第86話「あの日」考察(5) グリシャが巨人化できた理由(単なる思いつき) ※ネタバレ注意!!

※最新話のネタバレや考察自体がお好きでない方は絶対に閲覧しないようお願いいたします。

※以下の内容には『進撃の巨人』や『ワンピース』に関するネタバレ考察が含まれるため、お読みになった場合、今後作品を楽しむ喜びを損なう危険があります。閲覧は自己責任でお願いいたします。

※作品の性質上、現実の歴史、戦争、人種差別、国際情勢、等々に触れる箇所があります。人によってはショックを受ける内容もあるかも知れません。

※また、作中の描写だけでなく、作り手の意図や傾向、自分ならどうするかなど推測も交えて考察しておりますので、不快に感じられる方は絶対に閲覧なさらないで下さい

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

※以下の情報は、作品を純粋に楽しむ喜びを損なう危険性が非常に高いと思われます。繰り返し念を押させていただきますが、閲覧は自己責任でお願いいたします。

 

※ネタバレを読みたくない、先入観を持たずに『進撃の巨人』を読みたい、楽しみたいという方は、ここから先は読まずに、引き返してください。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

『別冊少年マガジン』2016年11月号の『進撃の巨人』第86話「あの日」で、エルディア復権派のグリシャが逮捕され、妻ダイナ・フリッツと共に145代フリッツ王の逃げ込んだ「楽園」パラディ島に送られたことが説明されました。

 

どうやら、グリシャたち復権派はマーレの手によって人食い巨人(無知性巨人)にされるようですが、その場合、グリシャがどうやって人間に戻ったのかが問題となります。

 

ここでは、グリシャが人間に戻る方法について、先ほど思いついた内容をメモしておきます。

 

 

 

無知性巨人が人間に戻るには、巨人化能力者を食べなければなりません。

(正確には、巨人化能力者の脊髄液を経口または注射で摂取する)

 

また、ハンジ・ゾエの推測や、ロッド・レイス卿の言葉から、「始祖の巨人」の力は、その巨人の力に特化した血筋でないと使えないと考えられています。

 

「始祖の巨人を使える血筋」でなければ、「始祖の巨人」の力を使うことができない。

ということは、「巨人の力を使えない血筋」が巨人化能力者を食べた場合、ハンジの言葉を借りれば、その人は単なる巨人の力を保管するだけの「器」にすぎないということです。

 

これを逆に言うと、わざと巨人の力を使えない人に巨人化能力者を食べさせれば、巨人保管容器として利用できる事になります。

私は、この巨人の力を保管する容器の役がレイス家だったのではないかとも疑っています。

 

 

87話の予想としては、たとえばグリシャやフェイが見たがった飛行船は、実はお金持ちではなく犯罪者を「楽園」に送る輸送機であり、妹のフェイが憧れた飛行船によって、兄のグリシャがパラディ島に送られる、という展開などは皮肉で面白いのではないかと思われます。

 

グリシャたち復権派が、すぐに巨人化されるのか、それとも何らかの展開を挟んで巨人化するのかは不明です。

巨人がうろついているのなら、マーレがパラディ島に港をつくるのは困難かも知れません。

港を作れないから、船ではなく飛行船で運ぶのではないかと想像します。

(その場合、飛行船ができる以前はどうしていたのか、また、なぜ飛行船で壁の上空まで行って偵察しないのか、偵察するだけでもフリッツ王が始祖の巨人の力を使うかも知れないと恐れているのか)

 

パラディ島上空に到達したら、グリシャたち復権派に巨人化注射をして、すぐに上空からパラディ島に落とす。

これなら、巨人に襲われることなく、犯罪者を「楽園」に追放できます。

 

『進撃の巨人』の重要なモチーフの一つは天使ですが、これなら空から落ちてきた人たち=堕天使という見立てもできます。

ちなみに、マーレの戦士の「戦士」は「天使」、ジーク戦士長の「戦士長」は、「天使長」というシャレだと、私は考えています。

 

ユミルが、猿巨人の所に行けばライナーたちが故郷に帰れると言っているのは、「ジークが乗ってきた飛行船がパラディ島の海岸近くに停泊しているはずだから、その飛行船に乗ればマーレ本土に帰れる」、という意味でしょう。

 

 

ただ、上空から落とす場合は、落下時間が短すぎ、グリシャたちが助かる可能性が低くなってしまうのが難点です。

たとえば、たまたま木の上に落ちて助かるとか、先に落ちて巨人化した仲間の体の上に落ちるとか、巨人化した直後はまだ意識が残っていたので食われずに済んだとか、、なんらかの展開が必要になります。

もちろん、飛行船が地上に降りる事も考えられます。

内通者フクロウかその協力者がグリシャたちを助けるかも知れませんし、グリシャたちが自力で逃げることも考えられます。

 

 

グリシャが巨人化能力を手に入れた方法についても考えます。

たとえば、妻のダイナはジークの弟を妊娠しており、「グリシャは自分の子供を食べた」というのはどうでしょうか。

ゴヤの『我が子を食らうサトゥルヌス』のように。

 

レイス家の例からみて、巨人の力継承の条件の一つは「血縁者を食べる」ことだと考えられます。

グリシャの周囲で巨人の力と関係ありそうなのはダイナだけ。

グリシャとダイナは他人ですが、その子供はグリシャと血がつながっています。

すでに漫画で描かれている材料で考えると、今のところ、これぐらいしかグリシャが巨人化できる要素は思いつきません。

 

あるいは逆に、医者であるグリシャがダイナの腹から子供を取り出し、子供の方を巨人化させて自分を食べさせ、その精神を乗っ取ったか。

(たとえば、内通者フクロウの手引きで森の中にエルディア人の隠れ集落が存在し、グリシャたちはしばらくそこで生活し、子供を産む。同じくフクロウの提供した巨人化注射で、グリシャは森の中で我が子を巨人化させ、自分を食べさせる。それがレイス家の光る洞窟でエレンが見せられた「グリシャ食い」の映像。いわば初代グリシャの記憶映像だったというオチ)

 

「子が親を食べる」のは、エレンがグリシャを食べる「父親食い」や、フリーダ・レイスがウーリ・レイスを食べる「叔父食い」と同じです。

また、食べられた親の精神が、食べた子の精神を乗っ取るという構図は、ウーリやフリーダなどレイス家の継承者が、先代継承者の脳内に保管されていた「初代王の思想」に乗っ取られるのと同じです。

すでに存在する設定を使う方が自然でしょう。

 

 

 

あとは、内通者であるフクロウのような第三者の介入がなければ、ちょっと難しいのではないかと思います。

 

 

 

 

 

 

 

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最終更新:2016年10月30日 20:37