばならない。
(不都合例の法則) どんな一般システム法則も少なくともふたつの例外を持つ。
→もしも決して間違ったことを言わないなら、何も言っていないに等しい。
■合成の法則・分解の法則(p.60)
全体は部分の単なる寄せ集め以上のものである。
部分は全体の単なる断片以上のものである。
■バナナ原理(p.74)
ヒューリスティックな知恵は、その適用をいつ止めるべきか教えてくれない。
■無差別原理(p.96)・差別原理(p.173)
(無差別原理)法則とは用いる表記法やシンボルの選択に依存しない。
(差別原理)法則は表記法やシンボルの選択に依存するべきではない。しかし、いつも依存している。
■目‐頭脳の法則・頭脳‐目の法則(p.125)
(目‐頭脳の法則) ある程度まで、知力は観測力不足を補うことができる。
(頭脳‐目の法則) ある程度まで、観測力は知力不足を補うことができる。
■一般熱力学の法則()
生起を妨げるような特定の制約が働かないなら、より生起しやすい状態はそうでない状態よりも観測されやすい。
→より頻繁に見かける出来事はより多く存在する。
- ある状態に有利な何らかの物理的理由があるため。(第1法則)
- 何らかの精神的な理由があるため。(第2法則)
■まとめの法則(p.133)
何かを学びたいなら、すべてを学ぼうとしてはならない。
「状態」の識別と畳み込み・類型化・抽象化。
■補完性の一般法則(p.152)
任意のふたつの視点は補完的である。
■経験の公理(p.174)
未来は過去に似る。なぜなら過去においてもその未来は過去に似ていたからである。
■不変性原理(p.190)
任意の与えられた性質について、それを保存する変換と、保存しない変換とがある。
⇔ある変換について、それによって保存される性質と、保存されない性質とがある。
⇔我々は不変であるものを観測することによってのみ変化を理解するし、変換されるものによってのみ不変性を理解する。
■完全システム法則(p.198)
真のシステムの性質は探求することができない。
■強連結の法則(p.199)
システムは、平均的には、並以上に強く連結されている。
→システムは部分の集合体であるが、そのひとつだけを変えることはできない。
→システムにおいては、他のものが全て等しいことは殆どない。
■(状態空間の)通時性の原理(p.234)
もし行動曲線が自分自身と交わるならば、次のいずれかである。
- システムは状態決定的ではない
- 我々が観察しているのは投影図(不完全な視点)である
■(状態空間の)同時性の原理(p.235)
もしふたつのし捨て無我状態空間上で同時に同じ場所を占めているならば、この空間は次元の低下が起こっている。すなわち、視点が不完全である。
■三点指摘の原理(p.243)
ある道具について、それを使うことで起こる弊害を三つ上げられなければ、その使い方を知っているとは言えない。
■不確定性原理(p.265)
観測によって得られた制約は、それがシステムに帰するものか、環境に帰するものかを確定することはできない。
■中古車の法則(p.313)
- うまく“調整”を行なっているシステムは“適応”する必要はない。
- システムは“調整”を簡単にするために“適応”する。
最終更新:2008年05月05日 14:43