final season 第72話「森の子ら」の「現在公開可能な情報」で、マーレの赤ワインが紹介されました。
「また、マーレ南部名産の赤ワインは、食事の隠し味や、お供としても欠かせない逸品。」
これは「食事の隠し味=食事とは壁内人類の事だ」というシャレでしょう。
食材(贖罪)である人類に赤ワインを飲ませて隠し味にしている、という意味です。
元ネタはフランス料理でしょう。
ジビエのオルトラン(ズアオホオジロ)を使った”伝統的な料理”はヨーロッパの食通をうならせる逸品だそうです。
この料理は、講談社の週刊モーニングで連載されていた漫画『大使閣下の料理人』でも登場します。
特筆すべきは、食材であるズアオホオジロの捕まえ方と料理方法です。
ズアオホオジロはカスミ網や鳥もちで捕えます。(地鳴らし=餅つきの伏線)
1羽捕まえておくとその鳴き声で仲間が寄ってきます。(アニ/女型の巨人の声で他の無垢の巨人を呼び寄せる能力)
一羽を囮にすれば大量のズアオホオジロを捕獲できるわけです。
捕まえたズアオホオジロは、食べる前に光を遮断した檻に入れます。
これは太陽光の変化にしたがって規則正しい食事をさせないためです。
そして運動不足にして大量のエサを与えて太らせます。
(人間が外出せずに昼夜の区別がなくなって、四六時中お菓子やジャンクフードを食べて不摂生をしていたら太ってしまうのと同じ)
十分に太ったらアルマニャックというブドウが原料のブランデーにズアオホオジロの全身を突っ込んで溺死させます。(酒・発酵・糀、米や麦や果物の伏線)
当然ズアオホオジロは苦しくて暴れます。
すると心臓の鼓動が早く激しくなり、飲み込んだアルマニャックが血によって全身の隅々まで運ばれ、染み込み、ズアオホオジロの味をとてもよくするのだそうです。
その後全身の羽を毟って丸焼きにします。(超大型巨人ベルトルトとの戦いで丸焼けになったアルミン)