「シガンシナ区決戦」という名称の理由 ※ネタバレ注意!

※ネタバレや考察自体がお好きでない方は絶対に閲覧しないようお願いいたします。

※以下の内容を読んだ場合、今後作品を楽しむ喜びを損なう危険があります。閲覧は自己責任でお願いいたします。

※作中の描写だけでなく、作り手の意図や傾向、自分ならどうするかなど推測も交えて考察しております。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

※以下の情報は、作品を純粋に楽しむ喜びを損なう危険性が非常に高いと思われます。繰り返し念を押させていただきますが、閲覧は自己責任でお願いいたします。

 

※ネタバレを読みたくない、先入観を持たずに『進撃の巨人』を読みたい、楽しみたいという方は、ここから先は読まずに、引き返してください。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

2016年08月09日に発売されたガイドブック、『進撃の巨人 ANSWERS』で、「ウォール・マリア(シガンシナ区)奪還作戦」が「シガンシナ区決戦」という名称となっています。

 

 

 

なぜ「シガンシナ区決戦」に変更されたのか?

ここの考察を読んでいる方には、すぐお分りになることと思います。

以前指摘したように、シガンシナ区戦は大東亜戦争の「沖縄戦」だからです。

なぜ、沖縄戦だと「決戦」になるのか?

実は、沖縄戦は「沖縄決戦」とも呼ぶからです。

これは、戦史に詳しい人や、一部の漫画・アニメ業界の人、そして映画の愛好家にとっては、常識なのです。

 

 

 

壁内は、逆さカタカナ文字など日本を素にした要素が多く、、調査兵団は主に旧・第日本帝国海軍がモデルです。

このことは、本編で水木しげる氏の『昭和史』の特攻隊のワンシーンをマネしたり、トンファーをイメージした雷槍を登場させたりしている点などを具体的に挙げて、『第79話「完全試合」までのメモ ※ネタバレ注意(最終更新:2016/04/12、『第81話「約束」までのメモ(最終更新:2016/06/05で、すでに考察済みです。

上記『第79話「完全試合」までのメモ ※ネタバレ注意で紹介しました、「リヴァイの湯飲みの持ち方は、戦前の大日本帝国陸海軍の伝統である」ということも、その理由の一つです。

 

付け加えると、立体機動装置は零戦であり、ブレードの原料となる黒金竹は、なぜ竹なのか?というと、世界を竹=背骨に模しているのと同時に、「竹槍」だからでもあります。

これらの点からも、反日的要素が見え隠れしているわけです。

 

 

 

沖縄戦と言えば、有名なのが岡本喜八監督の映画『激動の昭和史 沖縄決戦』(1971/東宝)です。

2016年8月21日現在公開中の映画『シン・ゴジラ』を監督した庵野秀明氏が熱烈なファンであることでも有名ですね。

同監督の『トップをねらえ!』をはじめとする多くの作品では、『激動の昭和史 沖縄決戦』や他の岡本喜八作品のパロディやオマージュが多用されています。

 

 

 

また、『進撃の巨人』には、例のTBSと連携したとみられる反核・反原発・反戦工作である「原爆と黒焦げの少年」工作という前科があります。

今回も同じように、「シガンシナ区決戦編」は、反原発プロパガンダ映画でもある『シン・ゴジラ』の公開に合わせて(もちろん敗戦の日である8月15日にも合わせて)スケジューリングされたと見ていいでしょう。

私が今回の「シガンシナ区決戦編」で度々指摘してきた間延びした演出や、あとひとひねりが足りない単調な展開は、『進撃の巨人』が、反原発や反核のようなイデオロギーに基づくプロパガンダに利用され、他のプロパガンダと歩調を合わさなければならなかったからだと思われます。(あくまでも個人的な感想です)

 

 

 

そして、実際に沖縄戦を指導した八原博通氏の名著、『沖縄決戦 - 高級参謀 の手記』も、この名称変更の理由とみていいでしょう。

大東亜戦争の沖縄防衛戦といえば、「沖縄決戦」なのです。

 

 

 

余談ながら、「沖縄防衛戦で日本軍が民間人をわざと犠牲にした」、「集団自決を強制した」などのデマが、NHKを中心として未だに流布されていますが、普通に出版されている当時現場にいた人の証言を読み、あるいは沖縄のオジイやオバアに直接確認すれば、今までマスコミや学校教育で言われてきたことがウソであることはすぐに分ります。

 

例えば集団自決については、逆に、日本軍の将校が自決しようとする沖縄県民を止めて、「自決せずに生き延びなさい、まだ米軍が来ていない○○に逃げなさい」とアドバイスしていた事も分っています。

このあたりの経緯はインターネット上でも確認できますし、小林よしのり氏も漫画で紹介しています。

 

(実査に自決を強要したのは沖縄県民の2人の兄弟であり、自決したがらない人は殺してしまったという証言が残っています。その疑惑の兄弟が、NHKのドキュメンタリーでは逆に「軍に自決を強要された被害者」として紹介。しかも、そのとき兄弟の片方は認知症でした)

 

しかし、当時は「軍に自決を強要された」と言うと、被害者と認定され、日本政府から生活補償金をもらえました。

戦争直後の沖縄県は米軍に徹底的に破壊されたため、生活基盤が崩壊しており、こうした補助金が必要な家庭が多かったのです。

 

そのため、前述のように「あの激戦の最中に自分達を助けてくれた将校を悪者にして」補助金をもらわざるを得なかったという事情もありました。

そして、その将校も沖縄県民の苦況を想い、一切の反論をせずに、悪者になってくれたのです。

そのため、この日本軍将校は現地では”神様のような人”と言われて尊敬され、沖縄訪問時にも大歓迎を受けています。

 

また、司令官である牛島満・第32軍司令官は、民間人の被害を出さずに済むように、沖縄県民を避難させようとしたのですが、当時の日本軍にはすでに使える艦船が無く、民間の漁船も米軍によって破壊されていたため、避難させられなかったことも分っています。

たしかに、日本は当時から民主主義国家(というか、世界最古の民主主義国家である可能性すらある)でしたから、民間人は祖国防衛のために戦う義務を負うのですが、そもそも、民間人保護のために戦闘が予想される地域から事前に避難させる処置、つまり「疎開」は、軍を含めた日本全体の方針でした。

民間人の疎開は日本全国で行われていましたから、沖縄県だけ疎開させないというのは、日本の行政体制から言ってもあり得ないのです。

 

その証拠に、一部の沖縄県民は疎開によって生き残っていますし、パラオなど他の場所でも大規模な事前避難に成功しています。

少年の頃の今上天皇が疎開先で、米軍の空襲によって燃える街を見て、「自分も国民とともにあそこにいるべきではないのか」という主旨の発言したことは有名ですが、このエピソードは、民間人保護が日本全体の基本理念であったことも表しています。

 

 

 

また、シガンシナ区が東シナ海であることも、それよりもずっと以前から指摘されています。

そのことは『ウォール・シーナは粃(しいな)か支那か(最終更新:2014/12/02 )で紹介済みです。

 

 

 

沖縄は東シナ海にあります。

中華人民共和国と日本の沖縄県の間にあるのが、東シナ海なのです。

 

 

 

さらに、沖縄も東シナ海も「南」にあります。

そして『進撃の巨人』では、南から巨人が来るとされています。

やはり、『進撃の巨人』は現実の世界、特に日本とアジア、中東、ヨーロッパが関係していると考えるのが自然でしょう。

 

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最終更新:2016年08月21日 23:34