第85話「地下室」考察(1)地下室の正体 ※ネタバレ注意!!

※以下の内容には『進撃の巨人』や『ワンピース』に関する重大なネタバレが含まれています。ネタバレや考察自体がお好きでない方は絶対に閲覧しないようお願いいたします。

※以下の内容を読んだ場合、今後作品を楽しむ喜びを損なう危険があります。閲覧は自己責任でお願いいたします。

※作中の描写だけでなく、作り手の意図や傾向、自分ならどうするかなど推測も交えて考察しております。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

※以下の情報は、作品を純粋に楽しむ喜びを損なう危険性が非常に高いと思われます。繰り返し念を押させていただきますが、閲覧は自己責任でお願いいたします。

 

※ネタバレを読みたくない、先入観を持たずに『進撃の巨人』を読みたい、楽しみたいという方は、ここから先は読まずに、引き返してください。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

前回の予想結果については別項にて。

 

 

 

 

 

ハンジは聖母マリア

1ヶ月前、『第84話「白夜」 エルヴィンのうわごと ※ネタバレ注意!』(最終更新:2016年8月12日)で、私はこのように書きました。

 

また、『第79話「完全試合」までのメモ ※ネタバレ注意』で考察したように、リヴァイが「足を折る」とエルヴィンを脅すセリフは、「キリストの磔刑」がモチーフだと思われる。

つまりエルヴィンはキリストであり、彼の代わりにアルミンが巨人化してベルトルトを食べ、その火傷した体が再生されるのは、「キリストの復活」を表しているとも考えられる。

 

私はすでに『エルヴィンとアルミン』で、エルヴィンとアルミンは同じ存在という考察もしており、その意味でも復活=エルヴィンの役がアルミンに移ったとも見ることができる。

だとすると、死せるエルヴィンの顔をのぞき込むハンジは聖母マリア、リヴァイはヨハネの役だろうか。

 

 

 

 

 

キリスト教がモチーフ

『進撃の巨人』では、キリスト教がモチーフとして繰り返し登場します。

そのため、

・『進撃の巨人』への韓国のバックアップ

・NHKを含むテレビ全局の異常なゴリ押し

(NHKは『進撃の巨人』を繰り返し放送している)

・8月6日(8.6)に合わせ反核「黒焦げの少年」工作をTBSと連携して実行

・大東亜戦争当時の日本、零戦(立体機動)、特攻隊、リヴァイのカップの持ち方は大日本帝国陸海軍と同じ、エルヴィンの「足を折る」と言う時のリヴァイの絵が水木しげる『昭和史』の特攻隊出撃シーンとおなじ、竹槍(黒金竹)、トンファー(雷槍)、沖縄決戦、空爆、クーデター(5.15事件、2.26事件)の揶揄表現、および反日表現

などの点と合わせて、『進撃の巨人』にはキリスト教に詳しい「韓国人」が原作に関わっていると私が分析していることは、すでに『第79話「完全試合」までのメモ ※ネタバレ注意』で述べたとおりです。

 

 

 

 

 

東方の三博士

重ねて書きますと、前回の第84話「白夜」において、私はハンジが聖母マリアに模して描かれているとみました。

 

そして、今回の第85話「地下室」において、地下室でグリシャの残した書物を開くエレン、ミカサ、リヴァイ、ハンジを見た瞬間、脳裏にある絵が浮かびました。

 

それは、「東方の三博士」です。

 

 

 

 

 

聖母マリアと東洋人、そして・・・

「東方の三博士」とは、最初にイエス・キリストの誕生に駆けつけて祝福した三人の占星術師または天文学者のことで、「東方の三賢者」「東方の三賢人」とも呼ばれます。

 

博士または賢者はギリシア語で「マギ(マーゴイ)」。

『新世紀エヴァンゲリオン』に登場するMAGIシステムと3つのコンピュータはこれが元ネタです。

 

3つのコンピュータの名(三賢者の名)は以下の通り。

・メルキオール Melchior (黄金。王権の象徴、青年の姿の賢者)

・バルタザール Balthasar (乳香。神性の象徴、壮年の姿の賢者)

・カスパール Casper (没薬。将来の受難である死の象徴、老人の姿の賢者)

 

東方の三博士は、読んで字の如く、全員が東洋人です。

つまり、この世の救世主キリストが生まれる瞬間に立ち会ったのは聖母マリアと東洋人なのです。

(マリアに関しては「黒い聖母」も関係する可能性がありますので、ここにメモしておきます)

 

 

そして、私はこう考えます。

目には見えませんが、エルヴィンや死者達もその瞬間に立ち会っていたと。

01

 

 

 

 

 

ジークの正体?

上記の私の見立てが正しければ、エレン達が見守る写真と書物は、赤ん坊のキリストと聖書と見るのが妥当ではないでしょうか。

写真に写っていたのは、グリシャとその妻らしき女性、そしてジークかも知れない金髪っぽい子供です。

 

もしもこの子が本当にジークなのであれば、私の見立てに合わせた場合、ジークはキリストという可能性が出てきます。

 

私はまだ誰も気づいていない伏線(1)名前に隠された秘密』で、ジーク戦士長(warchief Zeke)について、こう書きました。

ZEKEとは、第二次世界大戦中にアメリカ軍が大日本帝国海軍の零式艦上戦闘機、通称「ゼロ戦」に付けたコードネーム。ゼロファイターの頭文字から「Z」の付く名前を選んだと思われる。

 

なぜ米軍は零戦(れいせん)をジークと呼んだのか?

複数の説がありますが、実はジークには十字架という意味があり、零戦の形が十字架に見えたからだとも言われているのです。

 

余談ながら、私は、ジークはGEEK(ギーク。おたくという意味。ジークと読ませる場合がある)というシャレかも知れないと考えています。

 

 

 

 

 

太陽逆回りの真相?

ハンジが聖母マリアなら、エレン、リヴァイ、ミカサは三博士の役どころでしょう。

もしもこの三博士仮説が正しければ、『進撃の巨人』は聖書のストーリーを逆に再現しているという可能性もあり得ます。

物語は末世からさかのぼり、今ようやくキリストが誕生した、西暦1年にたどり着いたというわけです。

 

これが例の時計逆回り、太陽逆回りの謎の答えかも知れません。

だとすれば、シガンシナ区決戦における超大型巨人の暴れっぷりは、ソドムとゴモラの再現と見ることもできます。(※ソドムとゴモラについては別途考察)

 

また、聖書の物語を、時間を逆行して再現しているということは、二千年後は「西暦二千年」を指しており、現在の私達、つまり「読者」に向けた言葉であるかもしれません。

だとすると、この点も『ワンピース』のパクリっぽいですね。

 

 

もう一点、重要な点があります。

時間が逆行していないのに、まるで時間が逆行しているかのように見える場合があります。

それは西暦の紀元前です。

 

西暦はキリストの誕生を紀元=西暦1年とし、キリストの誕生以前を「紀元前」と呼びます。

紀元前は数字のマイナスと同じく、西暦1年よりも過去になるほど、数字が増えます。

通常の時間の数え方と逆になるわけです。

 

<過去>→ → → → → → → → → → → → → → → → → → → → → → → → →<現在> 

紀元前100年、99、98・・・・・・3、2、1、《キリスト誕生》、西暦1年、2、3・・・・・・2016年

 

ということは、もう一つの可能性として、『進撃の巨人』は紀元前から始まり、キリスト生誕とその後の歴史を描いた作品であり、今ようやくキリスト誕生の瞬間にたどり着いたということも考えられます。

 

 

つまり、こういうことです。

 

(1)紀元前は、時間が経つほど年数が減る

  • 時間が逆転しているように見える
  • 時計が逆回転(左回り)
  • 太陽が逆回り(西から昇る)

 

(2)キリスト誕生以後は、時間が経つほど年数が増える

  • 通常の時間経過に戻る
  • 時計が通常回転(右回り)
  • 太陽が通常回り(東から昇る)

 

 

だとすると、そろそろクライマックスが近い可能性も考えられます。

「二千年後の君へ」という言葉が、「キリストが生まれて二千年後の君へ」という意味だと仮定した場合、今回の85話で「キリストが生まれた=三博士と聖母マリアが地下室で一堂に会して、グリシャ&その子と秘密の開示が行われた」のですから、そろそろ「二千年後の君へ」というメッセージが登場しなければならないからです。

 

 

 

 

 

地下室の正体は馬小屋

エレン達が聖母マリアと三博士であり、グリシャの書物と写真がキリストの誕生を表しているなら、地下室の正体も分かります。

つまり、グリシャの地下室の正体は馬小屋なのです。

 

ということは、壁やシガンシナ区はベツレヘムなのかもしれません。

アラビア語では「ベツレヘム」で、「肉の家」という意味。

ヘブライ語では「ベース・レヘム(現代音ベイト・レヘム)」で、「パンの家」という意味。

 

であれば、今後の展開も、ある程度予想できることになります。

たとえば、今回の第85話「地下室」では、すでに帰還したエレンたちの姿が描かれています。

これはヘロデ王のエピソードを想起させます。

 

◎マタイによる福音書 2章12節

ところが、「ヘロデのところへ帰るな」と夢でお告げがあったので、別の道を通って自分たちの国へ帰って行った。

 

キリストの降誕

>東方の三博士は、救世主イエス・キリストの降誕を見て拝み、乳香没薬黄金を贈り物としてささげたとされる。ローマ支配下で親ローマ政策をとったユダヤのヘロデ大王は、新たなる王(救世主)の誕生を怖れ、生まれたばかりの幼子を見つけたら自分に知らせるようにと博士たちに頼むが、彼らは夢のお告げを聞いていたのでヘロデ王のもとを避けて帰ることができたといわれている。

 

要するに、ヘロデ王は自分の地位を脅かすかもしれない「新たなる王キリスト」を、生まれたらすぐに殺してしまおうと考えたわけです。

そこで三博士に「キリストが生まれたら教えてくれ」と頼んだが、三博士は神のお告げによってヘロデ王に会わずに帰ったので、キリストは殺されなかった、と。

 

すると、エレンやグリシャは「新たなる王」でしょうか?

それとも、ヘロデ王なのでしょうか?

あるいは、壁中で待つピクシスやザックレーたちがヘロデ王の役で、リヴァイ達は何らかの理由で秘密を隠す?

第75話「二つの戦局」におけるライナーの「2か月で硬質化を身につけてきたヤツを・・・再び壁内に戻すのはまずい」というセリフは、『エレンが成長する前に(全ての能力を身につける前に)殺さなくてはまずい』という意味であり、エレンが「まだ未熟なキリスト」で、ライナーたちがヘロデ王側だとも考えられる。

 

そして、キリストの生誕を祝う祭りがクリスマスであり、省略して「X’mas」とも表記します。

ここでも「X」が出てきており、このあたりの展開も『ワンピース』が元ネタではないかと思われます。

 

 

 

 

 

もう一人のキリスト

そして、ここでちゃぶ台返しをしておきます。

上記でジークがキリストである可能性を前提に考察していますが、もう一人、今回新しく生まれた者がいます。

アルミンです。

 

私は現在、「巨人化能力者は最初の変身で一度死んでいる」という仮説も考えており、この説で言えば、アルミンは一度死んで復活した存在ということになります。

 

すなわち、「キリストの復活」です。

 

◎『第84話「白夜」 エルヴィンのうわごと ※ネタバレ注意!

>つまりエルヴィンはキリストであり、彼の代わりにアルミンが巨人化してベルトルトを食べ、その火傷した体が再生されるのは、「キリストの復活」を表しているとも考えられる。

 

だとすると、巨人化能力者が複数いる以上、キリスト候補も複数存在するはず。

たとえば、エレン、アルミン、そしてジークも、すべてキリスト候補ではないかとも思われるのです。

 

もっとも、「壁=ソドムとゴモラ」仮説に合わせて考えれば、エレンはソドムに住むロト、ジークはロトを救おうとする叔父のアブラハムと見る方が自然だと思いますが。

 

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最終更新:2016年09月10日 22:51