'09/11/9中国新聞

胴体発見「なんてむごい…」 関係者、一層の悲しみ

▽捜査本部、遺留品捜索に全力

 「なんてひどいことを…」。島根県立大1年平岡都さん(19)の遺体の一部が、広島県北広島町東八幡原の臥龍山山頂付近で見つかった死体遺棄・損壊事件は8日、新たに平岡さんとみられる手足のない胴体部分が発見された。「バラバラ殺人」の様相も帯びてくる中で、関係者たちは一層の悲しみに打ちひしがれた。島根、広島両県警の合同捜査本部は、犯人につながる遺留品などの捜索に全力を挙げる。

 午前10時、捜索が始ったばかりの現場付近が突然、騒然とし始めた。女性の胴体を発見。平岡さんの頭部が見つかった場所から、わずか70~80メートルほど離れたなだらかな下り斜面の山林だった。登山口では捜査車両が慌ただしく出入りし、再び緊張が高まった。

 付近の捜索は午前9時半、広島県警の約65人態勢で開始。前日までより林道から深く分け入るなど範囲を広げていた。胴体を乗せたとみられる警察車両は正午すぎ、報道陣が待ち構える登山口を下りた。

 絶好の行楽日和。周辺の観光地は紅葉狩りを楽しむ人でにぎわっていた。広島市中区の男性(53)は「むごいことをする。普通の人間のすることじゃない」と唇を震わせた。

 島根県側でも国道186号沿いの捜索と、大学がある浜田市内での聞き込みが続いた。有力な手掛かりはなかったが、捜査本部にはこの日、公開捜査開始以降では最多の11件の情報が寄せられ、通算42件となった。

 県立大は9日を全学休講とし全学生向け説明会を開く。県立大に通う娘の下宿に駆け付けた福山市の女性(47)は「娘は平岡さんと仲良くさせてもらっていた。平岡さんのお母さんの気持ちを思うと夜も眠れない」と、犯人の早い逮捕を願った。


2009年11月12日アサヒコム

切断遺体、11月2日より前に遺棄か 島根女子大生

. 島根県立大(同県浜田市)1年、平岡都(みやこ)さん(19)の切断された遺体が広島県北部の臥竜(がりゅう)山(北広島町)で相次いで見つかった事件で、遺体の状態などからみて、遺棄されたのは今月2日以前の可能性が高いことが、捜査関係者への取材でわかった。

 捜査関係者によると、平岡さんの胴体はいったん水分を含んだ後、日ざしを受けて腐敗が進んだ形跡があった。一方、平岡さんの行方がわからなくなった10月26日夜から胴体が見つかった今月8日まででは、現場周辺で2日に雪が降ったほかは雨や雪はほとんどなかった。このため、島根、広島県警の合同捜査本部は遺体に雪が積もったと判断、2日以前に遺棄されたとの見方を強めている。

 地元の人によると、臥竜山一帯では2日午後6時ごろから雪が降り始め、翌朝にはふもとでも約15センチ積もった。

 捜査本部は、浜田市内から遺棄現場に通じる幹線道路近くの店などで、10月26日から今月2日までの防犯カメラの映像を調べるなどしている。

 平岡さんの遺体は、6日に頭部が発見されて以降、大腿(だいたい)骨、胴体、左足首が見つかっている。司法解剖の結果、死亡したのは10月26~31日とみられる。

 平岡さんは10月26日午後9時15分ごろ、アルバイト先のアイスクリーム店が入る浜田市のショッピングセンターを出た後、行方が分からなくなった。
http://www.asahi.com/national/update/1112/OSK200911110155.html


毎日2009.11.20
島根女子大生遺棄:顔にゴム突起付き軍手の跡

平岡都さんの遺体が見つかった臥龍山に向かう登山道の入り口に供えられた花束=広島県北広島町で2009年11月12日、幾島健太郎撮影 広島県北広島町の山中で島根県立大総合政策学部1年、平岡都さん(19)の遺体が見つかった死体遺棄・損壊容疑事件で、平岡さんの顔には、軍手で押さえつけられたような跡が残っていたことが捜査関係者への取材で分かった。滑り止めのゴム突起が多数付いたタイプの軍手で、犯人は遺体損壊の際、指紋が残らないよう周到に証拠隠滅を図ったとみられる。

 島根・広島両県警の合同捜査本部は、この痕跡を容疑者特定につながる重要な証拠の一つとみており、メーカーの特定や流通経路の割り出しなどを進めている。

 捜査関係者によると、平岡さんの顔の表面には、多数の突起物でできたとみられる圧迫痕があった。形状などから、ゴム突起が多数付いた軍手を使用していた可能性が高いことが判明。犯人が遺体に指紋が付くのを防ぎながら、刃物の柄をしっかり握る目的で着用したとみられる。遺体を損壊する際、片手で顔などを強く押さえ、もう一方の手で刃物を持ったために跡が残った可能性があるという。

 軍手はメーカーや種類によってゴム突起の配置や編み目などが異なる。

 胴体や左大腿(だいたい)骨、左足首には指紋も軍手の跡もなかったという。

 平岡さんは10月26日夜から行方不明になり、11月6日に頭部、7日に左大腿骨、8日に胴体、9日に左足首が見つかった。

 捜査関係者によると、平岡さんは首を絞めて殺されたとみられており、その後、遺体が損壊され、別々に遺棄された可能性が高い。遺体各部から犯人の指紋は検出されていない。
http://mainichi.jp/select/jiken/news/20091120k0000m040145000c.html


2009.11.21ゲンダイネット
捜査筋が口にした「酒鬼薔薇」の名前
●想像を絶する遺体の凄惨
島根県境の広島県の山中で、島根県立大学1年生の平岡都さん(19)のバラバラ遺体が見つかった事件は、時間が経つにつれ、猟奇的な色合いが強まっている。見つかった遺体の状態が尋常ではないのだ。
「遺体は四肢が切断され、乳房がえぐり取られた上、性器部分も切り取られてグチャグチャになっていました。そのため、胴体が発見された当初は、すぐに性別が判断できなかった。腹部が切られ、内臓の大部分がなくなっています。胴体の一部は焼けていて、血を抜かれ、皮膚もはいであった。両腕と右足はまだ見つかっていません」(捜査事情通)
にわかには信じがたいが、犯人が肉片を食べた形跡もあるという。
「頭部と胴体の発見場所から約2キロ離れた地点で見つかった左の大腿骨(だいたいこつ)は、
肉がきれいにそぎ落とされていた。捜査員は、てっきりイノシシかシカの骨が風化したものと思って拾ったそうです。野犬の仕業では、こうはならない。明らかに人為的なものです。また、遺体の一部には、ミンチ状に切り刻まれた形跡もあった。犯人が食べたとしか思えないのです。『羊たちの沈黙』のレクター博士じゃありませんが、血抜きをしたり、右腕の関節をはずしたあとがあることから、犯人はある程度、医学的な知識があるとみられます」(社会部記者)




毎日2009.11.25
島根女子大生遺棄:つめのかけらの1片も平岡さん
 広島県北広島町の臥龍山(がりゅうざん)山頂付近で、島根県立大総合政策学部1年、平岡都さん(19)=島根県浜田市=の遺体が見つかった事件で、島根・広島両県警の合同捜査本部は24日、19日に発見されたつめ1枚につづき、つめのかけら4片のうち1片がDNA型鑑定で、平岡さんのものと確認されたと発表した。他のつめのかけら3片と約1.5センチ大の肉片は小さすぎたり状態が悪く、DNA型が検出できなかった。
 また、同時に見つかった約1センチの骨片は鑑定中だという。
http://mainichi.jp/select/jiken/news/20091125k0000m040041000c.html



週刊朝日2009.11月27日号の119ページ
首は青竜刀のような鋭い刃物で切られている。シカの骨かと拾ってきたものが大腿部だった。肉片がまったくなく、きれいにそぎ落とされていた。一部は野犬などが食っているようだが、あそこまできれいには食わない。これは、人為的なものです。
肉片がほとんど残らず、肋骨から肺が見えるほどだった。乳房は切り取られ、血も抜かれ、皮膚ははいでいた。顔を殴打し、首を絞めていますが、性行為の跡はありません。

サンデー毎日2009.11.29日号135ページ
胴体は火であぶられ、内臓はほどんどなく、大たい骨は肉が削り取られていました。

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最終更新:2010年02月28日 12:55