キスと唾液(ヨダレ) ミカサとハンジは女王

※ネタバレや考察自体がお好きでない方は絶対に閲覧しないようお願いいたします。

※以下の内容を読んだ場合、今後作品を楽しむ喜びを損なう危険があります。閲覧は自己責任でお願いいたします。

※作中の描写だけでなく、作り手の意図や傾向、自分ならどうするかなど推測も交えて考察しております。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

※以下の情報は、作品を純粋に楽しむ喜びを損なう危険性が非常に高いと思われます。繰り返し念を押させていただきますが、閲覧は自己責任でお願いいたします。

 

※ネタバレを読みたくない、先入観を持たずに『ワンピース』や『進撃の巨人』を読みたい、楽しみたいという方は、ここから先は読まずに、引き返してください。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

黒服の伏線

レイス家を襲撃した犯人は黒い服を着ています。

黒い服はグリシャとエレン、そしてハンジ、そして最新の第115話「支え」(笹、塞(サエ)、サザエ、ブドウの支え=ニレの木)でも、イェレナたちマーレ反乱兵たちは共通の黒い服を着ています。

 

 

 

要するに、黒い服はイェレナたちにとってシンボル的な存在であり、同時に、黒い服を着ている人間が複数いるため、読者にはレイス家襲撃犯の正体が分かりにくくなっているのです。

私は、22巻第90(クレ、黒)話「壁の向こう側へ」で、エレンがヒストリアの手の甲にキスをしたときに見た記憶映像には、3つの可能性を考えています。

 

①ヒストリアの記憶映像(ロッド・レイス卿やその中の誰かから感染した記憶。ヒストリアとの接触で口の粘膜を通じて発現)

②エレンの記憶映像(ヒストリアと口の粘膜を通じて接触したために、エレンが刺激されて発現)

③ハンジの記憶映像

 

 

 

 

 

女王の唾液感染

私は③ハンジの記憶映像の可能性が一番高いと考えます。

エレンの前にヒストリアの手の甲にキスをしたのはハンジとリヴァイだけです。

汚い話で恐縮ですが、エレンがヒストリアの手の甲にキスをしたとき、手の甲にはハンジとリヴァイの唾液が付着していたと考えられます。

 

 

 

ということは、エレンはハンジ・リヴァイと間接キスをしたことになり、彼らの唾液に粘膜接触したと考えられます。

つまり、エレンが見たのはハンジかリヴァイの中の記憶である可能性があるのです。

 

 

 

 

 

ハンジを守ろうとするエレンの体

その場合、私はあえて「エレンが見た記憶映像は、リヴァイではなくハンジの記憶である」と考えます

 

なぜなら、ハンジは地下牢でエレンの巨人痕を発現させているからです。

 

 

 

私はこのシーンの意味を、

 

「エレンに胸ぐらをつかまれたハンジがその激しい剣幕に身の危険を感じたため、女王のナイトであるエレンの肉体が ”女王を危機から守るために巨人化の準備をはじめた”」

 

「つまり、エレンはハンジを脅しているが、エレンの肉体はハンジを守ろうとしているので、エレンの目の周りに巨人痕が出現した」

 

「ハンジを守るために、エレンの攻撃をエレン自身の体が止めようとしているという二律背反シーンであり、心と体は違うんだという描写」

 

だと考えています。

 

 

 

 

 

女王の唾液と昆虫の研究者

ということは、ハンジはミカサと同じく女王である可能性があります。

私は、唾液の力は女王特有のものであり、その力こそがアッカーマンとミカサが王政に狙われていた真の理由だと考察しています。

 

 

今のところ、マンガの描写や、アニメのOP、EDでのハンジの映像から、ハンジたちは前のループでエレンたちと同じ役を演じていたのではないかと考えており、ハンジの元ネタの一つは『ファーブル昆虫記』のジャン・アンリ・ファーブルだと分析しています。

 

 

 

 

 

黒の伏線

また、ギリシア語で「時」を表すクロノスやクロマツにも通じ、時計や時間の伏線、ギリシャ神話の伏線、アッカーマン(アカマツ)と対をなす存在としても重要です。

※クロマツとアカマツは夫婦松(メオトマツ)と呼ばれ、不老不死の象徴として日本や朝鮮半島では信仰の対象となっている。

 

クロノス

クロノス古希:Κρόνος,Kronos)は、ギリシア神話の大地および農耕のである。山よりも巨大な巨神族ティーターンの長であり、ウーラノスの次に全宇宙を統べた二番目の神々の王でもある。万物を切り裂くアダマスの鎌を武器とする。ゼウスの父親としてもよく知られており、ティーターン神族を率いてオリュンポスの神々と全宇宙を揺るがす大戦争を行った。

クロノス (時間の神)

クロノス古希:Χρόνος,ラテン文字転写:Khronos,ラテン語形:Chronus)は、「時」を神格化したもの。シュロスのペレキューデースによって創作されたで、彼のHeptamychiaに登場する。ヘーシオドスの『神統記』を初め、アポロドーロスヒュギーヌスらによる通常のギリシア神話には見られない。カオスから生じた原初神であるという説[1]がある。

ティーターネース(巨神族)の農耕の神・Κρόνοςとは、カナ書きすると同じ「クロノス」となり、英語での発音も同じ、ギリシア語での発音もほぼ同じ[2]なため、しばしば混同されるが、両者は本来、全く別の神である。

この時間神クロノスと、やはりギリシア神話の神カイロスという2つの言葉は、元々は「時」を表す一般名詞である。καιρός(カイロス)は「時刻」、χρόνος(クロノス)は「時間」を、それぞれ意味する。

chronometer(クロノメーター)、chronology(年代学)、chronicle(年代記)、synchronize(同調させる)、anachronism(時代錯誤)、chronic disease(持病)などは、こちらのクロノスに由来する。

クロマツ

クロマツ(黒松、学名Pinus thunbergii)は、日本韓国の海岸に自生するマツ属の1種である。別名はオマツ(雄松)。

 

このことから、黒い服の伏線が非常に重要である事が分かります。

最終更新:2019年03月15日 01:44