無垢の巨人は「妖精」 ※ネタバレ注意!!

※ネタバレや考察自体がお好きでない方は絶対に閲覧しないようお願いいたします。

※以下の内容を読んだ場合、今後作品を楽しむ喜びを損なう危険があります。閲覧は自己責任でお願いいたします。

※作中の描写だけでなく、作り手の意図や傾向、自分ならどうするかなど推測も交えて考察しております。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

※以下の情報は、作品を純粋に楽しむ喜びを損なう危険性が非常に高いと思われます。繰り返し念を押させていただきますが、閲覧は自己責任でお願いいたします。

 

※ネタバレを読みたくない、先入観を持たずに『進撃の巨人』を読みたい、楽しみたいという方は、ここから先は読まずに、引き返してください。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


3期の放送が開始されたので、考察の一部を公開します。

 

 

 

無垢の巨人とは、「脳を初期化された巨人」と考えられます。

 

 

 

脳(内の自我や記憶)が無い、すなわち「能無(のうむ)」です。

 

 

 

『僕のヒーローアカデミア』の改造人間「能無(のうむ)」と由来は同じでしょう。

(場合によっては『僕のヒーローアカデミア』の考察も書きます)

 

 

 

のうむ=ノーム、つまり精霊・妖精(elementals)です。

 

 

 

ノームは大地を司る妖精(elementals)で、その名は「地下に住むもの」という意味だとも、ギリシア語の「知恵」が語源だとも言われます。

 

 

 

ノームは地中を動き回り、地下の鉱石や宝石などの宝を悪い人間の手に渡らぬよう守っているとされます。

 

 

 

地下の鉱石や宝石などの宝とは、つまり「資源」です。

 

 

 

無垢の巨人がいるために、マーレをはじめとする人類はパラディ島の資源を手に入れる事が出来ませんでした。

 

 

 

要するに、無垢の巨人はパラディ島の地下資源を人類から守っていたわけです。

 

 

 

ところが、壁内勢力は無垢の巨人を全滅させました。

 

 

 

そのため、人類がパラディ島の地下資源を取りに行けるようになってしまったのです。

 

 

 

しかし、考えてみて下さい。

 

 

 

パラディ島にエルディア人を送り込み、無垢の巨人を増やしていたのはマーレ自身です。

 

 

 

マーレが自分で「パラディ島の資源をマーレが取りに行けないように無垢の巨人を供給し続けていた」わけです。

 

 

 

これは、パラディ島の祖先とマーレの祖先が協力して、パラディ島の資源を人類から守るためのシステムを運営し続けてきたという可能性を示しています。

 

 

 

しかし、最初から決められていた役割に従い、マーレは世界を巻き込んで壁内攻撃、戦争開始を決定します。

 

 

 

という事は、マーレは壁を襲撃して壁内の危機意識をわざと高め、壁内人類が自分の手で、自分たちと資源を守ってくれていた抑止力・防壁である無垢の巨人を滅ぼすように仕向けた、とも見る事が出来ます。

 

 

 

難攻不落の大阪城は、敵である徳川勢に騙され、外堀を埋められて陥落しました。

 

 

 

パラディ島は、自分で自分を守る外堀を埋めてしまったわけです。

 

 

 

すべては、シナリオ通り。

 

 

 

私は、マーレとパラディ島が守ってきた資源は、壁内人類=”巨人”の肉体から生まれたものだと考えています。

 

 

 

言い換えれば、パラディ島の資源は「人類や”巨人”の死体」が原料だという事です。

最終更新:2018年07月30日 00:19