考察は書くのにかなりの精神力が必要なので、今はメモだけ。
2016年12月発売の『別冊少年マガジン』2017年1月号に掲載された第88話「進撃の巨人」で、また新たな情報が追加されました。
私の仮説に合致する部分もあり、その点ではおもしろい内容でした。
同時に、以前から私が元ネタだと書いてきた『ワンピース』でも作者によるネタバレが始まっており、『進撃の巨人』の根幹となるアイディアと、『ワンピース』の奇妙な共通点も明らかになりつつあります。
たとえば、『ワンピース』の「魂(分けて他者に入れる)」、「特定の人物だけが持つ覇気」、「九つ」「干支(十二支)=キャラ配置などの設定」「Dの一族(悪魔の実)=どこかに必ず生まれる」「宝樹アダムと陽樹イヴ」などの設定は、『進撃の巨人』でも使用されていると考えられます。
「13」の謎は、各予定でしたが先に漫画で描かれてしまいました。
ここ数ヶ月、ネタバレの速度と量が急に増えたので、考察を書くのが間に合わないかもしれませんね。
私は、『進撃の巨人』が急にネタバレを加速させたのには、2つの理由があると考察しています。
(1)TBSなどのテレビ局と連携した政治的プロパガンダのスケジュールに、連載が縛られたため
以前指摘したように、原爆の投下された8月6日前後にTBSなどが複数実行した「黒焦げの少年」工作の一環として、アルミンが原爆を模したベルトルトの熱風により黒焦げになるという展開を、別冊少年マガジン2016年9月号(8月9日発売)に掲載しなければならなかったため、展開を先に進めることができなかった。(これは私が当時感じた進行が停滞しているという感想とも一致する)
(2)前述のように『ワンピース』のネタバレが始まってしまったため
『進撃の巨人』の特徴である「最初に大きな設定と物語を完成させ、それに沿った展開と伏線を暗示的に織り込む」という手法は、『ワンピース』作者の尾田栄一郎氏が確立したものです。
『ワンピース』はまさに作り込まれた物語が先にあって、1話からずっと重要な伏線が張られ続けていることが知られています。そのため、10年くらい経過してから伏線が回収されることも珍しくなく、その点も『進撃の巨人』が真似をしていると見られます。
「尾田氏は、すべての漫画雑誌が欲しがった天才。尾田さんは結局、尊敬する鳥山明氏のいるジャンプを選んだ」とテレビ番組で芸人さんが発言していましたが、だとすれば尾田氏は他誌にも作品を持ち込んでいたわけで、その過程で『ワンピース』のアイディアが各出版社に広まった可能性があります。そうでなくても、編集者や漫画家の横のつながりや他の出版社への移籍で、ジャンプ内の情報が他者に漏れることも、普通にあります。(あまり具体例は挙げないが、元アシスタントから漏れることも多い)
特に現在の四皇ビッグ・マムの「万国(トットランド)」編との共通点が多く見られるため、別冊マガジン編集部の入手していた情報が「万国(トットランド)」編中心だったか、『ワンピース』の予定と同じ順番にしてしまったために両作品の展開が近くなってしまったのかも知れません。
『進撃の巨人』としては、『ワンピース』よりも先にネタバレしたかったので、展開を急いでいるようにも、私には見えます。
上記のような印象もあり、個人的には今の『進撃の巨人』はパワーダウンしている印象が拭えません。
情報量が多いため、読者離れを防ぐためにネット工作も盛んですが、気をつけないと逆効果になります。
ジャンプの漫画もそうですが、残酷描写が増えるのは連載終了間際に起こりやすい現象でもあります。
また、現実や過去の歴史を使うのも、漫画としては楽な方法です。
私は『進撃の巨人』と諫山創氏のためにも、政治利用から漫画を解放してあげてほしいと願っています。