1巻巻末に「製作環境」というイラストが掲載されています。
実はこのイラストには物語の重要な伏線が描かれていると、私は考えています。
2巻以降も掲載される「ウソ予告」シリーズ、「スクールカースト」シリーズも、実は作者のネタバレであり、物語の秘密を暴露しているのです。
たとえば、アシスタントの一人は背中に「7」という数字を付けており、野球のバッターを描いています。
今でこそ野球やキャッチボールは、ジークやエレン、クサヴァーに関する重要なアイテムである事が分っていますが、実は1巻の段階で『進撃の巨人』が野球と深い関係にあることがこっそり明示されているのです。
なぜここで野球を伏線として登場させなければならないのか?
『進撃の巨人』が過去の様々な作品、特に手塚治虫や講談社・マガジン関係の雑誌(週刊・月刊・別冊マガジン、ぼくらマガジン、など)に掲載された漫画を元ネタにしてつなぎ合わせ、一つの物語にした作品だからです。
ただし、もちろん講談社らしく他社の作品も元ネタにしています。
その最大の元ネタのひとつが、以前から指摘している『ワンピース』です。
この点は、以前にも「ジークがパラディ島側に寝返る展開は、手塚治虫が週刊マガジンに連載していた漫画『W3(ワンダースリー)』のアイディアを盗まれたと思い、講談社にスパイがいると疑心暗鬼となり、『W3』をライバルの週刊少年サンデーに移籍した事件が元ネタだ」と指摘した通りです。
そもそも後半の常用人物である「マガト」という名前も、カタカナの「ト」を漢字の「人(ヒト)」に見立てて「マガ人(ジン)」、すなわち少年マガジン、ぼくらマガジンというダジャレになっています。
話を戻して、野球で7に関係するものを考えてみましょう。
まず思いつくのは「背番号」です。
高校野球で背番号7番は左翼手、すなわち「レフト」です。
『新劇の巨人』はチャイナ朝鮮のプロパガンダの要素が強い漫画です。
チャイナ朝鮮は、日本や家族、隣人を守ろうとする人間を「右翼(ウヨク)」と呼んで誹謗中傷しています。
実際に、チャイナは公式の記者会見で日本の海上保安庁を右翼と呼んで攻撃したことがあります。
海上保安庁とは「海の警察」です。
海上保安庁は海国日本にとって極めて大切な人達ですし、海上で遭難した人の救助や、麻薬や密輸の取り締まりをしている公務員です。
その人達を右翼と呼ぶということは、チャイナは自分で「自分は犯罪者だ」と言っているようなものです。
ですから、当時、その場にいた各国の記者もこの発言にビックリしたそうです。
また、たとえば「ネトウヨ」(ネット右翼の略)、あるいは本気のウヨクという意味の「ガチウヨ」などの差別用語を目にした事はないでしょうか?
これらは朝日新聞などがネットに大量に書き込んでいた工作用語であることが、2009年に判明しています。
当時の掲示板「2ちゃんねる」に差別的な内容を繰り返し書き込む悪質な人間がいたため、そのアカウントをアクセス禁止にしたところ、なんとその悪質な差別書き込みは朝日新聞社内から就業時間に書き込まれていたものであり、朝日新聞全体が一斉に2ちゃんねるにアクセス出来なくなったのです。
すると不思議なことに、ネット上から喧嘩、悪口、争い、差別表現、天皇・皇室侮辱、日本侮辱、そして「ネトウヨ」「ガチウヨ」などの差別用語が一斉に消えました。
ネット状のいわゆる”便所の落書き”と呼ばれた汚い書き込みが消え、ネット上がいきなり静かになったので、「朝日新聞一社をアク禁にするだけでネットはこんなに平和になるのか」「今後は定期的に朝日新聞をアク禁にしてほしい」などとネットユーザーもコメント。
この時には差別表現を書き込んでいた朝日社員が逮捕され、地上波のテレビでもこのニュースが報道されました。
私もテレビで見て、この事件を知りました。
今でも覚えていますが、テレビ番組でこのニュースの解説を聞いた女性タレントが「これは朝日新聞だけの問題なんですか?他の会社も実は朝日と同じ事をやっていて、朝日がやられたのでヤバイ!と思って書き込みを辞めたから静かになったのでは?」と質問し、解説者が「そういう事もあるかもしれません」と答えていました。
ただし、朝日新聞自身は情報工作をしていたとは認めず、あくまで個人の犯行としています。
さて、「野球+7」=「左翼手(レフト)」と分りました。
では、『新劇の巨人』の作中で7に関係するものが何かあるでしょうか?
あります。
実はエレンの絵に7という数字が隠れているのです。
すると、ここから分ることがあります。
エレンはなぜミカサ達から遠くに行くのか?
7でありレフトだからです。
すなわち「離れるという意味のleave」の過去形のleftだからです。
1巻でエレンの後ろになぜ枯葉が待っているのか?
レフト→リーブズ
「葉っぱという意味のリーフの複数形」だからです。