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チェンジリングラジオ 第二回


上守「放送ペース早くね?」
白夜「これも私に科せられた宿命なのかしら……。
   だとしたら、私は己の宿命の前に立ち塞がるであろういかな障害にも屈するわけにはいかないわ」
上守「……相方は可愛いけど重度の厨二患者だしなぁ……。前回の鈴本とどっちが良いんだか」
白夜「ふふ、貴方はまだ己の幸運を露程も理解していないようね? 私の隣に傷無く座する……、全く稀有なことだわ」
上守「何がどう幸運だってーんだ」
白夜「闇を祓う穢れ無き調べは抱く物全てをその無垢さ故に傷つけてしまうもの……。けれど貴方は違う。これを幸運と呼ばずして何と呼ぶのかしら」
上守「知るか……」
白夜「……」
上守「どうかしたか、ゴスロr」
白夜「堕天の旋律の前に散り行きなさい……。【天導者の詩《エコーズ・オブ・フォールン》】!」
上守「がびびびびびびび!」
白夜「幸運も、滅びの運命(さだめ)の前には無力ということね……」
上守「っ、ちくしょ……いきなり何しやがる!」
白夜「貴方には聞こえないというのかしら。崩落の調べ、現世の身には抗うことの出来ぬ滅びの運命が……」
上守「意訳:ノリを合わせてよ……ってことか?」
白夜「……」
上守「図星だな」
白夜「【天導者の詩《エコーズ・オブ・フォールン》】」
上守「がびびびびびびび!」
白夜「貴方は、運命に叛こうとはしないのね……? 残念だわ」
上守「どうしろっちゅうんじゃ! ええいくそ、【イミテーション】発動! コンストラクション!」
白夜「それが、貴方が背負う業なのね……。けれど、この旋律の前にはいかな力も無力よ!」
上守「自分の能力はっ……自分で味わえ! 【Dissonance】リリース!」
白夜「っ!? きゃああっっっ!?」
上守「はっ、自分の能力のお味はどうだ? 幾分か劣化するが、ダメージは十分……」
白夜「なんて……残念ね。己の浅薄さ加減、己の不甲斐なさに気付くことのない貴方の代わりに私が嘆いてあげるわ」
上守「げっ!?」
白夜「貴方が【魔符錬成《イミテーション》】を扱うことは十分予想できていたわ。そしてそれが私に与える害もね」
上守「……お前まさか耳栓……」
白夜「喰らいなさい……!」

ドクトルJ「やめんかー!」

上守「……ぐ、助かったぜおっさん……」
ドクトルJ「自覚はあるが人に言われると少しだけ寂しいね……」
白夜「何の用かしらドクトルJ。私とこの憐れなる咎人の輪舞に茶々を入れるのであればそれだけの理由というものがあるはずよね」
ドクトルJ「あ、ああそうだった。あのね君たち、もうラジオの収録は始まっているんだよ」
上守「……」
白夜「……」
上守「さて、そんなわけで始まりましたチェンジリングラジオ第二回! パーソナリティは前回に引き続き、俺上守琢己と」
白夜「夜の闇を祓う者、白夜よ」
ドクトルJ(何だかんだで仕事はやるんだね)
上守「で、今日のゲストは誰だ?」
白夜「誰が来たところで、私も貴方も、ここに存在していることに変わりはないわ。それをよく肝に銘じておくことね」
上守「で、誰だよ?」

フォグ「俺だァ!」

上守「……誰」
白夜「さぁ」
ドクトルJ「……うーむ」
フォグ「あレ? 俺ってバ知名度低いのカなー?」
上守「まあ知名度低くてもこのラジオ全国区だから。安心しろ、時間さえかければきっとメジャーになれる」
フォグ「おォ、励まシてくれルのかい?」
上守「まあ、仕事だし。あ、お近づきにお前の能力コピーさせてくんね」
白夜「待ちなさい。貴方からは生理的嫌悪感を抱かざるを得ない、腐り爛れた嫌なオーラが見え隠れしているわ……。まずは名を名乗るのね」
フォグ「オゥプス! こいつはァ失ェ礼ィ! 俺ハぁー、フェイブ・オブ・グールでェーっす!」
上守「聞かない名前だな」
白夜「……」
ドクトルJ(ちらほらと、耳にしたことはあったが……。まさかラジオに出てくるとは)

リンドウ「おじさま、こんな所に」
フォグ「んァ? リンドウ……」
ルロー「全く、無駄に探し回っちゃったニャ」
ホーロー「何にせよ見つかってよかった。会議中にいきなり抜け出すんだから」
フォグ「俺ヲ呼んデるゥ、声がしたんだよなァ……」
リンドウ「とにかく帰りますよ、おじさま」
フォグ「おイ、引っ張ルなよリンドウ……」
ルロー「ふぅ、邪魔したニャ」

上守「おい何だあれ」
白夜「……認めたくないものね、己の無知というものは」
ドクトルJ(……幹部が雁首そろえて……)
上守「何か興が冷めたし、今日はこれでやめるか」
白夜「……そうね」


チェンジリングラジオ 第二回 完

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最終更新:2010年10月13日 01:03
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