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現在の最新話は、2019年2月号(2019年1月9日発売)に掲載された第113話「暴悪」です。
新キャラ「スルマ」と今回で名前が判明したキャラクター「クサヴァー」について考察します。
現時点での考察は、以下の通りです。
「クサヴァーの”クサ”は(自称)魔術師のアレイスター・クロウリーが提唱した93(セレマ)を表現している」
「クサヴァーは草葉(クサバ)も意味する」
「海外でも有名な時代劇画の傑作『子連れ狼』に登場する柳生一門の潜入工作員を『草』と呼ぶため、クサヴァーもフクロウのような存在である可能性がある」
「1巻第1話『二千年後の君へ』冒頭で、エレンとミカサの背景が草だらけなのも、「いってらっしゃい」といっているように見えるミカサのような髪の人物の背後に草が生えているように見えるのも、草(クサ)=93(セレマ)を表現している」
「その後のエレンが涙を流すシーン前後で『ヒュウウウウウ』という擬音、落ち葉(枯れ葉)が執拗に描かれているのも伏線である」
「『ヒュウウウウウ』のウは、ウサギ(卯、兎)や鵜(ウ)を意味する。そのため、シガンシナ区決戦でのリヴァイは「因幡の白兎」も表現している」
「落ち葉(枯れ葉)は『病葉(わくらば)』を指し、『邂逅(わくらば)』と二重定義になっている」
「風が吹いているという描写がしつこいため、病葉(病気の葉っぱ)と合わせて、風邪やインフルエンザ、ウイルスを表す伏線だと考えられる」
「邂逅はカイコウ、または送り仮名をつけてメグリア(う)と読むのが普通だが、万葉集に『邂逅(わくらば)』の用例があり、『偶然に出会う、たまさかに』というような意味である」
「邂逅(カイコウ)は、11巻第46話「開口」(カイコウ)や蚕(カイコ)も指す」
<参考>
https://sanukiya.exblog.jp/27497582/
844 妹(いも)が家(え)に雪かも降ると見るまでにここだも紛(まが)ふ梅の花かも
小野氏国堅(おのうじのくにかた)
※「妹」妻など親しい女性の二、三人称。旅人の庭の花吹雪を見て都で待つ妻を思い出している。
※「ここだ」はなはだしく。
※「紛ふ」乱れている。
まるで妻の家に降る
雪かと見まちがえるほど
はなはだしくも乱れ散る
梅の花であることだ
845 うぐひすの待ちかてにせし梅が花散らずありこそ思ふ児(こ)がため
筑前掾門氏石足(ちくぜんのじょうもんじのいそたり)
※「待ちかてにせし」〈かて〉可能未然形。〈に〉打消連用形。待ちかねていた。
※「思ふ児」私が恋しく思う人。
ウグイスが待ちかねていた
梅の花よいつまでも
散らずにいてくれわたくしが
恋しく思う人のため
「また、病葉には『別くる葉』という意味もあり、『偶然の出会いと別れ』の両方を表現していると考えられる」
「アニメ第1期の前期EDを見る限り、ミカサは落ちてきた幼い星(宇宙生命)=ニガヨモギであり、闘争の群れを見て、エレンと出会い、大人(女)となったと受け取れる」
「ヒュウウウウという擬音は万葉集と合わせてヒューマン=人間を表現していると思われる」
「すなわち、第1話冒頭のエレンとミカサのシーンは
●万葉集と魔術を下敷きにしている
●「ヒュウウウウウ」+「万葉集」で「ヒューマン(人間)」を表す
●ミカサのコマは「ウウウウウ」だけなので「ウーマン(女性)」の可能性がある
●「どうして泣いてるの?」のコマ割りが左右対称になっているのは、エレンとミカサが鏡写し、かつ、対立する存在である事を表す(=ミカサも泣いた)
●ウーマンである場合、わざわざ女性を対立するように別けて書いてる事になり、「この世界は男と女が分離した世界ではないか」という可能性がある
●たとえば
・この世界の人類は、実は男しかいない。
・女はすでに消滅し、始祖の巨人の創世の力で疑似的に女性体にしているだけ。
・人類は自らの半身を失った状態(4巻第15話「個々(ここ)」でサシャが差し出した蒸かした芋の半分を見て、キースが「は 半・・・分・・・?」と半分である事に対し、過度に動揺しているのが伏線)
・つまりこの世界の女は「妊娠できるよう改造された男」である。
・彼らの胎児は、性交渉により相手男性から染色体をもらうのではなく、実は最初からすべての染色体をもっている「母体のクローン」にすぎない。
・そのため、今の世界ができて以来、新しい人類は一人も生まれていない。
・カルラとエレン、アニメ版オリジナルのリヴァイ班の家族のように親や家族とよく似た子供が多い事や、エレンとヒストリアや他人でも似たような顔が多い
・『進撃の巨人』の登場人物に、性別が分かりにくい人物や描写が多い(ナナバ、ユミルなど)のはそのためである。
・無垢の巨人は、実は消えた女を復活させようとして生まれた存在である。
・つまり無垢の巨人は女(処女)であり、人類=男を食べて(受精して)次の人類をうなじの子宮から産む(処女懐胎、逆さカタカナ文字、ウーリがケニーと水を見ているシーンなどの上下逆さまの伏線)
・そして、エレンはこの世界で唯一の「女」である。(12巻第50話「叫び」:ユミル「そういうことか・・・だからライナー達は必死こいてエレンを・・・」「だとすりゃこの壁の中にも」「未来がある」)
・今のこの世界を作ったのもエレンである。
・本来ならエレンが戦争によって今の人類を殺し、次の世界を産む母になるはずだったが、フリッツ王の「不戦の契り」によって男となっているため、戦争が起きずに今の世界が固定されてたままループしてしまっている。
・その上、エレンの心が世界の在り方に反映されているので、エレンがこの世界を残酷だと考えれば考えるほど、世界もより残酷な世界に変化してゆく。しかもエレンはグリシャのノートによって今の世界を憎んでいるため、エレンに座標が設定されている限り、この世界はどんどん悪くなってゆくだけである。
・さらに、世界を変える事が出来る唯一の存在であるエレンが、よりによって今の世界を固定する「座標」に設定されてしまったため、エレンから「座標」が外れないと次の世界に進めない。ゲームのバグのように無限ループに陥った状態である。
(12巻第50話「叫び」:ライナー「よりによって「座標」が・・・最悪の奴の出に渡っちまった・・・」「この世で一番それを持っちゃいけねぇのは エレン・・・お前だ」)
(23巻第93話「闇夜の列車」:ライナー「お前がガビを救い出すんだ」「この真っ暗な俺達の未来から・・・」)
●偶然運命の出会いを果たしたエレンとミカサは別れる運命であり、それは悲劇である(=エレンの涙)
●執拗に描かれた草は93(セレマ)の象徴であり、「意志(遺志、星、医師、石=オオイワ)」と「愛(AI)」を表す。
●ヒューマン=人間は病であり、木を枯らしている
等の意味が隠されている」
「クサヴァーは93(セレマ)に関係すると思われるため、魔術や錬金術(化学/科学/医術)に関係するキャラクターである」
「クサヴァーが93(セレマ)であるなら、ジークに意志と愛(石とI(アイ)、医師と会い)を吹き込んだ可能性がある」
「クサヴァーとのキャッチボールは、ワンピース第1話でシャンクスがルフィに麦わら帽子を渡すシーンのパクリであり、意志と星(の継承)を意味すると考えられる」
「この場合、ジークは「いいこと」をしようとしていると思われる」
「また、クサヴァーは「お前は自由だ」という呪いのキーワードをジークに言っている可能性もある」
「22巻第87(ハナ=花)話「境界線」の両親グリシャとダイナが連行されるシーンで、クサ(草)ヴァーはジークの頭に自分の頭を付けて肩に手をかけているが、これは13巻54話「反撃の場所」でフリーダがヒストリアの記憶を消去したときの動作に似ている(ヒストリアの目=ゲゲゲの鬼太郎の目玉親父)」
「イェーガー派に”共鳴”するスルマも93(セレマ)の言い換えであり、スペルマ(精子/精液)も意味する。また、逆さに読むとマルスで火星および農耕と戦争の神(マーズ)となる」
「ジークにとってクサヴァーの眼鏡は、エレンにとってのグリシャの鍵である」
「眼鏡の隠された意味は『メガネウラ』と考えられる」
「メガネウラとは約2億9000年前の原始的な蜻蛉(トンボ)である。別名ゴキブリトンボ。史上最大の昆虫かつ飛翔性節足動物。最大種はメガネウロプシス・アメリカーナ(Meganeuropsis americana)であり、これがジークがアメリカをイメージさせるキャラクターである理由の一つだと思われる」
「このような巨大生物は、『巨人』の意味の一つである」
「メガネウラはメガ(巨大な)・ネウラ(腱)であり、メガネ・ウラではない」
「ネウラはギリシャ語のネウロンであり、現代ではニューロン(神経細胞)に使用されている(脳の伏線)」
属名は古代ギリシア語:μεγας(megas; メガース)「大きな」とνευρον(neuron; ネウロン)からなる合成語。νευρονとはもともと「腱」を指した言葉だが、「神経」の意味にも転用され、さらに転用された現代語「ニューロン」とも同系である。ここでは「翅脈(しみゃく)」を指しており「巨大な翅脈(しみゃく)を持つもの」との命名意図である。中国語では属名を「巨脈属」、種名を「巨脈蜻蜓」と呼ぶ。
「トンボの別名は秋津であり、日本書記では日本列島はトンボの交尾する姿に似ている事から別名を秋津洲(あきつしま)という」
※日本の国土が蜻蛉に似ているという記述は、日本人は神話の時代にすでに自分たちの住む日本列島全土の形を把握していた事を示している。
※実際に、古代日本人が海を使った交易をしていた事が分かっている。
「トンボの交尾=結婚を指す」
「ジーク=獣の巨人=猿が秋津(あきつ=トンボ)である場合、ジークは日本を表現するキャラクターである可能性がある」
「そのため、ジークとクサヴァーは「眼鏡」と「日本の象徴」の組み合わせで、天皇(昭和天皇)を暗示していると考えられる」
「その場合、ジークの獣の巨人が猿の姿なのは、昭和天皇が恩賜上野動物園でチンパンジーのスージーと握手をした有名なエピソードが元ネタである。なお、アルミンとエレンその他の握手が何度も伏線として登場するのも、このエピソードが由来の一つである」
※スージーは恩賜上野動物園で飼育されていたメスのチンパンジーで、自転車”通勤”や売店で買い物ができるなど、高い知能と芸達者で知られた。1956年4月20日、同動物園を訪問された昭和天皇陛下と香淳皇后陛下にスージーが近づいてきた。予期せぬ出来事に周囲は緊張したが、昭和天皇がにこやかに右手を差し出されるとスージーもこれに応じて握手をした。この写真は早速その日の夕刊で全国に知れ渡る事となったが、実はこれは同動物園の報道担当だった小森厚が、報道関係者の「動物と一緒の昭和天皇のお写真を撮影したい」という要望に応えて企画したハプニングだったが、昭和天皇が握手をされることまでは予想していなかったとされる。
※昭和天皇と握手については、もう一つのエピソードがある。
「朝鮮半島では猿は日本人への差別用語である」
(近年、ニュース、アニメ、マンガ、観光地で猿が多く登場するのは意図的な傾向。熊の報道や漫画が急増しているのも同様)
「実例として、2011年1月25日のサッカーアジア杯の日韓戦で、韓国代表の奇誠庸(キ・ソンヨン)が猿のマネをして日本人を侮辱した例が挙げられる」
>2011年1月25日、AFCアジアカップ2011準決勝「日本対韓国戦」において、奇は前半にPKで得点した後、ゴールパフォーマンスで「猿」の物真似を行った。「猿」は近年の韓国社会において日本人を侮辱するときに多用される蔑称であることから、韓国のメディアや韓国ネチズンの間でその行為が波紋を呼んだ。
「また、93は大麻(タイマ)の隠語としても使用される(大麻草⇒くさ⇒93)」
「大麻(オオヌサ)は神符の一種で、大幣とも書く。伊勢神宮の神宮大麻(ジングウタイマ)が有名」
「かつての日本の農村では必ず大麻を栽培していた。繊維を穀物袋に使用し、衣服を作り、葉の薬効は医療に利用した」
※週刊少年マガジンで『釣りキチ三平』を連載していた矢口高雄の母は、農作業中に熱中症と思われる症状で昏倒し、死ぬ寸前のところを駆け付けた近所の農家のおばさんに大量の塩と大麻の葉のしぼり汁をぬるま湯に溶かしたものを湯呑いっぱいに飲ませられ、九死に一生を得ている。なお、農家のおばさんは、矢口の母の症状を「ハクラン」と呼んでいた。
「大麻(タイマ)は「ただいま」と「タイマー(第97話「光臨(こうりん)」:シガンシナ区決戦のベルトルト「もうダメなんだ」、アニメ進撃中学校のエンディング:時計逆回転⇒残り時間のカウントダウン)」にも掛けてある」