元ネタ:『石の花』

坂口尚の『石の花』は第二次世界大戦のユーゴ・スラビアを舞台にした異色の作品。

坂口尚はアニメーターから漫画家になって成功した、おそらく最初に人物。

 

 

その作品は高い画力と深い内容で、手塚治虫でさえ彼を特別扱いしていたという。

「安達が原」も元ネタ。

 

 

タイトルにもなっている石の花とは、鍾乳石のこと。

ある人はただの石と見て、ある人は花と見る。

見る人によって現実は変わる。

『進撃の巨人』で「○○が見た世界」や見る事が重要な伏線として扱われているのは「主観が反映されて変化する世界」だから。

 

 

また、この作品には天使と悪魔が登場する。

天使は冒頭に登場するフンべルバルディンク先生。

悪魔はモルトヴィッチと名乗る人物で、最初は中年だったが黒服の老人に変装し、最後にはどちらが本当の姿か分からなくなる。

 

冒頭でまずフンべルバルディンク先生が登場し、主人公たちに語り掛け、戦争がはじまると姿を消し、最後まで登場しなくなる。

途中からモルトヴィッチが登場し、最後に老人の姿で赤ん坊を愛でた後、暗闇に消えてゆく。

 

 

 

最終更新:2021年03月20日 14:52