千葉の「学校であった怖い噂」の66人から送られてくるメールの内容

 ※文章は簡略化しているため文体がおかしいところが多々あります。
 ※カッコ内は怖い話以外の内容。顔文字などは除きますが出来るだけそのままの文章で書いています)
 ※公募も混じっているようです

江藤純一
これだけ大きな企画は一度で全部完成させようと思わないこと。
新しい人と会えば新しい情報が。

笹倉真央
同じ人に何度話を聞いてもしてくれるのは一つ
「広く浅く」色々な情報を入手すること。

陣貝千尋
(埼玉の塩原恵美は強力な助っ人、都市伝説大好きで怖い話が聞けると思う。)
その人が死んでいたら話は聞けない。
その人物が元々居る県(居住している県)でないとメールは見られない

佐藤康文
一度聞いた話はリストにストックされる
見直して上手く活用すること

木村篤敏
新聞を作るのにもポリシーが必要。何でも良いから載せれば良い訳じゃない。テーマを絞り込め。
例えば怖い話と思わせて思わず笑っちゃうような話ばかり集めたり

庄田明美
怖い話より面白い話がいい。
怖いと思わせて実はギャグばかりのものが見たい

萩中帯善
怖い話を集める際、遊び半分でやってはならない。
不思議なものに対してきちんと敬意を。
仏のご加護がありますように。

駿河谷京一
(ラグビーは青春、飛び散る汗、ぶつかりあう肉体、魔法のヤカン)
メールは怖い話と情報の二つ
情報は役立つ事でいっぱい


江藤朋子 中学二年の体験談
中学2年夏休み図書委員で古くなったの整理をしていた。
図書室では本棚の本が勝手に落ちたり誰も居ないのに本をめくる音がして不思議だとよく噂されていたが信じていなかったが作業していたら急に背筋がぞくっと寒くなった
振り向いたら何もなく、目線を戻したら本棚の本の隙間から目が瞬きしながら見ていた。本棚の向こうは壁。
逃げなきゃと思ったけど身体が動かずずっとその目と見つめあっていた
しばらくすると目は横に移動するように視界から消えた

唐沢伸江高校の時の体験談
学校にはA~C棟まで分かれていてA棟には幽霊が出る噂があった。
高校の文化祭でA棟でお化け屋敷をやるという企画が上がる。
実行委員が企画書を書いて提出しに行こうとしたら高熱が出て休んだ。もう一人の子が家に企画書を持って帰る途中で交通事故で利き腕を骨折
何かあるかと思いつつ偶然かもしれないと学校で皆が居る時に書く事に。
企画書が完成して職員室に持っていこうとした子が階段から落ちて脳震盪。
目に見えない何かの存在が邪魔してるとしか思えず企画は取りやめ。
A棟に皆で行って「すいませんでした!」と謝ると何もなくなり文化祭はスムーズに終わった

縄枝萌実高校の時の美術部の体験談
美術室に橋を女の子が渡っている絵と、学校の校舎を描いたが並んで飾ってあった。
ある日気付いたら橋を渡ってる女の子がいなくなり、代わりに後者の絵の中に変な人影が描かれていた。校舎の窓ガラスに映ってたが以前はそんなものなかった。
先生に言ってみたけど新しい先生だったからわからないと言われた。友達にも「前からこういう絵だったんじゃないの?」といわれ放置したけど確かに絵は変わってたと思う。

幸田千賀子高校3年生の時の体験談
渡り廊下に大きなが飾ってあって、生徒が描いたらしく、お祭りでみこしをかついでいる絵。
渡り廊下の横は女子トイレで、渡り廊下で友達がトイレから出てくるのを待っていた。
飾ってある絵を見てみたら、絵の中に居る女の子の目がギョロって動いて目があった
逃げちゃったら友達から携帯に電話がかかってきて、今どこにいるの?って怒られた。
怖いから渡り廊下は渡らず、回り道をして高校生活を過ごした。

西条しおり小学校の怖い話
高校生にチョー憧れてます。
絶対入ってはいけない開かずのトイレがある。3階の端っこにある女子トイレの一番奥の個室。
その個室はいつも内側から鍵がかかっていて絶対に開かないようになっている。
昔ある女の子が死んでしまう事件があったらしくそれ以降開かずになってしまった。
でもそのトイレはよく中からコンコンと誰かがノックする音が聞こえてくる。誰も居ないのに。

岸川雛乃
(怖い話はちょっぴり苦手なので、おいしいケーキの作り方特集なんてやってくれると嬉しい。)
体育館にまつわる怖い話。
誰もいない体育館で笛の音が聞こえるそう。ピーッという音が聞こえるそう。
数年前、ある女の子がそれを確かめようとして体育館に行ったきり行方不明に。
それ以来笛の音が鳴ると女の子の泣き声が聞こえるようになった。でも怖いから誰も確かめようとしない。
もしかしたら消えた女の子は笛を吹くオバケにいじめられているのか?
(おいしいケーキ特集期待しています)

厠田小百合 通っていた小学校の話
給食のスープがいつもおいしくて、どうやってあの味を出すんだろうって皆で噂していた。
クラスに亜矢子ちゃんという料理好きの女の子がいて、どうしたらあの味が出せるのか気にしていた。
ある日保健室に行く振りをして、そっと調理室を覗いた。
すると調理師のおばさんたちが大きな鍋の中にネズミをしぼって入れていた。鍋の上で生きたネズミを両手で握ってぎゅーってしぼって、ネズミの血や内臓やら体液がドボドボ搾り出されて、それが鍋の中に落ちる。
亜矢子ちゃんは教室に戻って一生懸命その話をしたけど私たちは信じられなかった。
でもその日から亜矢子ちゃんは給食を食べなくなった。注意されても絶対食べなかった。
それから一週間位して亜矢子ちゃんは学校を辞めちゃった。何も食べられなくなって病院に入院したらしい。
でもある日給食を食べていたらスープの中に亜矢子ちゃんのお気に入りの髪留めが入っていた。
今はもう小学校で給食は作ってないけどおいしかった、あのスープ。

塩原恵美 珍しい学校怪談
ある日、普通に学校に行くと、いつもと同じ学校で、いつもと同じ先生や級友たちがいて、何も変わりはない。
でも、どこか違う。違うんだけどそれがどこかはわからない。
おかしいな、おかしいって思うんだけど、何も変わらないし、気のせいといえば気のせい。
その気になる何かに気が付けば、その人は助かる。でも気が付かなければ永久にその学校から出ることは出来ない。学校の中をさ迷い続ける。
その学校は、突然、あなたの前に現れるかもしれない。
その学校の招待、学校の中にいる者たちの招待、なにもわかってないけれどこの世のものでない事は確かだと思う。
そして、心の片隅に引っかかる本当に小さな何か。その何かは、人によって皆違うと思う。
もし、さ迷う学校に迷い込んでしまったら、その何かを見つけなければならない。
でもそういうものって見つかりそうで見つからない。だから殆どの人はさ迷う学校から出られない。
今も、その学校はどこかをさ迷ってる。

岩下明美高校の美術部の話
(私は美術部だけど、絵は描いたその人を映す鏡。私は絵を見ただけでその絵を描いた人がどんな人なのかわかる。絵は正直。絵はその人が情熱を注げば注ぐほどそれに応えてくれる。)
高校の美術準備室には、が飾ってあり、昔ある部員が生徒をモデルに描いたものだが、その絵は人物が抜けてしまっている。文字通り絵から抜け出してしまった。
昔、織部美弥子という生徒がいて、とても綺麗な子で学校中でも評判だった。
彼女には男の子の幼馴染がいて、その子の名前は加賀洋一。2人とも美術部。2人は交互に自分達の肖像画を描く事にした。
まず織部が加賀の肖像画を描き終えて織部の肖像画の製作に入った時、織部は顔が変形する奇病にかかってしまい学校に来なくなった。
加賀は織部を支えようと頑張ったけど駄目だった。織部は精神的にやんでしまい、ある日美術室で自分の喉を突いて死んだ
辺り一面に血が飛び散り、他の生徒の作品にも血しぶきが飛んで作品が駄目になってしまった。でも織部を描きかけの加賀の肖像画だけは近くにあったのに血のあと一つなく綺麗なままだった。
それ以後加賀も少しおかしくなり、織部の肖像画を書いた後同じように美術室で喉をついて死んだ。
肖像画は遺族の元にはいかず、美術準備室にひっそりと飾られた。両親が思い出すのが辛いからという理由で学校に寄付したもの。
それから準備室の肖像画の中の女の子が忽然と消えてしまった
きっとその絵には魂が入っていて死んだ織部を思って描いた肖像画に成仏しきれなかった彼女の魂が入り込んだんだろう。そして、彼女はその絵から抜け出してしまった。
今頃どこか違う所で絵の中を行き来してるんじゃ?永遠に変わることのない少女の姿のまま…。
(私がこの話を知っているのは加賀本人から聞いたから。彼は彼女と同じように肖像画の中に魂が入ってしまった。もっとも彼は彼女への思いが強すぎて絵から抜け出せないようだけれど。)
(あなたとは必ず会う日がくる。また会える日を楽しみにしている。) 

佐渡伸太小学校の体験談
小学校には古いグランドピアノが置いてあった。でもそのピアノは夜になるとひとりでに鳴り始める。
真っ白なドレスを着た女性が「月光」を引くんだ。
うそじゃない、俺の友達が何人も見た。

更科理香 お姉ちゃんが高校の美術部で体験
姉が高校の時に美術部だった。姉は風景画が得意で地域の美術コンクールに入賞したりしていた。
入賞した絵が返却された時、返ってきた絵を見たら、描いた筈のない女の子の絵が描かれていた
描いたのは色鉛筆で、油絵のように上から誰かが描き足すのは不可能。でも、その女の子の絵自体は元からあったみたいに絵に溶け込んでいた。
気味悪くなってずっと美術準備室に置いておいたが卒業する時にその絵をもう一度見たらいなくなっていた

小日向修高校で有名だった話
サッカー部が強く全国大会の常連だった。でも十年ほど前、練習中に当時のエースストライカーが足を骨折してしまった。
大会は二週間後。当然出場は無理。そして学校の校庭でゴールポストに縄を掛けて首を吊って自殺。
それ以来、学校で試合中に選手だけがそいつの首吊り死体が見えるように。
ゴールを決めようとシュートするとその瞬間ゴールポストで首を吊った死体が恨めしそうに見るらしい。
そしてキーパーがボールをキャッチしようとする時も首吊り死体がじろっと睨む。
まともな試合にならず、それが何度もありゴール自体を取り替える事になった。
でも新しいゴールに取り替えても死体は現れた。当然部員は辞めていく。今はサッカー部は名ばかりの弱小クラブになった。練習試合もやってない。

竹林玲奈 自分の高校にまつわる話
お嬢様校の女子高に通っていてピアノとかヴァイオリンとか盛んだった。
二十年ほど前、当時天才ピアニストと騒がれた結城静香って言う子が居た。
当時は凄く騒がれたが交通事故に遭い左手の指が潰れてしまった。命に別状はなかったがピアノを弾くのは無理。
彼女はおかしくなり、自分で指を直そうとして自分のクラスの子の指を移植する事にした。教室で暴れて、皆の指を切りまくって大変な騒ぎに。
校長が金をばら撒いて真相はほとんど報道されなかったが「ナイフを振り回して多数の同級生を傷つける」と記事にはなった。私もその記事を確認したから本当みたい。
でも事件には続きがあり、親友の指を持ち帰ってから皆の指を自分の指に縫いつけた。
手の甲や掌、とにかく左手のいたるところに何十本もの指を縫いつけた。おかしくなっていたから指がいっぱいあればそれだけ上手く弾けると思ったらしい。
叫びながら血まみれの手でピアノの鍵盤を叩きつけている所を母親に発見された。今、彼女はどこかの病院に居るらしい。
私はいくらなんでもそんな事無いと信じられなかったが、当時の卒業アルバムを見たら彼女のクラスだけ生徒たちが全員両手を背中に隠していた。
心なしか誰もが暗い顔をしていて、あの噂は本当かもしれないと思った。

繁野碧 自分の小学校
校長先生銅像が夜しゃべるという噂があった。
昼間、銅像の前で校長先生の悪口を言うと、になったらその銅像が昼間言われた悪口に対してブツブツ文句を言う。
噂を確かめる為に夜の学校に潜入し、靴箱の前に立っている校長先生の銅像に近づいた。
するとお経のようなものがブツブツブツブツ聞こえてきた。
本当に銅像が喋っていると驚くが、どうして銅像が喋るのかと勇気を出して近づくと、銅像の後ろで校長先生が泣きながら文句を言っていた。
(夜、銅像の陰に隠れてひとりで文句言ってる校長先生って怖くない?私は一週間は寝込んじゃった)


森田道子 学生の頃の話
(私が学生だった頃は、携帯なんてないしファーストフード店もなかった時代だし、喫茶店に入っただけで不良って言われた。今の子ってホント恵まれてるわね。)
こっくりさんが流行っていて、自分は見てるだけだったが友達何人かはよくやっていた。
その日、こっくりさんを呼び出して、自分は見ていたが、一人様子がおかしくなった。
「指が離れない~!」と泣きながら訴え、そのうちどんどん様子がおかしくなって白目むいて倒れた。
先生を呼んで救急車呼んだりして大変だったが、2,3日したら学校に復帰した。
その子は色白できれいな子で勉強もよく出来て男子にも人気があったけど、あれ以来すっかり人気が落ちちゃった。
なんでかって?あの事件以来、池の鯉を素手で掴んでバリバリ食べたり、叫び出して四つん這いで歩いたりするようになったから。
ああいうのを狐憑きっていうのかな。転校しちゃったけど今はどうしてるんだろう?

吉岡美紀 自分の小学校のトイレに出る妖怪
小学校のトイレには「カミキリさん」っていう妖怪が出る。綺麗な長いを持つ女の子を鏡の中へ引きずり込む妖怪らしい。
放課後、一人でトイレに行き洗面台の前に立って髪をとかすと、その妖怪が鏡の中から現れて髪だけ持っていく。
持ってかれた子は、頭から皮を剥がされて死んじゃうっていう話。
昔、いつもトイレで虐められていた子がいて、長い髪が自慢だったけどいじめっ子達に>髪を切られてトイレに流された。それを苦にしてトイレで首を吊って自殺したらしい。
それ以来、自分より髪の長い子をみると、自分のものにしようとして鏡から出て髪の毛を取るようになったらしい。
(学校怪談って小学生が考えたんだろうけど結構エグイよね)

荒田尚也 中学の時の先輩(中1)の話
先輩は霊感があったらしく、幽霊とかよく見ていたらしい
先輩が一年だった頃体育館で練習してた時、ボールが壇上にあがっちゃって、そのまま>舞台の下手側に転がっていった。
ボールを取ろうとその後を追いかけると、下手側にあるピアノの下、ペダルの所に転がっていた。
ボールを拾って起き上がった時に背後に視線を感じた。
振り返ると窓の外から目から上だけ出した状態の女が、先輩の様子をじーっと覗いていたらしい。
中学の体育館は2階建てだったから窓から女が覗きこむなんて不可能。
先輩と女は暫く見詰め合ってたみたいだが、先輩の友達が壇上に上がってきたらふっと消えた。

緑川杏子 自分が中学の時にあった話
夏休みが始まって一日目、教科書を持って帰るのを忘れた子がいて、学校に取りに来た。
教室に入って自分の机にある教科書を取って振り返ったときに教室からさっと影のようなものが通り過ぎたのが見えた。
気になって教室を出て廊下に出ると、その影が廊下の角を曲がってくのが一瞬見えた。
その子も同じように角を曲がると、いつもは使われない生徒の間で「あかずの間」と呼ばれているところに出た。
すると中から誰かの話し声が聞こえ、気になって引き戸に手をかけると扉はすんなり開いた。
恐る恐る部屋に入ると、さっきまで開いていた扉が突然閉まった。
すんなり開いた筈の扉はびくともせず、そのまま薄暗い開かずの間に閉じ込められた。
それから暫くしてその子の両親が娘が帰ってこないと警察に相談して色々探し回ったけど何の手がかりもなし。
新学期が始まって、開かずの間から変なにおいがするって生徒達が言うから、先生が扉を開けるとその女の子が干からびた状態で壁にもたれかかるようにして死んでいた
そして部屋中には自分がどうしてここに閉じ込められたのか、家に帰りたいっていう内容が血文字で部屋中に書かれていた。
その子のはボロボロになっていたらしい。
(今にして思えば色々ツッコミ所も多い話だけど、この話が一番怖かった)

梶取留香 自分の高校の話
(坂上君て誰に似てる?芸能人なら誰?かっこいい?カノジョとかいる?)
2年C組黒板が呪いの黒板といわれている。
その黒板に13時13分13秒に殺したい人の名前を書くと、その人は死んでしまうらしい。
昔、偶然その時間に自分の名前を書いちゃった女の子がいて、放課後に黒板の前でナイフで首を切って自殺してしまった。
その現場には人がたくさん居た。黒板にパッと血が飛び散った。
でもその血がまるで吸い込まれていくようにスウッっと黒板の中に消えた。
その黒板は今までにも色んな人のを吸ってるらしい。
(今度携帯で写真撮って送ってね。そしたら私も送ってあげる☆)

小沼真希 自分の高校の話(※女だが一人称が俺)
生意気な生徒が夜な夜な幽霊に襲われるって噂がある。
夜、人気のない道を歩いていると突然現れた幽霊どもにボコられる。
それは幽霊じゃなくてろくでもない連中にリンチにあったと先公どもは言う。誰もその現場を見たものはいないしな。
ボコられた連中は全員口をそろえて、幽霊に襲われましたって言う。真実は闇の中。

荒井昭二
「逆さ女」をご存知ですか?
夜、寝室に一人で寝ていると、突然、天井から逆さまの女が現れて、ある約束を迫ってくる。
「私を見たことは誰にも言うな」と。
言われた方は怖いから約束するものだけれど、その妖怪に出会ったが最後。毎晩、約束した子の元に現れては、約束を破ってないか確かめに来る。
その妖怪はあの手この手で、その子が約束を破るよう仕向けて、破った所で現れてそいつを殺す。「約束を破ったから」と言ってね。
(坂上君、一つお願いがあるんですが、この話は壁新聞には載せないでもらえますか?)
(しかし坂上君とはいずれ会えるかもしれませんね。暇があれば僕を千葉に呼んでください。会えるかもしれませんよ。)

小柳美輪 自分の高校の話。不思議な話
(君の頑張り、私も見習いたいな。最近、あんまり良い事なくて少し落ち込んでて…)
校舎とは別に部活動専用のプレハブ小屋がたっていた。
自分は写真部だったんだけど、部活とは名ばかりで幽霊部員ばっかりの部活。当然、部室に行っても誰もいなくてガランとしてる。
でもその空間が結構好きで誰もいないのを良い事に結構部室で好き勝手やっていた。
高校はの近くにあって、プレハブ小屋からも海が一望出来、部室のからの景色は凄く綺麗。
その窓から見える景色が好きでよく見ていたが、ある時、いつも同じ場所にが止まっている事に気がついた。
結構遠くにあり、最初の頃は気付かなかったが、いつもその窓を覗けば船があった。
不思議なのは、部室の二つの窓は同じ側面に面しているのに、もう一方の窓からはその船が見えないこと。
(結局なんでなのかわからないまま卒業したけど、今もあの窓からはあの船が見えるのかな。もしかしたら老朽化が進んでたから、もう取り壊しちゃったかな。)

藤田錐香 自分の小学校の話
放課後リコーダーエーデルワイスを練習する音が聞こえてくる。
そのリコーダーの音はとても下手で、よく聞いてないと、エーデルワイスに聞こえないくらい、ちぐはぐな音色。
実はそのリコーダーを吹いてるのはお化けで、下手だからって笑ったりバカにしたりすると、追いかけられて殺されてしまうらしい。
(小学校によくある話よね。実は私、小学校の頃、リコーダーを吹くの苦手だったから、この幽霊に少し共感しちゃった。)

富沢日 学食
学校の学食で焼きそばパンを食べたらジャリって音がして、見たら小石が入ってた。
なんで、焼きそばパンに小石が入ってたんだろう。

滝園信也 中学校の話
中学校の校庭に現れる蝙蝠おばさんの話。
蝙蝠おばさんっていうのは、いつもボロボロの蝙蝠を持ってるから蝙蝠おばさんってあだ名がついてるんだけど、の日下校時刻になるとどこからか現れて、ただじーっと誰かがくるのを待っている。
聞いた話によると、どうやら自分の息子を事故でなくしたショックからああなってしまったらしい。
持ってるボロボロの蝙蝠傘は息子のもの。雨の日に息子が傘を忘れてそれを届けている最中、息子は事故に遭って死んでしまった。
それ以来校庭で、出てくるはずのない息子をただ待ってるようになった。でもそのおばさんもぷつりといなくなった。
元から持病があったらしく、息子が死んだ事もあってか悪化して亡くなったらしい。
それ以来、雨の日に傘を忘れて、校庭を通って帰ろうとすると、そのおばさんが現れるらしい。
自分も実は一度だけ見た事があり、雨の日傘を忘れて校庭を突っ切った時に、一瞬ボロボロの蝙蝠傘を差し出した女が視界に入った。
驚いて立ち止まって、振り返った時にはもう居なかった。今でもあの校庭に居るのかな?

福沢玲子
(いいなあ、千葉。私は岐阜に住んでるんだけど、千葉に比べたら岐阜なんてマジ田舎でしょ?関東圏に住んでるだけでも、うらやましいなあ)
友達に元木早苗ちゃんと言う子がいて、その子はすごく変わっている。
お弁当食べるとき、お弁当箱の前でお祈りしてから食べたり、包丁見つめて「これ、に刺したら痛いよねぇ」と笑いながら言ったり、とにかく不思議な行動をする事が多い。
それに、明日の天気を当てたり、テストのヤマとかもピッタリ当てる。
なんでそんなことわかるのかな?と思っていたが、ある事がきっかけでその秘密を知った。早苗ちゃんのおばあちゃんが教えてくれている。
正確には、早苗ちゃんの中にいるおばあちゃん。
早苗ちゃんの中には、早苗ちゃんの死んだおばあちゃんがいるという事。
エクトプラズムという霊魂が物質化したものが口の中から出てきたのを偶然見たときに本人から直接聞いた。
最初見たときはびっくりしたが、今は全然怖くない。テストのヤマとか教えてくれてむしろ有難い。
そういえば、この間おばあちゃんが「もうすぐ、○○○○(あなたの名前)がやってくる」と言ってたんだけど誰なんだろう?
転校生でも来るのかな?
(なんだか坂上君とは、初めて会った気がしないなあ。もし、今度千葉に行く機会があったら、会えるといいなあ)

富沢亜土 自分の学校の話(高校?)
昔、学校のプールで溺れ死んだ子がいて、その幽霊が出るという。
夜中にバシャバシャ泳ぐ音が聞こえる。
そのくらい。
(一度、七不思議が全部ある学校っていうの見てみたいな~)

富沢月野 自分の学校の話(高校?)
見てはいけない窓というのがある。その窓は4階特別棟にある科学室の窓。
自分が1年生の時に、4階の科学室の上の屋上から受験ノイローゼの女子が飛び降りた。
それから4階の科学室の窓を見ると、たまにその女子が落下するのが見える
今ではそのは板が張られて窓からの景色が見えないようになっている。


富沢木里 自分の高校の話
時計台は真夜中の12時になると、ぐるぐる時計の針が回る時がある。
で、そのぐるぐる回る時計をずっと見てると違う世界にいけるって話。
(まあ、おとぎ話だよね、ほとんど)
でも、その時計台で、前に首を吊って自殺した子とかいて、その幽霊が出てくるというのもある。

田丸直樹 自分が高校の時の話 恐怖体験
よく学校に銅像があるが、自分の学校には銅像の他にもトーテムポールがあった。卒業生が作ったものらしい。
ある日学校で用事があって帰りが遅くなった時があった。辺りは暗くて周りに人影もない。
早く帰ろうと思ってそのトーテムポールの前を通ったらトーテムポールの上で、バサバサって音がした。
気になって音がしたほうを見上げた時に、暗くて良く見えなかったが、手が翼になってる鳥人間のようなものが自分をジーッと見てるのが見えた。
びっくりして尻餅をついたままその鳥人間を見ているだけしか出来なかった。
そしたら鳥人間は「クエックエッ!」と不気味な声を発して、そのまま羽ばたいてどこかに飛んでいった。
(嘘じゃないぞ。俺は、確かに見たんだ。でも子供たちにこの話を話しても、笑うだけで、信じてくれないんだよな。)

倉崎亮太 自分の小学校の話
トイレのどこからか、変なおばあさんの声が聞こえてくる。
トイレに入っていると「赤い紙ほしいかぁ~、青い紙ほしいかぁ~」と聞こえてきて、赤い紙ほしいって答えると、血まみれになって死ぬ。
青い紙ほしいって答えると身体中の血を抜かれて真っ青になって死ぬ。
だからその質問に答えると必ず死ぬと言う事。
でも助かる方法がある。黄色い紙って答える事。でもその場合助かるけれど体中真っ黄色になる。
どうして真っ黄色になるかは言わせるな。そりゃあもう、身体中臭くて臭くて一ヶ月は臭いが取れないらしい。
死んだ方がいいくらい恥ずかしい。

重沢勝平 自分の小学校の話
美術室に人間の手首の石膏が置いてある。パーの形の石膏。でも、この石膏、時々動く。
この石膏がちょうど中指をつきたててオラオラの形をしているのを見てしまったらその人は死ぬ。必ず死ぬ。
(早くあの石膏片付けてくれたらいいのに。そうだ、今度わざと壊しちゃおうかな。でも呪われたらいやだから、亮太に頼んでみようかな。駄目だ、亮太が呪われたら悲しいからな。お兄さん、よければ今度俺の小学校に忍び込んで呪われた石膏を壊してください)

浅生深美 自分が高校2年の時の話
高校時代美術部に所属していた。結構県内でも有名で、県の作品展とかにもよく入賞してたのね。
高校2年生のとき、県の美術コンクール用の作品を描く事になって、自分は風景画を描いた。
家族旅行で行った北海道の牧場の絵。
家族旅行なんて小さい時に一回行っただけだったが、その時に行った牧場の風景が忘れられなかった。
澄み切った青空と地平線まで広がる草原の緑のコントラスト。世の中にこんな綺麗な所があったんだ!と子供ながらに感動したのを覚えている。
絵も完成し、コンクールに出展する日、絵を見たら草原に何故か女の子の絵が描かれていた。自分は描いた覚えはない。
でもその女の子は絵はまるで初めからそこにいたかのような存在感があった。誰かのいたずらとも思ったけど、時間もなかったしそのままコンクールに出展した。
そうしたら金賞をとって自分でもビックリした。
金賞を取った絵は市役所に一定期間置かれ、恥ずかしかったが一応見ておいたほうが良いので見に行った。
すると出展したときにはいたはずの女の子の絵がなくなっていた。

春日井千春 小学校の頃の体験話
小学校の頃、体が弱くて保健室に行く事が多かった。
夏休みが始まる少し前、体育の時間は外でドッジボールをしてた。
ただでさえ暑い夏の日に外で体育なんてやりたくないのに、おまけにドッジボールって当たったら痛いから凄くやりたくないと思ってたら丁度気分も悪くなってきて保健室に行った。
先生に気持ち悪いんですと言い、ベッドに寝かせてもらった。
先生は自分をベッドに寝かせたら用事があるからとどこかへ行っちゃったが、煙草吸いに行ったと自分は思う。
入った時煙ってたのを覚えてる。
それで一人でベッドに寝てたんだけど、保健室は2つあって、ベッドのカーテンで仕切られてあるもう1つのベッドで誰か座ってた。
ぼーって見てたら、その子が「なにしてんの?」と喋りかけてきた。男の子か女の子かはわからなかった。
「気持ち悪いから寝てるの」って言ったらその影が「嘘つき」って言ってきてむかついて「嘘じゃないよ!ホントに気持ち悪いんだもん」と言ったら、またその子が「嘘つき」と言った。
完全に頭にきて起き上がって文句言ってやろうとカーテンを勢いよく開けた。
するとベッドの上には誰も居なかった。気持ち悪いのもどこかに飛んでった。
びっくりしてたら先生が戻ってきて、唖然としてる自分を不思議そうに見てた。

緒方真菜
この間愛知県に旅行に行ったんだけれど着いたのが大分遅くなった。
駅から旅館までは歩いていったんだけどその途中学校があって、その前を通りかかった時、なにか校庭から音が聞こえてきた。
ザッザッザッって何かが歩くような音。
月明かりが眩しかったから夜でも結構見えた。
何かと思ってよく見てみると人形だった。それも桃太郎。桃太郎が校庭を走り回っている。
あまりの事にぎょっとした。なんで、校庭に桃太郎?
しかもさらによく見てみると、その人形を女の子が後ろから楽しそうに追いかけてた。
今思い出してもシュールな光景だった。

加賀美慶介
小学校によく二宮金次郎の銅像があるけど、あれは夜中になると校庭を走り回るんだって。
俺の友達の友達が実際見たって言ってた。
でも校庭を走り回るなんて奴も勉強ばかりでストレス溜まってたのかな

三橋優一 自分が高校2年のときの話
自分は幽霊とか妖怪を信じないが、高校の時に不思議な体験をした。
高2の時、同じクラスに時田さんという女の子がいた。彼女は内向的な性格で友達もいないらしく、いつも一人で席に座って本を読んでいるか窓の外を眺めていた。
文化祭の実行委員を決めた時、実行委員なんて面倒なもの誰もやりたがらないらしく一向に手が上がらず、クラスの女子が時田さんに押し付け、断れず引き受けた。
今度は面倒な上にパートナーが時田さんと言う事もあって誰も手をあげようとしなかった。
いい加減痺れを切らしてきた頃、友人の加賀美が手を上げた。
加賀美はサッカー部のキャプテンを務めるなどスポーツ万能で女子に人気があった。
彼が手を上げた途端、さっきまで嫌だ嫌だと言っていた女子たちがやっぱりやると言い出して、現金だなあと思った。
結局実行委員は時田さんと加賀美に。
後で加賀美に聞いたら「だれかがやらなきゃならない時、自分がやります!って颯爽と手を上げたらカッコイイだろ?」と笑いながら言っていた。
彼はクラスで浮いていた時田さんの事を別段気にすることなく普通に接していた。
最初は戸惑っていた時田さんも加賀美と接するうちにだんだんクラスに馴染んできたように見えた。
ただ、一つ気になったのは時田さんの影。
いつも遠巻きに2人を見ていたが、決まって加賀美と話している時に時田さんの影がぶれるような動きをした。
時田さん自身は下を向いたまま、少し上目がちに加賀美と話していたが、影はその姿勢のまま言葉に反応するように左右にぶれるように震えていた。
そんな事を度々見るようになった時、加賀美が自分に相談をしてきた。
なんでも家に帰るとカーテンに人の影が映ったり、壁に誰も立っていないはずなのに、時折影を見かける事があるという内容。
それを聞いて、時田さんの影ではないかと思ったが、いくらなんでもそんなの非科学的なので、気のせいだと気休めに声をかけるくらいだった。
2人が実行委員になって1ヶ月くらい経った時に事件はおきた。
加賀美の事を好きだと思われるクラスメイトの女子が時田さんを暗いだの加賀美君に迷惑掛けてるなどひどくなじった。
時田さんは下を向いたまま、ただ黙って耐えているようで、自分は止めようと彼女達の方に近づいた時、時田さんの影が陽炎のようにゆらゆらと激しく揺れているのを見た。
呆気に取られてみている自分の前で影はゆっくり罵倒している女子の方へ伸びていった。
なぜだかそれがとても危険なような気がして「だめだ!時田さん!」と叫んだ。すると>彼女はビクッと身体を震わせたかと思うとそのまま地面に崩れ落ちた。
周りが騒然としている中、加賀美が時田さんを見るなり抱きかかえて保健室まで連れていった。
この事件の後、加賀美と時田さんは付き合うようになったが、結局影については何だったのか良くわからない。
ただ、付き合いだしてからは、影が揺らぐのを見ておらず、加賀美の家にも人影が現れなくなった。
今思うとあれは時田さんの心が具現化したものかもしれない。何故自分が見れたのかはよくわからないが…。
2人は今も仲良く付き合ってるが、あの2人の間に前のように第三者が介入してきたら…
もしくは加賀美が彼女を裏切るような事をしたとしたら、そのとき彼女はどうなるのか…それが心配でならない。

青山瞬 自分が小学生の頃の体験談
小学生の時、放課後学校でかくれんぼをしていた。
かくれんぼが得意な自分は保健室のベッドの下に隠れてたが誰も探しに来ない。
あたりもすっかり暗くなってしょうがないから保健室から出て帰ろうと思って中庭を通った時。
中庭にはいろいろ石像が置いてあって、ダビデ像もあるのだが、その石像に何か黒いものがはりついてモゾモゾ動いている。
こっそり近づいてみたら、担任の中村だった。
中村はすげーくらい奴で、笑ったところなんて見たことない奴だったが、そいつがダビデ像に張り付いて「へへへへ…」って笑い声上げながらダビデ像磨いてた。
見ちゃいけないものを見た気がして、見つからないように後ずさりして離れた。
人間が一番怖いって事で。

富沢火乃
合宿に行った時、みんなで食堂でご飯を食べた。炊き込みご飯が出た。
皆美味しいって食べていたが、ご飯を良く見たら炊き込んであるのは小さい虫だった。
小さい虫がびっしりご飯に入ってた。おばちゃんに文句を言ったら「これは、コクゾウムシっていう虫だから食べても大丈夫なのよ~」と。
いくら、大丈夫だからって虫入りご飯なんて普通出す?
そのおばちゃんの態度に恐怖だった。

富沢水貴 自分の体験談
ある日の小学校での事。
その日、水溜りをジャブジャブしながら帰ってたんだ。校庭は水溜りがいっぱいあって、自分はそれを一つずつ、ジャブジャブしてた。
ある水溜りを踏んだ時に、水溜りが「ギャア!」と叫んだ。びっくりして辺りを見ても誰もいない。
もしかして生きてる水溜りを踏んじゃったとか?

富沢金花 自分の高校1年の頃の体験談
体育の授業で、体育館で先生を皆で待っていたら、体育館の扉が風もないのに、カタカ>タ揺れ出して、最終的には大きく左右に振れはじめた。
皆、唖然としてその光景を見ていた。しばらくすると揺れは止み、先生が入ってきた。
その先生、療養中だった国語の先生が今しがた亡くなった事を聞かされたらしく、それで来るのが遅かったらしい。
あの揺れは、亡くなった先生が、最後に自分達に会いに来てくれたのか…どうなんだろう?

新堂誠 自分の高校の話
飴玉ばあさんという話がある。飴玉ばあさんというのは、昔よく生徒通用門の前で立ってたばあさんの事。
5,6年前まではいたらしい。自分も先輩に聞いた話で実際に見たわけではない。
なんでも、童話に出てくるような魔法使いのばあさんのような格好をして、手にはバスケットを下げている。
それで、気に入った子や、一人ぼっちでさびしそうな子を見つけては声をかけて、バスケットに詰まったゴルフボールくらいの大きさの飴をあげるらしい。
薄気味悪がって誰もそんなものは食べようとしなかった。でも物好きな奴もいるもので、飴を食った奴がいた。
なんでも、初めて飴を食べたのは自殺を考えていたほどのいじめられっ子の奴らしい。
毒でもいいやと思い口にした飴は口中がとろけそうになるほど旨く、この世にこんなに旨いものがあったのかと生きる勇気が沸いてきて、それからはいじめられても抵抗するようになり、見違えるほど明るくなったらしい。
今ではフランスの三ツ星レストランでシェフになったらしい。
そのばあさんは一度飴をあげた奴の前には現れず、どんなに探しても何故か人が多い時間には姿を見せなかったらしい。
舐めただけで、自分の人生がバラ色になる飴、舐めてみたいと思うか?普通はそんな飴あったら舐めてみたいと思うよな?
それで、クラスに佐久間って奴がいて、天邪鬼な奴で、飴玉ばあさんの話をする奴を馬鹿にする割には、内心雨が欲しくてたまらず、こっそりとばあさんを待っていた。
ある日遂に、ばあさんと会えたんだが、佐久間は会えて嬉しいくせに強がって「そんな飴いらねえ」と突っぱねた。
でもばあさんはそんな佐久間の本心を見透かしていて、佐久間に飴をやった。
佐久間は憎まれ口を叩きながらも飴を舐めた。噂通りの味で、佐久間はその味に酔いしれた。
でも、一つだけじゃ我慢できなくなり、隙を突いて、バスケットからいくつか飴を奪って逃げ出した。
飴は二つしか取れなかったが、普通は一つしか味わえない飴を三つも味わう事が出来た。
けどその夜、佐久間の部屋にばあさんが飴を取り返しにやってきた。でも飴は食っちまってもうない。
怯えて謝る佐久間から、ばあさんは代わりに二つの目玉をくりぬいて持って行った。それからばあさんは現れなくなった。
でも時々、生徒通用門前にサングラスを掛けた男が現れて言うんだ。
「僕の目玉を返しておくれよ……あれは飴玉じゃないんだよ。…ねえ、返しておくれよ」
ってか細い声で泣くんだそうだ。そいつには目がなく、真っ黒な穴が二つ、開いているだけなんだってよ。


細田友晴 (雰囲気を伝える為原文ママです)
こんにちは坂上君^^僕は細田友晴って言いますww君と同じ高校生だお(^ω^)学校の怖い話集めてるんだってねw奇遇だねヽ(´∀`)ノ怖い話ならぼくイパーイ知ってるYo!任せろwww
学校の怖い話といったら、ヤパーリ、トイレが一番だおね。だって、学校の怖い話=真っ先に花子さんが思いつくでそ?(*゜ー゜)
その花子さんが現れるところといったら、トイ━━━(゜∀゜)━━━レ!!まさに、トイレは怖い話の宝庫だお♪
これからぼくが毎日君にめーるしてきかせてあげるねwww
君とは何だか、すごく気が合いそうな気がするんだ(*゜∀゜)=3
ぼくたち、もうメル友だおね?ナカーマ(゜∀゜)人(゜∀゜)ナカーマ
それじゃ、またメールするねwノシ

神谷慎吾
(暗い青春送ってんなあ、お前。なんかほかにやる事ないのかよ?)
学校の踊り場に、よく鏡がかけてあるよな。
とある学校では、4階に続く踊り場で4時44分に鏡を見ると、鏡の中に引き込まれるって噂があった。
で、そいつを試した馬鹿がいた。噂どおり、そいつは鏡の中に引き込まれちまった。
それで、この話を聞いた奴の所に、一週間以内に現れて、同じように鏡の中に引きずり込む。
けどそのとき、ある呪文を唱えれば助かる事が出来る。いいか、よく聞けよ。
その呪文は「そうぶんぜ」だ。意味、わかるよな?
(なあ、お前、女の友達とかいないの?怖い話聞かせてやったんだから、女子高生の一人くらい紹介してくれよ。あ、可愛い子な、可愛い子)

城山一喜 自分の高校3年生の体験談
友達と徳島までツーリングに行った。金のない学生ならではの貧乏旅行で。
結構探せばあるんだけど、ツーリング客のために廃校を宿泊施設として貸し出したりしている。その宿舎に泊まった時の事。
夜、寝苦しくて外に出た。満月で隣は廃校、雰囲気十分でせっかくだから辺りを散歩してみた。
校舎裏に行ったときに、ふいに人の気配がしたんで気になって覗いてみた。
すると7人ぐらいが集まって輪になっている。その7人がいきなり自分たちの頭をとって隣に回し始めた。何なんだ、この光景はと自分の目を疑った。
頭を取り替え出した時点で怖くなって逃げたけど、あれは間違いなく妖怪の類だった。

高木宏典 自分が小学校の頃の話
学校の理科室の骸骨は実は本物で夜動くとかいう噂があった。よくある学校の怪談と言うやつ。
で、実際動くかどうかは定かじゃないが、その骸骨に八重歯があることだけが気になる。
普通、学校の標本用の骸骨に八重歯なんてあるか?もしかしたら骸骨自体は本物だったのかも。

相馬桜子 自分が高校生のときの話
学校の自販機が紙コップ式だった。友達と一緒にジュースを飲もうと自販機でジュースを買った。
友達はおしるこドリンクが好きだった。私は好きじゃないけど。
友達がおしるこ買って、自分はココアを買った。ココアが出てきたと思ったら何か変なものが浮かんでいる。
小豆みたいなやつ。前におしるこ出したからその豆が入っちゃったのかなと思って、おしるこ飲んでる友達と他の子に「ココアにおしるこの豆がはいっちゃったみたい、ほら」って見せたら、一瞬友達の動きが止まった。
「桜子…それよくみせて」って言うから、見せたら「桜子…それ、ゴキ○リの卵だよ」って。
おしるこ飲んでる子は吐き出しちゃうし、他の周りにいた子まで騒然となっちゃって大変だった。
どうやら馬鹿生徒がふざけて自販機を蹴ったかなんかして、隙間が出来ちゃったみたいでそこから入ってきちゃったらしい。
下手な怪談より怖いでしょ?

古間日佳梨 自分の通っていた高校の話
自分が通っていたのは女子高だったんだけど、なぜかプールがなかった。
先輩に聞いた話だとある事件をきっかけにプールを壊すしかなかったということ。
ある夏の日、プールでの授業中に事件が起こった。
一年生のプールの授業中だったらしいが、プールの中に何かが飛び込んだ音が聞こえた。
その飛び込んだ辺りを見てみると、黒いボールのようなものが浮かんでいた…人間の頭だった。
高校のプールのすぐ脇に線路が通っていて、自殺も多かったらしく、電車に飛び込んでひかれた死体がプールの中に入っちゃったらしい。
あたりは騒然、泣き出す子や失神する子が出て大変だったらしい。
それから、プールを見るだけで同じように失神する子や登校拒否しだす子が出てきて…>学校も対応に困って、プール自体壊しちゃったという話。
それ以降、この学校のプールの授業はなくなった。
(私としては泳ぐのが得意じゃないからプールの授業がないのは嬉しいんだけどね(笑))

島田次郎 高校の頃に聞いた話
階段の話。自分の通っていた高校には南校舎と北校舎があり、南校舎は別名怪談校舎と言われていた。
新校舎の北校舎に対し南校舎は木造の旧校舎で、あるくだけでギィギィ音が鳴るオンボロ校舎だったから。
その校舎の2階から3階に上がる階段の踊り場に、女生徒が立っているという。
女生徒はいつも踊り場の角に、ちょうどすっぽりと収まるように、壁を向いてじっと立っている。
しかも着ている制服がボロボロで、どうやら自分の学校の制服ではないらしい。
彼女は、何をするわけでもなくただじっと立っている。彼女がどんな顔をしているのか、どうしてそこに立っているのか、みんな気にはなるが、誰も声を掛けなかった。
皆、それがこの世の人ではないって思っていた。自分も何度か彼女を見かけた事がある。後姿を一瞬見ただけだけど。
確かめようと見直すと、もう彼女はそこにいないから。彼女、今もいるんでしょうか。きっといるんでしょうね。
でも南校舎は近いうちに建て直すって言っているので、そうなったら彼女はどこへ行くんだろうか。

天木茜 
妖怪テケテケを知っている?
テケテケとは下半身のない妖怪で、テケテケに狙われるとどこまでも追いかけられて、>最後にはテケテケの持っている鎌で下半身を切り落とされて仲間にされてしまう。
自分の高校ではこんな噂が伝わっていた。
ある日、男子生徒か帰ろうとすると、3階の校舎の窓から女の子が肘を突いてにっこり笑っていた。
彼も笑い返すと、窓という窓から何人もの生徒かいっせいに顔を突き出した。何事かと思って彼がびっくりしていると、突然、彼らはいっせいに窓から身を乗り出して彼に迫ってきた。
なんと彼らは腰から下がなかった。肘で地面を這いながら、何十匹ものテケテケが彼に迫り、下半身を食べてしまった。
そして、その彼も今はテケテケの仲間になって獲物を狙っている。だから下校する時は絶対に校舎を振り返ってはいけない。
もし窓から顔を出している人を見かけても無視して急いで逃げるべき。そうしないとテケテケの仲間にされてしまう。
(帰りが遅くなって、しかも一人だったりすると、私はこのテケテケの話を思い出して怖くなった思い出があります。)

赤坂義男 自分が通っていた小学校の話
四時ババっていうのがいて、4時ピッタリにトイレの奥から数えて4番目の個室に入るんだ。
そしてトイレの壁を4回ノックして四時ババ、四時ババ来てくださいって言うと、便器の中から四時ババが現れて、そのまま便器の中に連れ込まれる。
何でも、便器の中は四次元の世界に通じているらしい。四次元に連れ込むから四次元婆。それを略して四時ババ。
ちなみにだんなは五時ジジっていって5時ピッタリにトイレの奥から5番目の個室に…もういいか?

相良澄江 高校の頃の体験談
高校時代はよく図書館で過ごしていた。学校の図書館は、県内でも有数の大きさらしく、図書館専用の棟が建つほどだった。
図書館の2階の壁には、生徒が描いたらしい絵が飾ってあった。
その絵は湖を描いたもので、白樺の木に囲まれた幻想的な湖が印象的な絵画だった。自分はいつもその絵が見える位置に腰を掛けて、本を読むのが日課になっていた。
高校2年の頃、図書館の2階で本を読んでたときの事。いつものように絵が見える位置に腰掛けて本を読もうと思ったが、一つ奇妙な事に気づいた。
絵が微妙に変わっている。湖の湖畔に、先日までなかった人影が描きこまれているのに気が付いた。人影は、湖の反対側に、小さな黒い影がポツンとある程度だった。
普通の人だったらこの絵の微妙な変化に気付かなかったと思う。でも自分はほぼ毎日といっていいほどこの絵を見ていたので微妙な変化に気付いた。
絵はそれ以外特に変化することなく、日々が過ぎていった。
自分も不思議に思いながらもさして気に留めることなく過ごしていたが、絵の変化に気付いてから夏休みが明けて、図書館に行ってみると、絵の人影はいなくなっていた。
結局あれが何だったのか良くわからないまま。

風間望 (雰囲気を伝える為原文ママです)
坂上君、君は実に運がいいよ、なんてったって幸運にも、この僕の所にメールが届いたんだからね。
僕は怖い話にかけては、右に出るものがいないと言われてるんだ。
坂上君も、黒船にのった気持ちで聞いてくれよ。
ムラサキカガミって知ってるかな?この言葉を二十歳まで覚えてると、なんと死んでしまうんだ。終わり。
ふふふ、この話、全校生徒がみる壁新聞に載せたら、すごい事になるよ。なんたって、生徒全員が該当するんだからね。
かくいう君も、このメールをみて恐怖に慄いているんじゃないかな?
でも、大丈夫。僕はこの呪いを回避する術をしっているからね。君、助かりたいだろ?
僕は、紳士だからね、普通だったら、一万円で教えているんだが、君には特別に五百円で教えてあげよう。
ちょうど、千葉に行く用事があるから、お金はそのときにでも払ってくれたらいいよ。
それじゃ、坂上君、また会おう!

神林成昌 高校の時の体験談
高校のとき、彼女が別の学校に居いた。そいつは独占欲が強いのか知らないが毎日電話をかけないと怒る。
自分も初めて出来た彼女だったし、最初のうちは毎日かけてたけど、電話代も馬鹿にならないから毎日は無理だ、って言ったらヒステリーを起こした。
朝の学校行く時間に電話がかかってきて、切ったら死んでやるとか言い出した。しょうがないから電話したまま学校に行った。
それで、授業が始まるというのに電話をなかなか終わらせてくれず、しょうがなくトイレの個室で電話する事にした。
そいつは、全然私の事大切にしてくれないとか、私の事本当は好きじゃないんでしょ?とうだうだ聞いてきた。そんな事ないって言ってもなかなか聞いてくれなかった。
話していると、隣の個室から声が聞こえてきた。
自分が彼女に「そんな事思ってないよ」というと隣の個室から「本当かな」とか、「お前の事、一番大事に思ってるって!」って言ったら「口ばっかりだろ、どうせ」とか。
なんで隣の個室のやつにそんな事言われなくちゃならないんだと、そっちの方に頭来て「お前さっきからガタガタうるせえんだよ!」って言いながらドアを開けて隣の個室のドアを蹴ってやろうとしたら、隣の個室には誰も入ってなかった。
しかも気付いたら彼女からの電話も切れていた。何だったのかあの声は。幻聴だったのか?
(ちなみに、その女とは、結局別れたよ。まあ、別れて正解だったけどな、あんな女。)

那須留美子 通っていた小学校の話
小学校の話だけど、音楽室によく音楽家の肖像画の目が夜光ると言うから、友達と一緒に夜見に行った。
見に行ったらホントにピカっって光ったからチョーびっくりした。
…よく見たらただ目に画鋲が刺さってただけなんだけど。
でも肖像画が飾ってあった位置とか小学生の身長では机を踏み台にしても届かないし、>誰が画鋲さしたのかな。先生かな?

早中徹平 他校の高校
(僕自身は、あまりこういった心霊現象のたぐいは信じてないのですが、一つだけ不可解な体験をしたので、それをお話したいと思います)
他校の高校での文化祭での出来事だったと思う。
友人が美術部に在籍しており、その彼が描いた作品が文化祭での作品展に出展するというので見に行った。
作品をいくつか見ていると、一つ、気になる作品あった。その作品は、夜の海に月が浮かんでいて、砂浜には後ろ向きの少女の絵という構図だった。
何気なくその絵を見つめていたが、ふと瞬きをした瞬間、後ろ向きだったはずの少女の絵が、前を向いていた。
一瞬自分の目を疑った。普通ありえないだろう?
もう一度その少女の絵をまじまじと見たが、特に変わった様子はない。至って普通の絵。正面を向いた少女はにこやかに微笑んでいた。
あの後ろ向きの少女自体が自分が見た幻影だったのか?今になっても時々不思議に思う。

水瀬亜理紗 自分が小学校の時の体験談
小学校の女の子といえば、集団でトイレに行くのが常。自分も例に漏れず数人の友達とトイレに行っていた。
ある時、個室に入って用を足していると、表にいる子たちが何やらざわざわし始めた。
何だろう…と思っていると、急に自分の入っている個室のドアが外からこじ開けられた。
びっくりしてドアの向こうの友達を見ると、みんな真っ青な顔をして、中には泣いている子もいた。
友達の話では、表で待っていると、自分の入っていた個室の中から急に「開けろ!開けろボケ!」とすごい剣幕で『私』が叫び出したらしい。
ついには中から激しくドアをドンドンと叩くので、これはおかしいと、数人でドアをこじ開けると、きょとんとした顔の自分が便器に腰を下ろしたままこちらをみていたらしい。
その後、怖くなってみんなでわぁ~っとトイレを飛び出したが、今でもなぜあんな事が起こったのか不思議。

安藤美紅 自分の高校の頃の話
高校は西校舎と東校舎に分かれている。
3年生の時、西校舎の2階の廊下を携帯電話で友達と喋りながら通ってた。
ちょうど、廊下の中間に差し掛かったとき、急に向こうとつながりにくくなった。
あれ?って思ってると、急に男の人の声で「う…うあああ…」ってうめき声が聞こえた。
びっくりして携帯を見てると携帯に電波が戻って、友達が急に私が喋らなくなったから心配して呼びかける声が聞こえてきた。
その後は普通に会話できたんだけど、あの男の人の声って何だったのかな?
混線したとしても、あの時、携帯は圏外になっていたのに…。
学校の西校舎には前から幽霊が出るとか噂があったから、もしかしたら幽霊の声を拾っちゃったのかも。
(坂上君も、学校で携帯使う時は気をつけてね、変な電波拾っちゃうかもよ(笑))


徳島県、「遺産」の本の内容

本の内容に、隠しシナリオへのヒントがあるような気がするので記載します(隠しシナリオなど無く没シナリオの伏線だったようです)
(改行はなるべくゲーム内と同じようにしています)

1.21世紀のDNA研究


DNA組み換えに関する専門書だ。
難しくて何が書いてあるのかわかんねぇ。
見ているだけで頭が痛くなってくるぜ。

2.高知県で目撃されるUFO群

『何でも高知県で、最近UFOが
目撃されているらしい。
高知にはUFOの日本基地があるとか、
実はUFOは地底人の乗り物であるなどと
好き勝手な噂が飛び交っているが、
あれは金星人のUFOである。
金星人は人間狩りを楽しむために地球にやってきて、
各地から集めた人間を高知にさらってくるのだ。
さらわれた人間が五人揃えば、ゲームの始まりだ。
その一風変わった人間狩りは
いったいどんなものなのかはまだ調査中である』
…なんだこの本は。
大真面目でくだらないこと書きやがって。

3.新たな詐欺とその実態

『オレオレ詐欺やワンクリック詐欺、
そしてフィッシング詐欺と二十一世紀にはいって
詐欺の手口も多様化してきている。
中でも携帯やインターネットの普及にともない、
それらを悪用した詐欺は手を変え品を変え
急増している。
そこには、一定の金額で殺したい相手を
殺してくれるリベンジャリンなるものまで
現れたが、もちろんこれも詐欺の一種である。
依頼者が殺したい相手を伝えて前金を支払うが
待てど暮らせど何も起きない。
それもそのはず、受け手は最初から
何もする気が無いのだ。
しかし依頼者も殺人の依頼をしているため
警察に届けると共犯者になってしまう。
だから泣き寝入りしてしまうのだ。
こういった、裏の裏を狙った詐欺は
これからもひろがっていくだろう。
しかし、最近妙な噂がまことしやかに囁かれている。
どうやら、この裏社会に本物のリベンジャリンが
存在しているらしいのだ。
詳細はわからないが、もし本当にあったとしても
不思議ではない。
今の世の中、商売にならないものなどないのだから』

…ふん、くだらねぇ。

4.都市伝説の真偽

『都市伝説を必ずしも嘘と決めつけてはいけない。
都市伝説にしなければならない理由で
闇に葬られた事実も実際にはある。
それをここで事実と明言するのは不可能だが、
もしあなた自身にその気があれば、
事実を見つけることは不可能ではない。
また、都市伝説に囚われた人たちも数多く存在し、
彼らは決して都市伝説の中に隠された真実を
無闇に風潮することはない。
なぜならば、彼ら自信が
都市伝説的になっているからだ。
そして、都市伝説の真実に関する危険性もまた、
誰よりも理解しているのだ。
もしあなたが都市伝説の魅力に取り付かれ、
その虜となり真実を探そうと決意したとき、
おそらくは邪魔をする何かの存在に気づくであろう。
その存在は、きっとあなたの思いもよらぬ方法で
近づいてくるはずだ。
そして、その力によって、あなたは
知らず知らずのうちに決意を砕かれるのである。
それを打ち破ることが出来るのは、
あなたの知恵しかないのである』

…よく、わかんねぇ。
要するに都市伝説は嘘ってことだな。

5.日本の悪魔信仰

『日本国内において、アメリカやヨーロッパの
それと比べると如何にキリスト教が
普及していないかがわかる。
そのため、キリスト教を題材にした
書籍、映画などの捉え方が異なり、
それらもまた日本には浸透しないのである。
しかし、海外に悪魔信仰が存在するように、
日本にもまた悪魔信仰が存在している事実も
見逃せない。
極わずかではあるが、闇の組織は
間違いなく存在するのだ。
六月六日生まれの人間を
呪われた地に集めてはならない。
それを、悪魔たちは手ぐすね引いて待っている。
賢き者よ、決して悪魔の誘惑に負けてはならない』

呪われた地?
そんなもん、日本にあんのかよ。

6.仲井和弘(主人公名)について

『あなたは、仲井和弘の名前を
聞いたことがあるだろうか。
その名前は、時に邪悪であり、時に寛大であり、
実に神秘に満ちている。
その存在は誰もが知っていながら、
誰も知らないのだ。
あなたは、仲井和弘の名前を
聞いたとき、そこに安らぎを感じるだろうか。
それとも恐怖を感じるだろうか。
それは全知全能の神をも超えた存在として
深く記憶に留めておくべきだろう。
いつか、出会う存在なのだから。
問題は、その出会いである。
あなたを良き道へと導く存在であることを
私は心から願う』

あ?なんだ?
仲井和弘?
どっかで聞いたことある…か?

8.隠忍の存在

『隠れ忍ぶものと書いて隠忍(おに)と読む。
古代より、隠忍の存在は噂されてきた。
人間であり、人間でない存在。
人を食らい生きる魔物でありながら、
人との共存の道を選んだ魔物たちを隠忍と呼んだ。
そのためか、中には人と結ばれる魔物もおり、子を
もうけたという。その子らは半妖半人として成長し、
人間にも魔物にもなれず、そのどちらからも
忌み嫌われる存在といわれた。
しかし、彼らの中には魔物をも超える力を
宿し者も居り、その存在は魔物からも恐れられた。
彼らの系譜は絶えたという噂は聞かない。
血こそ薄まったものの、今もなお
この日本のどこかで生きているはずである』

魔物と人間の間に生まれた子供?
いたら会ってみたいね、ははは。

9.学校であった怖い話攻略本

『十年ほど前に発売された
「学校であった怖い話」というゲームは、
未来の出来事を予測している。
しかし、それを認めてはならない。
真の予言は予言という形をともなって
この世に広まってはならないのだ。
噂が広まれば、必ず話が始まる。その話を
真実として受け入れれば、あなたは
きっと見てはならないものを目にするであろう。
それはあってはならないことなのだ。
もし、あなたがこれから先、
平穏無事な生活を過ごしたいのであれば
闇の奥を興味本位で覗いてはならない。
それは絶対である』

これ、攻略本か?
全然、攻略本になってないけど?

10.裏で儲かる病院経営

『医者と弁護士は笑いが止まらない。
それはいつの世も同じことだ。
もしあなたが巨万の富を得たいのであれば、
病院経営をお勧めする。
しかし、人のためとなるクリーンな病院を
経営するつもりならば、この本を読んではならない。
この本は、裏社会で名を馳せるための
病院経営マニュアルなのだから。
あなたは、東京にある黒百合総合病院を
ご存知だろうか。
あの病院には常に黒い噂がつきまとい、
時折、裁判沙汰になる問題も起こすが、
いまだに健在であることに、
あなたは疑問を持たぬだろうか。
黒百合総合病院は、今後何が起ころうと
経営不振におちいることは絶対にないと
私は悪魔に誓える。
もし潰れるようなことがあれば、
それは世界の終焉を意味している。
世の中とはそういうものなのだ。
黒百合総合病院に習え。
病院経営は実に簡単だ。
悪魔に魂を売るだけでよいのだから』

この本、面白そうだな。
四十億の遺産が入ったら、
この本読んで病院でも経営してみるか。

みんなで情報交換

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最終更新:2022年08月04日 22:09